なんかの菌のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
四コマ漫画形式で面白おかしく、水族館飼育員としての仕事の様子を紹介している。飼育員の日常というテーマは珍しくはないが、この本は一味違う。「飼育員という仕事」といういかにもな業務と、こんな事までしているのかと思うような意外な業務がありそれをタイトルにあるとおり「キッカイ」と表現し、また自身も含めて「個性的な飼育員の生態」としているのだろうと思った。
イラストがとてもお上手で生きものが主役、と表現されているとおり漫画でも水生生物がいきいきとかわいらしく描かれる。オチも間の取り方もよく思わずクスリとしてしまう。エイに手を持っていかれるので水槽浮上の際に気をつけて、というのも初めて聞いたので実に興味深かった。
随所でずいぶんと遅くまで仕事をされていることが書かれ、また「薄々の薄給」であることも明かされている。生きものが好きだと思える人ほど辛い業種であるが、そのおかげで一般人が楽しめる施設になっているわけだ。頭が下がる。もっと入館料取ってください。
筆者の描くイルカの目がすごく好き。おそらくトレーナーに対してはあんな目はしないだろうな。
-
Posted by ブクログ
4コマ漫画で面白く、わかりやすく飼育員の日常が書いてあり、一気に読み終えてしまいました。
かつて自分もイルカの飼育員に憧れて、それが転じて水産学部に進学し、特に研究室に入ってからは同じような生活をしていたなと懐かしくなりました。
ウェットラボの天井の海水を通しているポンプが抜けて、淡水魚の水換えをしていただけなのに頭から海水被ったり、普段は冷凍のイカをあげているイシダイに配合飼料をあげたら水を吐かれたり、魚病の研究をしていたカンパチがお盆休みでハダムシにやられて壊滅状態になってたり、泊まり込みで育てていたマグロの仔魚の生簀の屋根が台風で飛んで行っちゃって全滅したり…
今は魚とはあまり関係ない仕事をしていますし、大学時代と同じような生活には戻れませんが、貴重な良い経験ができたと思っています。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ水族館でみる、あのいろんなかたちの水槽にそれぞれ名称がついてるんだ!と水族館で働く人からすると当たり前かもしれませんが、はじめて知ることばかりでとても面白かったです!
魚名板、ものすごく個性的な水族館ありますよね。飼育員さんの愛が深いッッッ!みたいな。
解説パネルは一通り読むタイプなので、いつも楽しませていただいてます。
魚名板もあって、水槽の灯りもついてるのにどうしても見つけられない……ウーン…と思いながら通る水槽もあります。しかし読んでいてやはり、水槽の何処かにはいるはずなんだな…!留守にしてるわけではない…?!と思ったので次にそんな水槽見つけたらよくよく探して見たいと思いました。
また、バックヤードについてもたくさん書かれていて興味深かったです。
水族館のバックヤードツアーやナイトツアー、参加したいと思いつつもすでに募集が締め切られていたり予定が合わなかったりとなかなか参加できないので、読めてよかったです。
配管も気になり始めたかも…しれません。
個人的には、なんかの菌さんによる水族館限定グッズ特集(?)みたいなのも読んでみたいです…!わたしは水族館限定のはしもとみおさんの彫刻ガチャガチャが好きです…!
もしくは水族館で行われたイベント特集など…!昨年八景島シーパラダイスで行われていた、どうぶつの森コラボはとても面白かったなと思ってきます。なんかの菌さんが今までで面白い!と思ったイベントを聞いてみたいです。 -
Posted by ブクログ
学芸員として博物館への就職を目指していた著者が、
なんと水族館(ここも博物館)に内定。それも飼育員!
ここから始まる飼育員としての日常と仕事、内情などを
四コマ漫画を添えたエッセイで面白真面目に綴る。
・はじめに
第1章 世話する飼育員 第2章 探究する飼育員
第3章 みなぎる飼育員 各章にコラム有り。
・おわりに 参考文献有り。
水族館関係の本はいろいろ読んでますが、
この本は仕事などが実に分かり易く、面白かったです。
飼育員の様々な一日や七つ道具、勤務日コーデ、
水族館職員いろいろ、イベントや企画展・特別展、
そして飼育されている生物たちと餌メニューなど、
知りたいことが満載でした。特にバックヤード。
魔の迷宮に怖い地下設備は「ターミネーター」か?と。
飼育員たちの汗と情熱が感じられて良かったです。
今度水族館へ行ったら、生き物と共に飼育員も
観察しようかな?企画展や特別展もしっかり見ようっと。 -
Posted by ブクログ
水族館が好きなので、裏側の話が知りたいと思って読んだら予想以上に面白かった!
とにかくこの著者の方が面白い!
生物だけではなく、飼育員さん達の裏エピソードまでが盛り沢山で、全てがツボでした。
例えば、著者が大水槽でサメや大型魚にぶつからないように潜る様子を『はじめて新宿駅で乗り換えをしようとしたときの、あの感じ』という例え。ものすごくわかりやすい笑
水族館のメンバー紹介も面白い。
バンドウイルカ∶
『(個体にもよるが)つねにヒトにちょっかいを出してやろうというオーラを感じる』
と、愛のあるユニークな紹介。美大出身著者のイラストも面白くて可愛い。
餌メニューやバックヤードなども興味深かった。
「たくさん食べてしまう気の強い魚は個別に餌をやって引き付けておく」
これだけはうちの猫達と同じだった笑
飼育員さんの一日は想像していた以上にハードだった。水族館で楽しむことができるのは、飼育員さん方のおかげだと改めて感じる。
生き物が好きだけでは決して務まらない。昔飼育員さんになりたいなんて軽く思ってごめんなさい。
魚類にも個体それぞれに性格があると書かれていたので、水族館の楽しみ方が増えて水族館に行きたくなった。
四コマ漫画も多いのでサクッとクスッと楽しめる本。
動物園バージョンもあったらいいなぁ。