川野一宇のレビュー一覧

  • 絶望名言 文庫版

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    落ち込んでいるときに「希望を捨てずがんばれ!」「前向きになれ!」と(言ってくれる人がいるのはありがたいけど)言われるとしんどい時もある。過度にポジティブにこだわるのは、それ自体結局ネガティブなことじゃないか……

    この本は、「ネガティブな思いを持っても大丈夫だよ」「人間だから常に前向きにはいられないよね」と、寄り添ってくれる言葉やエピソードが紹介されています。解説がとってもおもしろい!人間あるあるを見ている気分になります。ときには、自分を鼓舞して前に進むことも大切ですが、まだその気力が湧いてこないあいだは、倒れたまま少しゆっくりしてもいいなと思わされる本です。

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    2026年01月08日
  • 絶望名言 文庫版

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    明けない夜はない、明日はきっといい日になる、みたいな前向きな言葉が辛い時もある。善意でかけられる励ましの言葉が余計に心をえぐる時もある。自分を想ってかけてくれる、そんな言葉に傷つくあなたが弱くて悲観的で駄目なのではないのです。人にはそれぞれの事情があるのだから。
    誰にも相談できない、他人には理解してもらえないだろう、そんな時だからこそ支えてくれる過去の賢人たちの名言の数々。
    あなたは決して一人ではないのです。辛い時でもベートーベンや芥川がきっと側にいてくれる。

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    2025年10月20日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望的な状況においてはネガティブな言葉の方が救いになることもあるし、寄り添ってくれる。確かにそうだと思う。前向きな言葉はむしろ負担になる。
    二人の対談の中で、それぞれの病気の体験にも触れつつ、いろいろな立場の人に平等な目線を送っているのが分かって、とても優しさを感じた。

    これ一冊読むだけで、次に読みたい本が何十冊と増えてしまったのが困りもの。

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    2025年10月11日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    名言集を読むよりも先に普通に作品を読むべきか、とも思いつつ読み始めたが、第1回のカフカの回で早速引き込まれてしまった。辛かった時の感情を思い出してあの時にこの本またはカフカに出会いたかったなと思ったり、今の気持ちを表現してくれる名言に出会えて救われた気持ちになったり、もっと作品に触れてみたい作家・作曲家と出会えたり、読んでよかった。

    辛い時にはポジティブな言葉よりも絶望名言の方が沁みたり救いになることがある。若い時に13年間の闘病生活をしていた頭木さんが共感したり救われた名言とその背景、人物の紹介をしていくラジオを書籍化したもの。

    カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピア、中島敦、ベートーヴェン、向田邦子、川端康成、ゴッホ、どれもよかった。
    彼らや頭木さんほどではないが、自分も思い描いていた人生の道から外れたときや寝たきりで過ごすしかない苦しい時期があって、だからこそ世界がそれまでとは違うように見えたり、良くも悪くも諦めを覚えたりして。10年前だったら味わいきれなかった名言たちだなと感じた。

    カフカの絶望名言より
    「生きることは、たえずわき道にそれていくことだ。本当はどこに向かうはずだったのか、振り返ってみることさえ許されない」

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    2025年08月19日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKラジオ番組『絶望名言』で放送されていた番組の内容を一冊の本に纏めた本。
    息が詰まったり、イライラしたり、ストレスフルな毎日を過ごす内に気持ちもネガティブに...。そんな中にしっとりと寄り添う、“絶望名言”。カフカ、芥川龍之介、ゴッホ、ゲーテ、ベートーヴェンなどなど各分野の偉人達の書籍や脚本内の台詞などを紹介しながら、出演者のお二人が自分の病気の経験を踏まえながら進めていく斬新なスタイルに興味が引かれました。
    気持ちが沈んでいるときにはポジティブな名言よりネガティブな名言の方が心に残り
    人に寄り添うことが出来ると思う。前向きな言葉ばかりでは正直、味気ないとすら思える。だからこそ、絶望名言は貴重なものだと思うし読んでいきたいと思える本となりました。

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    2025年07月06日
  • 絶望名言 文庫版

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    著名な方の、ネガティブな文書。みな、バラ色の人生ではなく、様々な出会うことに、考え、悩み、諦め、というルーチンが繰り広げられ、それを解説してくれる、といういい本でした。

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    2023年12月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKのラジオ深夜便から。絶望の先にある別世界。有名作家のフレーズから絶望の中にある言葉を探る文学ヲタ向けの一冊。

    思いのほか有用な言葉が多い。
    カフカ、ドフトエフスキー、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピア、中島敦、ベートーヴェン、向田邦子、川端康成、ゴッホ、宮沢賢治。

    太宰治と中島敦と松本清張が同い年というのが何より驚き。

    絶望とドン底はまた別物。人生は奥深い。再読したい。

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    2023年08月11日
  • 絶望名言 文庫版

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    きっと多くの人の心に響く本。

    たしかに、太宰治の著書に惹かれたこともあるし、芥川竜之介のいくつかの言葉を覚えていました。弱っているときに勝手に心に染み込んだのでしょう。
    カフカ、ドフトエフスキー、ゲーテの言葉が心地よいときは、自分をケアします。

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    2023年08月06日
  • 絶望名言 文庫版

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    良書。これ、今の時代には必要な一冊では?ネガティブ過ぎる世の風潮からか、空っぽのポジティブが受け入れられやすいのかも知れないが、真相は絶望名言にこそあるのではないか。前向きな言葉に勇気づけられることもあるけど、人生ってそんな単純なものでもないので、ね。(^_^;)

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    2026年06月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    今の自分はポジティブな言葉よりもこの本が合っている。頭木さんと川野さんの対話も心地良かった。絶望とまではいかなくても、弱っている時に読むとより一層こころに沁みるような気がする。

