森林貴彦のレビュー一覧
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息子が12年間野球をしてきて、私も野球のあり方についていろいろ考えてきました。
森林さんのおっしゃるように、私も野球を通して考える力をつけ成長できることが何よりも野球をすることの価値だと思います。
どんなスポーツでも、どんな社会においても、こうであるべきという固定観念に縛られず、自分で正しいと思うことを実践して変えていこうとするのは大変なことだと思います。
まして「甲子園」など国民的に「らしさ」を求められている野球においてはいろいろ反発もあることでしょう。
息子も野球を通して、よく考え、試行錯誤をして壁を乗り越えることを学ぶことができてよかったとなと思います。 -
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考え方リスペクト。
大人の「こうやっときゃ良い」黙れ。誰がするか。と思って生きてきたから(草)子どもたちには自分で感じて思って、考えて、行動して。って思って、言うて育ててて。パパやママが「えぇえええ!」て仮にこの先反対ちっくなこと言うても絶対自分を貫いて!って言うてるけど、ほんまこんな監督に、指導者に出会って欲しい。
答えって一つじゃないから、毎回自分で悩んで、選んで、やって、違ったらまた違うやつやってってどんどん失敗と経験と成長してって欲しい。
自分で選ばせるけど、育児放棄にはならんようにある程度気づかせつつ、って感じの指導法もほんまリスペクト。
社会で活躍できる人の共通点が、自分を客観視 -
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2023年の甲子園(夏)に優勝。
夏の甲子園は一夏の一戦にかける思いが伝わり感動をもらえるので毎年楽しみに拝見していますが、甲子園に出場する選手達は小さい頃からプロさながらの野球漬けのイメージ。
慶應義塾とはいえさすがに甲子園出場、ましてや優勝するほどの結果を残すためにあらゆる犠牲を払って野球にかけなければ勝てないのでは?他の名門校の違う何かあるの?そんな事が気になり本書を手にしてみました。
●心理的安全性
→押しつけではなく選手の考えを尊重
●野球への危機感
→少子化、野球を子供にさせることの負担、野球以外のスポーツの台頭、子供たちは野球を楽しんでいるか?
●高校野球の再定義
→高校の部活 -
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ネタバレ慶應野球部の部訓凄い。「凡人は習慣で1日を送る。天才はその日1日が生涯である。毎日が本番。」押忍!
そして、高校野球自体に、教室の中だけでは決して手に入らない、次の3つの価値があると考えています。 ① 困難を乗り越えた先の成長を経験する価値 ② 自分自身で考えることの楽しさを知る価値 ③ スポーツマンシップを身に付ける価値 慶應義塾高校野球部では文武両道を実現するため、甲子園常連校にありがちな深夜まで及ぶ長時間の練習などは課しません。そんな中でも、2018年、激戦区神奈川県の代表として、春夏連続で甲子園に出場しました。
そのため慶應義塾高校野球部では、1から10まで教えることや、手取り足取り -
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タイトルにひかれて。対話形式で読みやすかった。
自身がずっとプレーヤーだったけどこんな色々考えてなかったしどちらかというと思考停止で嫌々プレーしてたことのほうが多かったなあと色々思い出した。
ありきたりな感想っぽいけど幼い頃から客観視、俯瞰できるスポーツ選手が活躍できるし伸びるんだな
高校生という大人と子どもの狭間の監督をする大変さもよくわかった。
どんなスポーツでも、軍隊のように統一されてるチームが勝てるかというと必ずしもそうでもないし、その枠から放り出された元隊員は生きづらさを感じるんだろうなあとよく思うことがあったけど、この本にはよくそういうことが書かれてた。主体性や考える力とことばに