西邑のレビュー一覧

  • 灼熱の小早川さん

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    ネタバレ

    クラスの痛い人を二視点目で描いた作品。
    AURAもそうだったけれど、綺麗な流れになっており、話も面白い。

    一方、結とプロローグが弱いように感じられた。
    綺麗な流れでは合ったけれど。
    また、「人類は衰退しました」のようなギャグ要素やブラックユーモアなどはないので、別の人が書いた作品と思って読んだ方が楽しめる。

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    2011年10月29日
  • 灼熱の小早川さん

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    うん。面白かった。最近の学園ものラノベは全く読んでないから比較しようがないけど、これは王道っぽくていいんじゃないかなって。9回裏2アウト満塁でホームラン打つんでしょ?ほら、行ったー。みたいな。

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    2011年10月25日
  • 灼熱の小早川さん

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    トップレベルの学校に入ったものの、クラスはすごかった。

    自由、とは言いひびきですが、本当の自由とは
    こんな縛られた中の自由、ではありません。
    やりたい事だけを! というのに引っ張られて
    数の暴力で押し付けたクラスメイト。
    本当にトップの学校? と聞きたくなるくらい
    その後の事を考えていません。
    流れに乗っかるのもいいですが、それを考えないと
    小学生よりも劣る選択です。

    しかも主人公をスパイに送り込んだのはいいものの
    誰も協力しないし、文句だけを言う状態。
    うわぁ面倒なやつらどもめ、なクラスメイト。
    そりゃ頼っても仕方がない、と思えます。
    むしろ、こいつらに仕事渡したら…という考えに
    一票入

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    2018年06月20日
  • 灼熱の小早川さん

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    空気を読みすぎる主人公と空気の読めなさすぎるヒロイン(で更に学園モノ)という田中ロミオお得意構成なので、ある種の安心感を持って読めた。ヒロインの厨二病の方向性が逆なだけで「AURA」とほぼ同じ設定だから、どっちかにハマればもう片方も楽しめると思う。どちらも主人公がある時点でヒロイン側に吹っ切れてからが気持ちいいのに、すぐ後に挫折させるのがロミオ流。鬼畜だけど、主人公結局いいやつでなんとかなるのがズルい。あっさり終わっちゃうのがラノベの良いところでも悪いところでもある。

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    2016年01月17日
  • 灼熱の小早川さん

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     現代の高校を舞台に、まわりの「空気」に流されてどんどん怠惰になっていくクラスメートたちと、そんな「空気」をものともせずクラス改革に邁進する熱血まじめ系委員長タイプ少女の小早川さんとの対立の日々。そして、まわりにうまく合わせながらも、小早川さんに興味を抱きひそかに観察している、主人公の飯嶋直幸らが織りなす青春物語。

     クライマックスの手前くらいまではかなり引き込まれた。このクラスで起こっていることや、クラスメイトたちの行動などが自分の学生時代を思い返した時に、すごく既視感のあるもので、かなり心に刺さるものがあったのだ。はたしてどのような結末を迎えるのだろうかと、期待したのだが…。

     おそら

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    2015年03月20日
  • 灼熱の小早川さん

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    飯嶋くんが生徒会長と初めて話して、価値観が揺らぐシーンが良く出来ていると思います。

    「友だち」や「空気」ってテーマで書かせると、この人の文章は本当に面白い。ただ個人的には、AURAの方がより入り込めて楽しめたかな。テーマ少し違うけど。

    0
    2013年04月07日
  • 灼熱の小早川さん

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    ネタバレ

    感想のみ。
    気づけば一気に読み終えてしまいました。読み終わった後に、人と年齢によって印象がだいぶ変わる作品だろうなと思いました。
    主人公とヒロインの性格は両極端。ですが、どちらにも不思議な親近感がわきました。
    読みながら考えていたことは、正しいこと=空気を読むことではない。では、正しいこととは何なんだろうか。正しさや正義などあるのだろうか…。

    後半20ページ頃から急にホラーに思えました。楽しかったけど怖い感じ。前半も十分にホラーではあるのですが…。
    ちなみに「廃墟」は経験したことがありません。

    生徒会長と中目黒が好きです。

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    2012年07月25日
  • 灼熱の小早川さん

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    ネタバレ

    田中ロミオの書く「ヒロイン観察系ラブコメ」

    人間関係も勉強もそつなくこなす万事如才ない高校生『飯島直幸』と、常にテンション高め、ガチガチの規律でクラスを混乱に陥れる『小早川千尋』の二人が織り成す物語です。

    発売してすぐに買ったのだが、どうも読む気が湧かなくてほったらかしてた本ですw
    学生時代に生徒会の仕事でもやっておけばよかったなぁと思いました。
    ヒロインはちょっとだけデレます、でも本作では炎の剣を幻視させるほどにツンツンしてる小早川さんを楽しむのがいいかもしれません。

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    2012年02月08日
  • 灼熱の小早川さん

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    クラスの人間を観察してうまく立ち回る飯嶋少年が、空気を読まずにクラスの秩序を守るために炎の剣で戦う小早川さんとの出会いで変わっていき、クラスの”空気”に立ち向かう物語。
    飯嶋の小早川さんとの関係よりも、クラスが壊れていく様がリアルで惹きつけられた。AURAに比べて崩壊がかなり初期段階で明らかであり、しかも崩壊が止まることなく進行し続ける様が怖い。
    空気を読むことへの問題提起というネタの着眼点がいいと感じただけに、クライマックスの流れが唐突に感じたので星は三つ。

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    2012年01月21日
  • 灼熱の小早川さん

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    全て遠き理想郷
    アヴァロンと読むのは型月だったか。

    最初読んだ時は妄想系の厨二炸裂な話かと思いきや、まじめな話であった。
    ただ、現実はこんなにうまくは。。。

    つまり、リア充爆発しろ、ということですな。

    ううむ、正直、確かに楽に読めるし、話の組み立てもわかりやすいんだが、いかんせん、いろいろと痛い話ではあった。

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    2011年11月03日
  • 灼熱の小早川さん

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    ネタバレ

    ひさびさにラノベ。無秩序で無気力で刹那的な教室の『空気』に立ち向かう女子高生・小早川さんと、それを何げに観察する主人公の少年。その目的は…。
    物語的には前半の面白さに比べ、後半が若干スピードアップし過ぎてついていけない感じ?。「青臭い」部分を中2病的と切り捨ててしまえばそれだけだけど、しらけて「ただなんとなく」過ごす高校時代、その時間に対する危機感というのは分かる気がする。特に自分のように年取ってから振り返ると、「何やってたんだか」って感じ。もっと有効利用すべきだったんだろうと思うのだが、それもまた年取ったから分かることで、当時はどうしようもないよな、と身悶える1冊でした

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    2011年11月17日