長濱ねるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毎週ラジオを楽しみにしていて、本になって嬉しくて買った。
ラジオは毎週、取り上げる本はあるものの、とてもサラっとしか触れない。
本当にこの本の1回の文字数くらいだ。
ちょっと物足りなく思うけどでもそれがいいのだろう。
そして聞いていて飽きないのはパーソナリティ2人の血肉の通った本音の体験談等が入るからだと思う。
大学の講義みたいに理論をただ説明しているだけではないから聞いていて雑談に参加している感覚になれる。
山口さんのアメリカでコンサルやってた頃のエピソードとかは面白い。管理職は演技の研修があるとか。
長濱さんもアイドルと俳優の仕事の違いとか。
音楽家の紹介する本や貴重な音源コーナーは自分には興味無い内容のこともあるけど、その後の質問コーナーやエンディングで結構面白い話になることが多いので、前半で聞くのをやめる、というのは難しい。
非常にバランスのいい番組だと思う。
ただ、音楽のコーナーでも久石譲の名前の由来はクインシー・ジョーンズで、その人の曲流してくれて、ちょっとナウシカの音楽は影響受けてるなあとか、油断できない。
そのラジオのいい所を抜粋しているのがこの本なので密度高い。
自分にとっては琴線に触れる学びが多すぎてあっという間に飽和する。
山口さんのバックグラウンドが哲学・思想であり、その上で経済・経営・社会等の本を紹介するので文系出身の自分にも合う。
例えば「スクール(学校)」その語源はギリシャ語の「スコレ」というのは自分でも知っていた。
でも「有意義に暇な時間を過ごすためには教養が必要で、その教養を身につけるのが学校」とか、「ビジネスは「多忙」」と絡めて語るのが自分にとっては面白い。
是非続編も出して欲しい。 -
Posted by ブクログ
ラジオ番組は本書の元になったコーナーがメインではありますが音楽のコーナーが大変面白く放送開始から毎週欠かさず2年ほど聴いていました。
山口館長の解説が本の解説ではなくキーワードの解説であることに加えて長濱ねるさんとの対話であったことが、参考図書に興味が無くても読んでいなくても説得力があって興味を惹かれる大変魅力的な番組になった要因だと思っていました。
参考図書の全部が全部読みたいと思ったわけではありませんが気になった本は順次読んでいて大変参考になっています。本書では時系列とは別にテーマを決めてそれに沿った形でまとめていますが、放送時は今週のテーマは何だろう?というのも楽しみの一つではありましたね。
タイムリーなテーマが選ばれることが多かったと思いましたが流行にとらわれない選書だし単なるブックガイドではなく、みること考えることに対する道しるべを示しているような深みが感じられます。
番組は現在も続いているようなので続編の出版も期待したいです。 -
Posted by ブクログ
同世代の人が書くエッセイってどんなものなんだろうかと思い、顔と名前が一致してる程度ながら読んでみた。
表現の仕方?言葉選び?がとても好みだった。
例えば「何千年前の光が今私たちに届いているみたいな。」とか、「私にとって素晴らしいものたちには重量があって、行き場をなくした心がその余韻を纏いながら、身体と一緒にじんわり沈んでいく感じがするのだ。」とか、「ダイヤモンドダストのように細やかな煌めくちりを纏っている感じ。深い星空のような濃い藍色の感じ。」とか。
全体的にちょっと暗めだけど、落ち着いた、着飾ってない感じ。
確かに、テーマによって矛盾を感じるものもあったけど、正に人生を「たゆたって」いる、現在地での気持ちを素直に綴ってある印象で好きだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレねるちゃんが西加奈子さんの言葉をお守りにしているように、私も迷うときねるちゃんに尋ねてみたいと思いました。
『かっこ悪いエッセイ』
誕生日のくだり、非常に共感できた。自分もお祝いメッセージ送るマメなタイプじゃないし、どちらかというと忘れちゃう癖に、0:00にあまり誰からも来ないと少し寂しくなる。普段は意地張るくらい一人が好きなのに、こういう時には誰かを求めてしまうのは都合がいい話。
『島の母』
