武田秀太郎のレビュー一覧

  • 騎士道

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    貴重な本。
    ゴーティエの愛国主義的過剰文体がいい。
    ゲルマン文化を源流とする騎士道とは武骨で戦闘的、つまり我々が思う以上に「泥臭い」ものに近かった。それが13世紀以降、時代が降るにつれ教会の典礼式や中世騎士道物語などで組み込まれた、格式の高さと女性とのロマンス等身に覚えのある要素が見受けられるようになる。
    勉強になりました。
    騎士について思い立ったらとりあえずこの本を開くようにします。

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    2023年03月12日
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

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    マルタ騎士団のことを知りたくて、検索したら出てきた本。
    世界史の勉強不足を補うこともでき、今になってわかったこともたくさん。
    オスマントルコからみた本も読まなければ…とは思います。

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    2025年04月30日
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

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    ある時は賞賛されまたある時は追放を余儀なくされたマルタ騎士団。島を守るため懸命に戦ってきた騎士団であったが島民にあらぬ余罪をかけられたり国に見放されたりして窮地に落ちていった。
    敵味方関係なく慈悲を注ぐ福者ジェラール、時代が違えば名君となれたであろうピント、砲撃に遭い全身傷だらけとなっても総長自ら戦に立ち向かうヴァレット…どの時代の騎士団においても島の存続、キリストの勝利のため粉骨砕身になって戦う姿は変わらない。現代では人道支援を主な活動としている。
    レーエンデ国物語を彷彿とされる場面もあってより一層楽しめた。

    下記は本文引用

    p171 イスラム教徒を相手に二五〇年間もの間守護され続けてき

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    2024年10月15日
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

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    マルタ島から追い出されるなど紆余曲折の歴史の中でも人道支援という騎士団のスピリットが貫かれていてかっこいい。騎士団に入るには申込みなどできず、洗礼を受けたカトリック教徒かつ著者のように功績から声かけされ1年くらい内部審査されてようやく入団を認められるそうです。

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    2024年09月08日
  • 騎士道

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    13世紀にラモン・リュイが書いた『騎士道の書』 の全訳と、19世紀に執筆された騎士の理想像の考察本。中世盛期の騎士道文学の中でもローランの歌に代表される武勲詩が考察の対象になっている。クレティアン・ド・トロワの作品に見られる宮廷恋愛系は対象外となっているので、こちらを期待している向きはご注意を。また年代記に拠った記述も多くはない。
    資料として武勲詩を体系ごとに分類して概略を紹介しているので、先にこちらを読んでおくと、本文を理解しやすいと思う。

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    2024年06月04日
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

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    始まったのは、1048年、らしい。日本では、平安時代藤原道長の孫の時代らしい。ロードス島、マルタ島のスレイマン1世との攻城戦は、この本のクライマックスである。テンプル騎士団は、フィリップ4世の謀略により亡くなってしまったがヨハネ騎士団(マルタ騎士団)は現在でも残って良かったなと思いました。

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    2023年12月15日
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

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    マルタ島観光に行ったことがあるが、マルタ共和国と現在の騎士団は、別なのね。
    騎士団の歴史、現在の組織、良くわかった。

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    2023年10月05日