川野一宇のレビュー一覧

  • 絶望名言 文庫版

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    単行本の絶望名言、絶望名言2の合本みたいなもので、ラジオでやってた番組を本にしたもの。

    ちなみに単行本に載っていた絶望名言ミニがなくなり、代わりに宮沢賢治がプラスされている。

    超一流の文化人たちの絶望名言が載っています。
    カフカにはじまり、ドフトエフスキーや太宰治とかはまあわかるんだけど、こんな人が弱気なセリフを!的な人もいますね。
    たとえばゲーテとか。

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    2024年10月01日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKの深夜ラジオで放送されていたものを書籍化したもの。
    題名の通り著名人の絶望に関する名言と、その名言が発せられた背景、著名人の人生を中心に解説されている。
    指南役の頭木さんの闘病時の体験談がプラスされるところに、ただの名言紹介よりも魅力がある。

    名言を変にポジティブに還元していないところが良いと思った。
    ネガティブな経験をした分、人生に活きるとか人生が有意義になるとか
    無理にネガティブな経験をポジティブに持って行かず、ただ辛いと言う気持ちに寄り添う姿勢を終始貫いているので、そこにこの番組の優しさを感じた。
    ブックガイドも付いているので、気になる本は読んでみようと思う。

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    2024年08月18日
  • 絶望名言 文庫版

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    カフカやゲーテなどの言葉、人生を簡単に知ることができ、興味が湧いた。彼らに関する本も紹介されており、読んでみたいものもいくつかあった。対談形式で、人生が下降している時のことについて色々と考え方が記載されている。

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    2024年05月02日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望には絶望の流儀があるのだな、と納得。
    自分の知らない世界を知らない状態で非難する事はやめようと思った。

    太宰治、芥川龍之介はすぐにでも何か一冊読みたくなった。
    カフカ、ドストエフスキー、シェークスピアは、いつかの絶望の為に一冊ずつ、家に置いておくのも良いかもしれない。

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    2023年08月14日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望している中で、この本に出会いました。
    文豪の言葉や頭木さんと川野さんのやりとりもとてもよかったです。
    文豪たちもこんなことを考えてたんだなと。
    絶望名言2も読みたいと思います。

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    2026年06月12日
  • 絶望名言 文庫版

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    『人間失格』を読んで大号泣してから太宰治が好きなんですが、あまり本を持たなかったのに三遊亭圓朝の全集だけは持っていたというエピソードを知ってさらに好きになりました。圓朝氏の落語『死神』を題材に卒論を書いたのは良い思い出。。

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    2026年01月08日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKラジオ深夜便のコンテンツ。カフカやドストエフスキー、ベートーベンの言葉は、読む前から絶望名言という予想の範囲内。太宰もそうだ。ゲーテは“希望の人”だから、ある意味絶望を知っているからこそ、なのだろうと思いながら読んだ。「絶望することができないものは、生きるに値しない」「快適な暮らしの中で想像力を失った人は、無限の苦悩というものを認めようとしない」と。これらの言葉は、幸い?なとこに、絶望と言えるほどの苦悩は知らないと言える自分自身に対する警句として心に留めたい言葉たちだった。
    芥川の「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ。日常の瑣事に苦しまねばならぬ」という言葉は、今時々私自身も考えている。歳を重ねたからかもしれないが、日々、平凡な毎日を過ごせる時間がとても貴重で、あれもやりたい、これもほしいと思っていた若い頃には感じなかった「小さくて」大きい幸せを感じることができていると思うから。
    川端康成「忘れるにまかせるということが結局、最も美しく思い出すということ」。そうだろう、きっと。

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    2025年10月28日
  • 絶望名言 文庫版

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    まあそれなりには面白かったのですが、なんか自分には高尚過ぎた気がしたのですよね。わざわざ文豪とか人選しなくても絶望を題材にした本は作れたんじゃないかとも思いました。

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    2025年09月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    ひとつのことで深く悩めないタイプだ。悩まないのではなく、悩めない。少女マンガの傑作(傑作です。異論は認めない)「天使なんかじゃない(矢沢あい)」のなかで、まみりんが翠に「あなた悩んで夜寝れなかったことなんてないでしょう?」と聞くシーンがあって、翠の「昨日の夜は寝れなかった」というモノローグに続くんだけど、あの明るくて、前向きに進んでいく翠ですら、寝れないことがあるのか!と当時高校生だった私には、結構な衝撃だった(詳しい話は、マンガ読んでください。傑作なので)。
    そこまで深い悩みがなかった、ある意味幸せじゃないか、とも思うのだけれど、その後の人生でも結局「寝れないほど悩む」ことがないまま、今に至る。

    寝たら頭がすっきりして、ちょっと解決に進むよね、あとは行動しよう!という、ポジティブタイプ、とも言えるし、なんかこう、思考・思慮が浅いのでは、とちょっと後ろめたい気持ちにもなる、そんな人生。

    なので、と続けてよいのか分からないけれども、人生のどん底、絶望の淵で、グルグルしているようなタイプの小説は苦手で、避けてきたところがある。

    この本は、もっとクスっと笑えるタイプの本かと思って手に取って、確かにユーモアにあふれたものではあるのだけれど、作家それぞれの絶望を紐解き、なぜその言葉が、こちらに響いてくるのかを丁寧に解説したものだった。
    そのベースにあるのは、話しているお二人の経験で、それぞれ病気で苦しんだからこその想いや実感が乗っているからこそ伝わるものがあるんだろうとは思う。

    でもそれは、「病気の経験があってよかった」わけでは決してないし、その経験がなくても、なるほど確かにそういう風に響くのは分かるなと、これまでの読書で抱いていた苦手意識をふわっと軽くしてくれたように感じる。

    私は、小説を読むということをもっと感覚的にやってきたところがあり、それをきちんと解説することに違和感を持ってきたのだけれど、あぁ、文学を学ぶってきっとこういうことなんだなと初めて思えた経験でもあった。

    もとはラジオなので、それも聞きたいなと思ったのだけれど、なにせ耳から入った情報を処理するのが苦手なので、きっと文字で読んだ方がしっくりくるんだろう。
    得るものの多い読書でした。

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    2025年03月28日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望は自分の地面を踏み締めるうえで有効な現実把握だと考えている
    この本で紹介されている名言の多くも、自身の地面を把握する様について繊細な感覚から紡がれた言葉である、と私は解釈
    その中で一際印象に残ったのはシェイクスピアがリア王で書いた台詞
    「どん底まで落ちたと言えるうちは、まだ本当にどん底ではない。」
    底と感じているうちはまだまだだと甘さを思い知った

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    2023年11月16日