「しんどいのはあなただけじゃない」この言葉をかけられることって辛いよね。皆色んな場所で辛くてしんどくて、それは分かっているけれど、自分が戦っていることをその人に認めて欲しいからしんどさを見せることもあるよね。認められたらそれで合ってるよって頑張り続けられる気がして。でも「あなただけじゃない」と言われたら、一蹴されているような。私は「あなただから」話したのに。
『ずらしたい事件』
これ、分かるんだよな。ワールドカップとかWBCとか何となく苦手だから一緒。なぜ苦手かについて紐解くことをして来なかったから、自分なりに考えてみたけど、ねるちゃんと同じ考えになった。
この話を母にしたら驚かれたから、やはりずらしたい人は少数派らしい。私はきっと自己愛が強いほうだし、心のどこかで皆私と同じなんじゃないのと思っているので、驚かれたことにさえ驚いた自分がいた。
大学の講義の選択についても、私は皆と必ず違うほうを選んでいた。私はそれを今まで1人好きで完結させていたが、ずらしたいだけだったのではないか。それと同時に、その発言によって誰かのことを傷つけていたのではないか。初めて気づかされたこと、一人でも他の人と一緒でもいいところで、私は一人を選びがちだ。
世の中と足並みをずらしたい自分と向き合いつつ~変な自我との折り合いのつけ方を探っていきたい。この考えが本当に素敵だと思った。
はじめにのところで自分に似ているところが多かったため、手に取ってみた。私も未だに自分の性格を説明できずに来た、それはきっと挙げていく特徴に沢山の矛盾が見つかってしまうから。単独行動は大好きだけど変なところで寂しくなる、遠慮がちなところがありながら、変なところで自我を出してしまう、など...予想通り共感できるところが沢山あった。
ねるちゃんのエッセイは暗くなってしまうみたいだけど、自己開示しつつ内面にしっかり向き合っているのが素敵だと思う。人間って奥底は皆暗いものなんじゃないかな?って勝手に思っている。というか私はそういう人間が好きだから。私にとって「たゆたう」は沢山共感できることが多すぎた。
長濱ねるさん、私の中のモヤモヤを言語化してくれて、変な自我を持ってるのはあなただけじゃないよって、『たゆたう」を通じて寄り添ってくれた気がして勝手に救われました!
私も変な自我と向き合い、たゆたいつつも頑張ろうと思えた。
ねるちゃんのことが大好きになりました! -
Posted by ブクログ
ネタバレアイドルの本なんてと思って読んだら大間違いの1冊。
文才があるとかないとかはわからない。内容が濃いとか薄いとか、そういうことではなく、ここまで自分の心のうちをそのまま文章にできる事にとても驚きだった。一切誇張がなく、これが本当に長濱ねるの心の中で性格なんだと信じることができ、テレビの世界の人間でも、友達と遊べば落ち着くし楽しいし、年相応の悩みもたくさんあるんだと知ると、とても親近感が湧くし、何よりとても安心する。
たとえエッセイだとしても、ここまで率直に書く事はできるのだろうか。純粋すぎる。Z世代の人達にはとても共感できる事が多数だと思う。この時代の若者ならば、一度読んでも損はない一冊です。
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これだからエッセイはおもしろい
欅坂時代にねるちゃんがかなりの批判に晒されていた時期があった。親の仇に向けたものかと思うほどのコメントを,心底理解できなかった。
当時欅坂のファンだった自分は,「ねるちゃんはそんな子じゃない!」「優しい子なんだ!」と批判コメントを見るたび悔しさを感じていた。
自分だって会ったこともない他人なのに,天使のように優しいと決めつけていて,今考えると笑える。
本書を読んでみて,あの頃の印象は真逆に変わっていた。
性格が悪いと感じた訳ではなく,なんというか,,,陰気でこじれた性格なんだなと笑
悪意はないけども,ねるちゃんはむしろ周りの人の優しさにたくさん救われ,自分は人からの見られ方で不安不安。
独特の面倒くさい視点を持っていて,私が思っているよりもずっとずっとおもしろい人だなと感じた。
本人にそのつもりがなくても,言葉にするだけでその人の中心に近づいていける。これだからエッセイは好きだ。
ねるちゃんラブ