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    2026年05月28日
  • 絶望名言 文庫版

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    読書欲が駆り立てられる本でした。素敵な紹介が多くて、積読が増えてしまいそうです。というか増えてしまいました。嬉しい。
    併読でモームの月と六ペンスを読んでいたのですが、ゴッホが出てきてより2つの読書に深みが出ました。
    読書の世界が広まっていく感覚が嬉しいです。
    いつか、ドストエフスキーもチャレンジしたいと思います。
    そして、絶望名言2も買いました!
    読むのも楽しみです(少し寝かせてから読みたいと思います)

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    2026年04月18日
  • 絶望名言 文庫版

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    この本を読んでハッとすることがなければ、それは未だ絶望に直面したことがないのだろう。
    もし、そうであればこの本を読んで来る絶望に備えるべきだ。

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    2026年01月21日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    絶望なんてしない人生のほうがいい。
    それはもちろんそのとおり。絶望しないに越したことはない。
    しかし、人生いろいろなことがあるものだ。
    その中でまったく絶望の経験がないまま天寿を全うするということは非常に稀有な例であるのは間違いない。

    ここで考えてみてほしい。
    絶望することそれ自体は悪いことなのだろうか?
    絶望しないで生きられるのが一番ではあるが、
    絶望を経験することで学ぶこともあるし、そこから立ち直ったなら、より強い心で人生を謳歌できるということもあるだろう。

    また、絶望している人に対して希望あふれる言葉を投げかけ、励ますこともある。別に悪いことではない。
    だけど、希望って本当に救いになるの?
    その希望にすがって生き続け、それが打ち砕かれたときにより深い絶望を抱く、ということもあり得ると思うんだ。
    希望を語ることが間違いだと言っているわけではなくて、
    希望もときには人生を蝕む毒になるかもしれない、ということを知っておいてほしいのだ。

    この本を読むとわかることだが、世界の偉人、特に作家や音楽家、画家などの芸術の歴史に名を刻んだ人たちは、
    多くの絶望的な状況の中で、それを言葉として残している。
    自分が絶望したときにその言葉を思い出してほしい。
    ときにはそんな絶望的な言葉が救いになることだってあるかもしれない。根拠はないけど……

    最後に非常にデリケートな話題だが、
    深い絶望に苛まれ、自ら死を選んでしまう、ということも残念ながら少なからずある。
    自殺は絶対にダメだ!と言うのは簡単だが、死が救いになるほどの絶望が存在するのは間違いない。
    自殺することはよくないことだとは思うのだが、絶望から自殺を選んでしまった人を否定するようなこともしたくない。

    何が正しいことで何が正しくないことなのか。
    そもそも正しさとは一体なんなのか。
    物事はなんでも白黒つけないといけないのか。
    曖昧で揺蕩うように朧気な人生を送っている私には答えを出すことはできない。
    でも、それでいいのかもしれない。
    そんなことをこの本を読みながら考えてました。
    そう考えると他人の絶望に触れることも悪くないじゃん。

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    2025年12月24日
  • 絶望名言 文庫版

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    以前にも頭木さんのカフカ関連の本を読んだことがあり、そちらもとてもわかりやすく共感できる内容だったが、本作もよかった。
    好きな文豪や画家の話が多くそれだけでも楽しめたが、頭木さん川野さんの話にも頷けることばかりでなんだか救われるような気持ちになった。

    ベートーヴェンについてはあまり知らなかったので、こんなに病気や苦労が多かった人だったと知って驚いた。
    いろんな意味で本当に凄い人だったんだなぁと今更ながら知れてよかった。
    そういうことを知ったうえで、改めて名曲たちを聴いてみようとおもう。

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    2025年10月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    古今東西の様々な作家の絶望名言を紹介した本。
    かなりのボリュームなので心身ともに元気な時に読むのがオススメ。絶望した時に自分を掬い上げてくれるような言葉を一つでも持っておくのに本書が役立つ。
    著者はもともと地頭がよいタイプの人間だが、そこに難病という経験を経たことにより感性が研ぎ澄まされたのではないか、と思うほど視点が面白く言葉の選別にセンスを感じた。

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    2025年10月20日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望した時に、救いとなるのは明るい言葉ではなく、絶望の言葉だったということで、著名人なソレをピックアップするもの。
    明けない夜はないとよく聞くが、明けない夜もあるということことが印象的だった。

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    2025年10月08日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望的な気持ちを、きちんと言葉で表し伝えている、そんな名言の数々が染み入りました。
    自分の弱さを表現できるって、強さでもあるよね。。

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    2025年08月01日
  • 絶望名言 文庫版

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    過去に読んだ本からの名言も多く、共感しながら読みました。
    切りが良いので、寝る前に読むのにちょうど良かったです。
    私はベートーベン、ゴッホ、宮沢賢治の絶望名言に胸を打たれました。

    読む時間が待ち遠しくなるような本でした。

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    2025年06月14日
  • 絶望名言 文庫版

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    新しいタイプの本。心が沈んでいるときは明るい言葉は受け付けないというのはそのとおりで、名言が必要なときはむしろ、このような絶望的な名言の方が染み入るのかもと感じた。

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    2025年05月27日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKラジオの「ラジオ深夜便」で放送されたものが完全収録されている。なので、ラジオでの会話がそのまま文字起こしされており読みやすい。
    カフカやドストエフスキー、太宰修等12名の古今東西の作家や芸術家が取り上げられている。解釈として必ずしも共感できないところもあったのだが、カフカやゲーテについては、うなずくことも多かった。落ち込んだときや元気でないときなど、読み返したいと思う。

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    2024年12月19日