零雫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今作もめちゃくちゃ面白かった!
まず、作品内で2度の『読者への挑戦状』に驚いた。
そして、2度とも推理しきれなかった、、、
やはり零雫先生の思考には追いつけず、作家さんは凄いなぁ〜と感嘆してました!(悔しいw)
何より、最後の最後まで『ドーレー可愛い過ぎだろ』と冷堂さんの魅力の虜になりました!
今作は個人的には1作目よりも、より緻密でより多彩なラノベ本格ミステリに仕上がっていたと思います。
日常~事件、トリック、推理に至るまで、登場人物の特徴を上手く活かされていたと感じました!
だからこそ、推理出来ると意気込み挑んだのですが、まんまと騙されましたww
また、ラストに向けての疾走感、ラノベとしての戦闘、アクションまで存分に堪能しました!
全体的に一気に物語へ取り込まれ、上質な1本の映画を観ている感覚でした!!
次回作も早く読みたくて仕方ない!
少しでも気になる方は読んで欲しい、おすすめの一作品です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、シリーズ第二巻として物語の輪郭をさらに鮮明にしながら、その核心に静かに踏み込んでいく一冊である。前巻で提示された“不死”という特異な設定は、本巻において単なるギミックではなく、存在そのものの在り方を問い直す装置として機能し始める。冷堂紅葉という人物が背負う時間の重み、そして彼女が他者と関わることの意味が、より深く、より切実に描かれている。
タイトルに掲げられた「希望」は、決して軽やかな言葉ではない。むしろ本作においてそれは、喪失や痛みを経た先でようやく見出される、脆くも確かな灯のように描かれる。物語の随所で突きつけられる選択は残酷でありながら、その選択の中にこそ人が生きる理由が宿ることを、本作は静かに語りかけてくる。
ミステリとしての構成も堅実で、事件の解決そのものよりも「なぜそうならざるを得なかったのか」という人間の内面に焦点が当てられている点が印象的だ。論理の明晰さと感情の必然性が重なり合うことで、読後には単なる謎解き以上の余韻が残る。読み進めるほどに、登場人物たちの選択が持つ重みが胸に迫り、その重さこそが物語の価値を形作っていると感じた。
特筆すべきは、冷堂紅葉の佇まいである。不死という特異な存在でありながら、決して超越者として描かれない。むしろ人間よりも人間的な葛藤を抱え、迷いながらも誰かのために在ろうとする姿は、静かな強さを湛えている。その姿勢があるからこそ、本作の「希望」は抽象的な理念ではなく、血の通った感情として読者に届くのだろう。
本巻は派手な展開に頼らず、人物の心情を丁寧に積み重ねることで物語を深化させた。読み終えた後に残るのは高揚感というよりも、確かな充実感である。痛みを知ったうえでなお前を向こうとする意志――その尊さを静かに、しかし力強く描き出した本作は、シリーズの価値を一段と引き上げる重要な一冊であると感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ零雫著『不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で』は、異能ミステリでありながら、人の「生」と「心」を丁寧に描いた作品。
不死の探偵・冷堂紅葉は当初、冷静で感情を見せない存在として登場するが、事件と向き合い、天内晴麻と関わる中で、少しずつ人間らしい温かさを取り戻していく。その変化が物語の核であり、推理の過程以上に胸を打つ。
密室トリックや異能力要素も巧みに組み合わされており、論理と感情がせめぎ合う展開は、知的でありながらも人間味にあふれている。
冷堂紅葉という人物が、理性と孤独を超えて“生きる意味”を見いだしていく――その静かな再生の物語として、余韻深く心に残る一冊だった。 -
ネタバレ
作者と同じ感性なら面白いと思う
君への挑戦状というタイトル+解かない方がいい密室+私は冷堂が不老不死だと知っていると自白しているような密室の作成方法から、前作で出てきた組織の関連人物が犯人?とワクワクしながら読んでいたら、ただの身内の勘違いでした。ごめんなさい。これからも仲良くしてね。というあまりにも衝撃的な結末で激萎え。
これ抜きにしても前作から大幅に作品の規模とシリアスさが激減。
話はほぼ学校内で完結する。
没原稿は孤島物だった事と前作、前々作の舞台が学校だった事から鑑みて作者はきっと学校以外書けないのだろう。
トリックも陳腐でよくある物で、多分大体の読者が絶対に一度は読んだ事がある。
物語の矛盾点も数え切れない位ある。
最後の、依頼人は警察手帳を見せたから警察関係者ではないか?というまるで小学生が出した位の低レベルの結論は本気で言っているのか笑かしに来ているのか。
正直言って、どこがどう面白いのか分からない作品。
多分、作者と同じ普通じゃない読者なら面白いのだろう。
普通な人間なら読むだけ時間の無駄なので読まない事を勧める。