水見はがねのレビュー一覧
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「朝からブルマンの男」
とっても気になるタイトルに惹かれて読みたくなりました。
どんな男なんだ?
なんかスカした感じがする(笑)
という予想はいつもながらの大いなる勘違いで、スカしたどころではなく、彼は大いなる不安と戦いながら、苦いコーヒーを流し込んでいたのであった。
読者を勘違いさせるのはミステリ作家の腕前である。
初めましての作家さん。
というか、本書で書籍デビューされたそうです。
そうは思えないほど、安心できる読み心地で、嬉しいびっくり。
冬木志亜(ふゆき しあ)は、桜戸大学(おうとだいがく)1年生。同じ大学の哲学科2年の葉山緑里(はやま みどり)に声をかけられて、彼女が会長を務める -
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相沢沙呼のマツリカシリーズのような、女王様とポチ的な関係だけど、女子同士だとほんわか和やか。ただ、人物造形はほわほわ定まりきらない。ボク属性なのか、ほんのりお色気路線なのか、ギャップ萌えなのか…。
ワトソンとホームズのような関係で、日常の謎をさらりと解決&図解が入る本格ミステリは好き。論理立てはなるほどだけど、頭がついていかずそのあたりは斜め読み。
表題作、朝からブルマンの男が一番面白かった。
あと、列車のミステリは銀河鉄道999の情景を彷彿させられ雰囲気よし。うろ覚えだが、恩田作品でも夜行列車で語らう男女の話好きだったな。三月は深き紅の淵をのどこかだったかな? -
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大学ミステリ研究会の二人組が様々な日常の謎を解き明かす連作集。
週に三度、一杯二千円もするブルーマウンテンを注文しては飲み残していく男の謎の行動を探る表題作の他、
学生寮に現れる幽霊の真相、
単身赴任中の父親が帰宅する金曜日の夕食のごはんのみ味が落ちる理由、
受験の日に一緒に向かっていた友人が途中下車したのに同時に会場に着いたからくり、
サークル活動の最中に消えたダイヤの行方
の五編。
ミステリーの内容としてはやや肩透かし。
全体的には苦さと優しさが入り混じったドラマ要素の方が強いように感じた。
探偵役であるミス研の先輩・葉山緑里のボク呼びと、ワトソン役の冬木志亜の騒がしさは青春って感じ