井筒俊彦のレビュー一覧

  • イスラーム文化 その根柢にあるもの
    イスラム研究の碩学による講演録(81年の講演録なので、岩波文庫というより岩波新書か岩波現代文庫のほうが向いてそう)。
    アラブをイスラム的たらしめている要素を、宗教、法と倫理、内面への道という3つの視点から解説している。表層的な制度や習慣ではないその背後にある思想やパターンが立体的に描かれていて、とて...続きを読む
  • コーラン 上
    長いし、同じ話が繰り返し出てくる。ただしそれも含めて教養として読んでおく価値は十分にあるだろう。
    前提として旧約聖書の主なエピソードは復習する必要あり。
  • コーラン 上
    この本はイスラム教の初学者にとって難しいと思われる。大学入試で倫理の受験経験がある人や大学の一般教養の講義を受けた人でも難しいかもしれない。何かイスラム教に関する入門書を読んでから、『コーラン』を読んだ方がよいと思われる。
  • コーラン 中
    この本はイスラム教の初学者にとって難しいと思われる。大学入試で倫理の受験経験がある人や大学の一般教養の講義を受けた人でも難しいかもしれない。何かイスラム教に関する入門書を読んでから、『コーラン』を読んだ方がよいと思われる。
  • コーラン 下
    この本はイスラム教の初学者にとって難しいと思われる。大学入試で倫理の受験経験がある人や大学の一般教養の講義を受けた人でも難しいかもしれない。何かイスラム教に関する入門書を読んでから、『コーラン』を読んだ方がよいと思われる。
  • コーラン 上
    アッラーを裏切るだけではなく、信じないというだけで地獄行きの罪となる、ということが延々と記されていた(例外あり)。この時代は、それだけ絶対的な強い「何か」で人々を導く必要性があったのだろうな。
  • 意識と本質 精神的東洋を索めて
    本質をどう認識するのか(あるいはしないのか)という切り口から東洋哲学を分類し、論じた本。主張の全体像を見失わないようにしながら、かつ詳細をちゃんと理解するのはすごく骨が折れる作業だった。
  • 『コーラン』を読む
    「読め」ばわかりますが、「コーランを読む」という題名から発想されるような・・・・、市民文化講座「源氏物語を読む」をイメージして読み始めると期待は裏切られる。
    しかし、裏切られる感覚は知的には快感である。
    なるぼと・・・・「読む」とはそういうことだったのか・・・という自戒。文化講座でなかったという喜び...続きを読む
  • コーラン 上
    読み終わった。…ツラかった。ツラかった!
    ナニコノ精神攻撃。
    なんの苦行!?

    「コーラン」つまり「クルアーン」はもともと「読誦」を意味するそうです。
    つまり、この内容を、イスラームの人たちは日々読みあげている、と。
    そもそも「言葉」には力があるんだよ?(と私は信じてる。)
    それなのに、これを毎日読...続きを読む
  • 意識と本質 精神的東洋を索めて
     言葉とは、本質とかなにか。哲学的には実に普遍的なテーマだが、それを東洋哲学の視点から語った本は案外貴重だ。とにかくよくもまぁこんだけ幅広くポンポン話が出てくるもので、著者の名を世に知らしめているイスラーム哲学は当然ながら、その出典は世の東西を問わずアリストテレスら西洋古典哲学に、儒学・老荘思想に禅...続きを読む
  • コーラン 上

    さらさら読めて素敵な一品
    でも順序としては旧約から読むべきだった!orz
    いつか原典で読めるようになりたいなぁ
  • コーラン 上
    コーランを読めばイスラムが分かる・・・というものではないだろう。
    けれど、たとえばイスラムのハーレム制が女性差別だと批判する前に、元々は戦争によって夫を失った婦女の救済を目的としていたということも知っておくのは良いかもしれない。(コーランに書いてしまったから修正が効かないということもあるんだけど・・...続きを読む
  • コーラン 上
    社会を成り立たせるにおいて、イスラム法ってのは実によくできていると思う。
    ただ、今の世にあわせていかないと・・・。
    原理主義ってのは怖い。
  • コーラン 上
    聖書のキャラクター達が、違った意味を持って登場します。
    マホメットはゾロアスターみたいなものですね。
  • コーラン 上
    俺敵にはキリスト教の聖書よりも興味深かった。テロと結びつけるのはよくないけどテロリストはこの辺の文章から解釈しているのかなーっていう部分もあって勉強になった。