西邑のレビュー一覧

  • 灼熱の小早川さん
    数々の国宝級18禁ゲームを世に送り出してきた伝説的シナリオライター・田中ロミオ氏が手がける学園ドラマ。コメディに比重が置かれていた『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』とはテイストが異なり、本作は一年間を通じて男女の関係変化を実直に描いた恋愛小説となっている。主人公・飯嶋直幸は規律を重んじるクラス代...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    懐かしや学校生活。

    いやー、こんな学校生活は絶対に送りたくない。送りたくないけど、ちょっとかっこいいかも。

    よくあるラノベとすると、ヒロインの心理描写がかなり少ない。こういうの珍しい。

    複数のテーマで書かれているのもすごい。
  • 灼熱の小早川さん
    最高に素晴らしかったです。さすが田中ロミオ作品には一作も外れがありません、凄まじい。

    本書のテーマは「空気」、前半の、どちらかというと小早川さんを愛でることに徹する展開にやや不完全燃焼を感じていたものの、事件が起きてからの緊張感は半端ではありません。

    集団の空気、話を学級の空気に限ってもこれをテ...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    アウラと主人公とヒロインの関係は似ている。抱えているものは少し柔らかくなった感じで、その分小早川さんが可愛い。
  • 灼熱の小早川さん
     最初タイトルを見たときは「衝撃のアルベルトの親戚か?」と思ったけど、実際の内容は青春系ラブコメでした。それも、かなりリアルで痛々しい感じの。
     やる気もなく、自分勝手な連中が集まったクラス。それでも、目に見えない形で空気というものは存在していて、それが最悪な形でハマってしまったクラス。
    そんな中で...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』と表面的には似ているけど、扱われているものはぜんぜん別物だった。

    こちらはもっと「政治」的な学園コメディで、スクールカーストによる集団同士の対立構造はなく「集団」と「個」が対立している。

    一人一人だと普通に話せる生徒であるのに、集団になったとたんに愚劣に堕落...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    「政治」を学ぶのに、今の地域の学校にいく必要ってあるんだろうか?

    そんな風に思った本なんで、他の人に読ませたいんだが、いかんせんラノベなのでそこに集中されると困るんだよね……

    どうなんでしょう?

    面白くて一気に読んだけれど。
  • 灼熱の小早川さん
    前作とストーリー構成は同じで、
    起承転結がはっきりしている。
    転が過剰に痛々しいのも同じ。
    結がそれまでの流れブッチギリで
    ハイエンドハッピーエンドなのも。
    ちと、ご都合臭がw

    でもおもしろかったから、All OK!
  • 灼熱の小早川さん
    『AURA』と同じく高校というある年齢集団が集う学校環境が舞台の人間関係もの

    「恋愛」という小説分野わけがあるのだから
    広く包括して「人間関係」という小説分野があってもよさそうだが
    人間が読み手である以上人間関係を描かない小説もないわけか
    登場人物が作者視点のほかに人間のいない小説でも作者と読者は...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    人間関係も勉強もそつなくこなす主人公。
    何不自由ない学園生活に水を差したのはガチガチに規律を守ることをモットーとするクラス代表小早川さんだった。

    簡単に感想を言うと

    『小早川さん最強!』

    といったところかな(笑)
    最後の展開のみ不満だったけど、それ以外の展開はありえる学園生活っぽくて面白かった...続きを読む
  • 僕がなめたいのは、君っ!(イラスト簡略版)

    花系異能バトルラブコメ

    題名からはわからないが、異能バトル。能力は花を関連付けたもの。わりとシリアスな場面でも、花という要素で若干脱力感があるように思う。コメディはスタンダードとも思える調子で、コメディラノベを読みたい層には良いと思う。題名に関しては、男女を問わない、主人公は○○○のあたりをなめられないといけない、過酷なペ...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    AURAに続いてですが前作に比べればリアリティに満ちた本作。ただ細部まで描写が行き届いているかは...
    ブログのくだりや仲違いの間のこと、もう少し肉付けしてほしかった。
  • 灼熱の小早川さん
    さて、ロミオ氏の作品というわけでまた独自の世界観があるなぁと。
    主人公だけに見える、武器。
    それが熱意だったり、嫌味という圧力だったりしたわけですね。
    そういった意味で、
    最初の灼熱から始まり、最後の灼熱で終わる。
    そんな物語ですね。

    内容としましては、いうこと(マナー?)を聞かないクラスを
    どう...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    面白いです。一気読みしました。
    内容についてあれこれ語るのは無粋というものでしょう。

    終盤が若干物足りない感じがしましたがこれは無いものねだりなのかな。
  • 灼熱の小早川さん
     『人類は衰退しました』が面白かったから、田中ロミオさんの他の本も読んでみようかなと思って、読んでみました。
     クラスの様子が自分も似たようなことを見たり経験したことあるなあと思ったりしました(学級崩壊は見たことも経験したこともありませんが)。クラスメイトが協力的でないために、2人で奔走しているのは...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    キツかった…読んでて色々とキツかったです。終盤で問題が解決するまではずっと重いもの背負わされたような感じで読んでました。
    あらすじには「ヒロイン観察系ラブコメ」とありましたが、そんな生ぬるいものでは無いと思うのですが。
    でも面白かったです。どこがと言われると言葉にしにくいのですが…主人公側の描写かな...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    集団心理による集団の悪意。義務を果たさず権利を主張する人々。ひたすら空気を読むことを強要する風潮。色々考えさせられる作品でした。だからこそ、小早川さんみたいな人には生きにくいだほうな、と。主人公が小早川さんに惹かれ、彼女のために働くのも青春かな?仲違い、挫折のあとの復活が非常に爽快でした。最後は変わ...続きを読む
  • 灼熱の小早川さん
    田中ロミオ氏の暗黒面を具現化したような物語.
    黒い,黒いぞ….
    これならアナキンもベイダー卿になってしまう.
    そしてそのパワーでパドメが….
    面白かった….
    面白かったんだけど何かトゲのようなモノががが.
  • 灼熱の小早川さん
    いかにも高校生らしい心理の描写と男心の描き方が共感できる内容になっていて楽しめました。生徒会への熱意というのは経験が無いので分かりませんが。
    人の陰湿な側面や絶望感の表現はさすがロミオさんという印象。
    オチが急すぎてちょっと付いて行けなかった感が残ってしまったところだけが残念。
  • 灼熱の小早川さん
    田中ロミオさんの作品を初めて読んだ。特に印象に残ったのは、高校のクラス独特の雰囲気。一人一人は良い友達だけれど、それが集団になったときに発揮される良くも悪くも暗に団結した空気。それをリアルに感じることができた。まずは視点をクラスの個体として、それから学校全体に拡げてからの視点、この視野の動きが巧みだ...続きを読む