あらすじ
「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦氏、推薦!
ハエ男、透明人間、武器人間、ムカデ人間、マタンゴ、ガス人間、縮みゆく人間、地球最後の男、X線の眼を持つ男、ニューヨークの怪人……映画史の暗い場所でうごめく〝怪物人間″たちが集結。社会から降り自宅にひきこもった鬱屈精神科医・春日武彦との終わらない、実存的対話がはじまった――
本書はハウツーでも自己啓発でもない。
人生の役にはまったく立たない。
ここにはただ人間と怪物の交感だけがある。
荒木飛呂彦氏のコメント
バッド・エンディングに向かって行く話。
もしくは主人公たちがどんどん堕ちて行く話は、相対しているハッピー・エンディングの話と基本!
その作り方は同じだ。
様相が違うだけだ。
でも癒されるのは、どちらを観た時なのか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一時期世間と断絶した生活をしていた精神科による映画レビュー本
ただし、そこはそれ春日先生なのでふつーの映画レビューでない。
怪物、未知の生物にマッドサイエンティストからサイコパス、果ては映画自体がモンスターのようなバッドエンドの作品や何も語らずぷっつり終わる映画まで、ひと癖も二癖もある映画のレビューが並びます
なのに、読んだあとちょっとした救いを感じる不思議
きっとそれはあたしもこの本に出てきた『健康的な夫婦』ではないからなんでしょう…
Posted by ブクログ
作者が気に入った主にモンスターものやバッドエンドの映画・小説などを紹介した本。
作者がこれは面白い、とお勧めしているものは普通に面白く読めるのだが、これはダメだなぜなら~とダメ出しをしている部分はあまり興をそそられない。悪口って面白いもののはずなんだがおかしいな。紹介されているそのものも、著者の人となりもよく知らないので、著者の観点から否定されてもその審判が正しいかどうかわからないからだろうか。褒め上手の逆の裏?
ラムミルク飲みながら昼でも暗くした部屋で怪物ものの映画を見るというのはとても魅力的だった。