キネマ旬報社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今日、本屋さんでたまたま通りかかって見つけました。ぱらぱらとめくっているうちに、涙がこぼれそうになりました。
寅さんの言葉とは、つまり脚本を書いている山田洋二の言葉に他なりません。
映画ですから、それはそうです。アドリブで全部話しているわけではありません。
しかし不思議と、渥美清演じる車寅次郎がその言葉を発すると、それはもう山田洋二の言葉ではなく、車寅次郎の言葉になります。そこに車寅次郎という人生を背負った人物によって、言葉に重みが加わります。
そもそもこれは逆ではないのでしょうか?
山田洋二が脚本を考え、台詞を考えたのではなく、本当は、もともとこの言葉は、元来車寅次郎から発せられた生の言葉であって、たまたま山田洋二が聞き書きしたに過ぎないと思うのです。確かにそんな感じがしてきて、心にずしんと響きます。
宇宙のどこかに車寅次郎という名前の星があり、そこに住む車寅次郎から山田洋二はテレパシーを使って交信している。
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などと、『男はつらいよ』の冒頭の寅次郎の夢芝居のようなことを想像してしまいます。
車寅次郎の言葉で これまでどれだけの人が救われたでしょうか。
車寅次郎の表情に これまでどれだけの人が救われたでしょうか。
私も救われた、そのうちの一人です。
『人生に、寅さんを。』
そう、本当に、この人生で寅さんに会えたことは幸せです。
生きてる?
そら結構だ。
(本書より抜粋 第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の中の言葉) -
鬱屈精神科医、怪物人間とひきこもる
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ核をつく、確信を得られる。そんな言葉が詰まってました。
【特に印象に残ったもの】
どこにいたって、愛がありゃあ、天国なんじゃないの?そういうもんだよ。
ザマ見ろぃ、人間はね、理屈なんかじゃ動かねえんだよ。
思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ。愛してるんだったら、態度で示せよ。
ああ、この人を幸せにしたいなぁと思う。
この人のためだったら命なんかいらない、
もう、俺死んじゃってもいい、そう思う。
それが愛ってもんじゃないかい?
あぁ生まれてきて良かったな、て思うことが
何べんかあるじゃない。
そのために
人間いきてんじゃねぇのか。
そのうちお前にもそういう時が来るよ、
な?
まぁ、がんばれ。 -
鬱屈精神科医、怪物人間とひきこもる
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試し読み
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Posted by ブクログ
ミュージシャンの細野晴臣の映画コメント集。
特に監督と映画音楽のフィットした関係性については納得。
フェリーニとニーノ・ロータは有名だが、Pジェル三とカルロルスティケリは知らなかった。
細野氏の好きなジャンル、SF,西部劇、コメデイといったところも興味深い。
スネークマンショーのルーツはここら辺にあったのかな。
そのスネークマンショーでEバースタインの曲を使ったら多額の使用料を請求されたりとか吉田喜重監督の作品で音楽担当なのに場面によっては音楽不要と進言して気まずくなったらしいエピソードとか細野氏のキャラが出ていて面白い。
本書はキネマ旬報に連載されていたそうで、依頼した編集者に座布団1枚!