川野一宇のレビュー一覧

  • 絶望名言 文庫版

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    まあそれなりには面白かったのですが、なんか自分には高尚過ぎた気がしたのですよね。わざわざ文豪とか人選しなくても絶望を題材にした本は作れたんじゃないかとも思いました。

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    2025年09月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    ひとつのことで深く悩めないタイプだ。悩まないのではなく、悩めない。少女マンガの傑作(傑作です。異論は認めない)「天使なんかじゃない(矢沢あい)」のなかで、まみりんが翠に「あなた悩んで夜寝れなかったことなんてないでしょう?」と聞くシーンがあって、翠の「昨日の夜は寝れなかった」というモノローグに続くんだけど、あの明るくて、前向きに進んでいく翠ですら、寝れないことがあるのか!と当時高校生だった私には、結構な衝撃だった(詳しい話は、マンガ読んでください。傑作なので)。
    そこまで深い悩みがなかった、ある意味幸せじゃないか、とも思うのだけれど、その後の人生でも結局「寝れないほど悩む」ことがないまま、今に至

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    2025年03月28日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望は自分の地面を踏み締めるうえで有効な現実把握だと考えている
    この本で紹介されている名言の多くも、自身の地面を把握する様について繊細な感覚から紡がれた言葉である、と私は解釈
    その中で一際印象に残ったのはシェイクスピアがリア王で書いた台詞
    「どん底まで落ちたと言えるうちは、まだ本当にどん底ではない。」
    底と感じているうちはまだまだだと甘さを思い知った

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    2023年11月16日