家近亮子のレビュー一覧

  • 蒋介石 ――「中華の復興」を実現した男

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    最新の史料に基づき蒋介石の歴史を辿ることで、新たな視点の近現代の東アジア史も勉強することができる新書。

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    2025年10月26日
  • 東アジア現代史

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    現代史になってくるのは 10章から後。13と14は個別ネタ。それまでは前史。実質4章。ここは読みであり。思ってたよりソ連ロシアが重い。アメリカも。トランプでどうなるのかな。
    うまくいってないといってもサブサハラとかよりかなりマシかも。儒教からのテイクアウトは可能なのだろうか?

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    2025年02月15日
  • 東アジア現代史

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    東アジアの現代史をを日本、中国、朝鮮(韓国・北朝鮮)、台湾のそれぞれから描いた通史。現代の状況に至る起点となる出来事をそれと指摘しつつ書いてあるので、理解が深まった。

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    2025年01月16日
  • 蒋介石 ――「中華の復興」を実現した男

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    日中戦争期に中国国民党を指導し、抗日戦勝利に貢献したものの、戦後、国共内戦に敗れて台湾に逃れた蒋介石についての本格的評伝。
    蒋介石の外交戦略が抗日戦の勝利や中国の国際的地位向上につながったといった「功」の側面、一方で、人民のことを顧みることなく独善に陥りがちだったといった「罪」の側面という蒋介石の両面について理解することができた。蒋介石は、中華人民共和国では「人民の公敵」とされ、台湾でも恐怖政治を敷いた独裁者のイメージが強いようであるが、その功績も正当に評価されるべきだと感じた。また、蒋介石を通して、中国近現代史や日中関係史のよい復習・アップデートにもなった。
    2番目の妻、陳潔如の存在は本書で初めて知ったが、その数奇な運命に切ない気持ちになった。また、孫文からの冷遇もあり、2人の関係は一筋縄ではいかないものだったという事実も興味深かった。さらに、蒋介石には気象性の躁鬱体質があったりしてメンタルが不安定だったというのも人間としての蒋介石を感じさせられるエピソードだった。
    一方、蒋介石が一介の日本の留学生から中国国民党において台頭し、歴史の表舞台に躍り出た経緯(中山艦事件等)については、結構端折られている感もあり、本書を読んでももうひとつよく分からなかった。

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    2026年08月25日
  • 東アジア現代史

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    一家に一冊あるべき、良書である。
    時々読み返して、現在の日本と東アジア情勢の、大前提を確認したい。
    しかし、歴史のディテールは複雑すぎて、何も覚えられないので、盲が啓かれた・新鮮に感じた・重要な観点のみを備忘録。

    ⚫︎東アジアは、今も、冷戦構造が固定化したままの、特殊な地域。

    ⚫︎東アジア各国は、いずれも「鎖国」的な政策をとっていたが、「西洋の衝撃」を受け、近代化を迫られる。その近代化の速度に、大きな違いがあった。

    ⚫︎アジアで一番早く近代化を達成した日本は、西洋列強を模倣し、産業革命を起こし、資本主義を導入し、「一等国」の仲間入りを目指して、植民地主義になる。
    伝統的な支配体制と、華夷秩序の維持にこだわった中国と朝鮮は、日本の対外拡張に巻き込まれていった。

    ⚫︎江戸幕府は「鎖国」的政策をとっていたが、実際には、長崎に入港する商人に、海外の情勢を報告させ、「風説書」として編纂していた。
    この世界情勢の知識が、開国の判断や、明治維新以降の「脱亜入欧」論に、大きな役割りを果たす。
    特に、アヘン戦争における清朝の敗北の経緯は、重要な情報であった。

    ⚫︎孫文や蒋介石など、自国の革命・近代化を志した者たちは、日本の先例に学んだ。
    彼らと日本国内との、交流や支援は、意外なほど深い。
    その後、日本によって侵略が行われるわけだが、彼らには、争いあい、いがみあうだけでなく、政治的な損得の判断の中にも、愛憎ともいえる、複雑な感情の機微があった。

    ⚫︎1989年の天安門事件は、中国が民主化する最後のチャンスだったかもしれない。
    その失敗のあとは、民衆自体が拝金主義に走り、「改革・解放」路線が、より推進され、一党独裁の経済大国へと向かう。

    ⚫︎東アジア各国に共通する課題は、少子高齢化。
    儒教的な価値観が根深く、家族主義が強いため、女性へ育児・介護などの負担がある。
    「子どもは社会が育てる」という価値観に、舵を切れるか?

    ⚫︎また、共通して、格差の拡大・固定化の問題も抱える。
    結婚できない若者たちを増やし、少子化に拍車をかけている。

    ⚫︎忘れてしまいがちだが、90年代前半、平成になったころの外交関係・歴史認識は、現在と、まったく雰囲気が違っていた。
    天皇が中国を訪問し、非自民政権の、細川・羽田・村山内閣では、率直に、侵略への反省が述べられていた。

    ⚫︎中国が、靖国参拝に反対する論理は、「戦争責任二分論」である。

    「日本の一般国民は無辜の被害者であり、侵略の責任はすべて軍閥にある」
    「だから、一般国民とは、手を取り合える」

    この赦しの論理に沿えば、一般国民の代表である総理大臣が、A級戦犯を合祀した靖国神社に参拝するのは、絶対におかしいのである。

    ⚫︎日本兵として戦争に参加した、朝鮮と台湾の戦死者が、自らと遺族の意思に反し、靖国神社に合祀されているのは、人格権の侵害である。




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    2025年11月24日
  • 蒋介石 ――「中華の復興」を実現した男

    Posted by ブクログ

    蒋介石とはどんな石ですか?には笑った
    彼の人間性は著しく矛盾に満ち、多分に分裂症気味であったと思う
    決して好きになれそうもない人間だったが、本作は力作で予想以上に読み応えがあった
    多くの方々にお勧めする

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    2025年10月26日