メアリー・L・グレイのレビュー一覧

  • ゴースト・ワーク

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    拡張されたサービスの背後で行われるヒューマンコンビュテーション、コンピュータの処理を補う機械的な仕事。収入は少なく、いつでも解雇され、法に守られない、見えない労働者。アルゴリズムにより無慈悲に切り捨てられる末端ではなく、人間的な協働

    AIができるようになったらゴーストワークが減るのではなく、また新たなゴーストワークが生まれる。人間の労働そのものがゴーストワーク化していくように思いました。

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    2025年10月06日
  • ゴースト・ワーク

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    AIが人の仕事を奪っていくのではないかという話はかなり以前からされていたが、どんなにAIが発達しても、ラストマイルは人が補完しなければならないということを知って驚いた。しかし、それは現時点では喜ぶべきことではなく、進行形でゴーストワークという形で断片的な作業を格安の賃金で引き受けてくれている人達の労働によって成り立っているのだということも知らなかった。そしてそれは将来、おそらく他人ごとではない話になる。解決案はいくつか示されているが、まだ現実的なものとは言えない。今は事実を認識し、他人ごとではないこととして自分も考え続ける必要がある。

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    2025年05月02日
  • ゴースト・ワーク

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    ネタバレ

    編集中

    本書に関しては成田先生のTwitterで紹介されていたのを見て、購読するに至った。
    私自身システムエンジニアとして働いている身でAIについては一般の方よりは多少詳しいと自負していたが、アメリカやインドでの実像については本書でかなり勉強になった。

    思想としては社会学的な要素が多く、解決策として協同することの意義を推している印象を感じた。
    私個人としてはオンデマンドワークの良いところには目がいっていたが、生活基盤的な補償の観点は大きく見過ごしていたと理解した。

    これからの働き方にはオンデマンドワークは必要になってくることは世の中の少子高齢化や格差社会などの流れ的にも想像できそうだと感

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    2023年12月22日
  • ゴースト・ワーク

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    いわゆるギグワーカーの実態を書いた本。自動化のラストマイルのパラドックスという提唱が印象的。テック企業のギグワーカーの取材が多めだが、他の業界にも通ずるとろこがあり、現代のテックがもたらす深刻な格差社会の拡大の一因となっているギグワーカーへの関心を集めるという点では素晴らしい本だ。

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    2023年09月14日
  • ゴースト・ワーク

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    Webの修正 翻訳 不適切なコンテンツの削除などは個人契約の見えづらい労働者が低賃金で手修正している。
    それをゴーストワークと呼びどういったケースがあるか解説している。

    悪い面だけでなくこれのおかげで自宅で生計を立てられるような人もいる

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    2023年07月23日