周見信のレビュー一覧

  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    台湾が戦時中日本に占領されていたという知識はあるが、その実態がどういうものだったかということは知らなかった。そこで生まれ育った人たちは学校では日本語が母語で、家庭では台湾語が母語で、占領が終わったら今度は北京語を習わないといけなくなった。そんな経験をされた人たちがいることを忘れてはいけない。

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    2023年05月22日
  • 台湾の少年2 収容所島の十年

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    最初に三巻を読み、二巻目に入った。はからずしも、そろわずに読む順が逆になってしまったのだが、三巻目を読んでいたときに折に触れ白色テロという言葉が出てきた。何か不条理なものにまきこまれたのだな、ということは察した。だが、二巻を読んでわかったのは、どのような方向に社会が向かうとしても、一般の人の考え方がどうであれ、権力が移動すると抑圧はおこって、それが右であろうが、左であろうが、起きることはほとんど変わりがない。自由主義、資本主義社会が選択されたとしても起こっていたということにやはり、驚く。思想信条は外からみえない。しかも、相手が疑いがあると思えば無くてもあることになるのである。フランス革命や、人

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    2023年05月14日
  • 台湾の少年3 戒厳令下の編集者

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    ゆえあって、三巻から。
    途中からなので、揃ってから読もうか、と思ったけれど、読み始めてしまうと読みやすい。

    白色テロ時代を経て、その傷を負い、他より十年出遅れたという思いの強い主人公はアイデアを得て児童雑誌「王子」を創刊する。
    よく読むと、いろいろなことがバランスよくかかれて、事態の複雑さがそこはかとなく伝わってくる。 
    木版画に通じるような暖かみのある絵柄も、負わされている生きにくさを伝えて品性のあるものにしている。気持ちやこころが近い感じだ。

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    2023年04月03日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    ブックガイドとか書評で複数回目にする機会があり、それは読んどかないと、ってことで。マンガだから取っつきやすいってのも大きい。台湾有事を頻繁に見聞きするけど、その歴史はと問われると、殆ど知識が無いことに気付き、情けない思いにとらわれる。その点、読み易く漫画で描かれた本書は重宝する。物理的な距離感のみならず、日本との関係も色濃い訳で、やっぱり無関心ではいられない。本書を入り口に、ノンフとかも紐解けたらな、と。

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    2023年10月13日
  • 台湾の少年4 民主化の時代へ

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    さいこんりん 「移行期の正義」の起動 今ではすっかり台湾の方が日本を遥かに凌ぐIT先進国になっていますが それはあくまでも日本の為に行なった植民地統治による反射的利益 

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    2023年09月29日
  • 台湾の少年3 戒厳令下の編集者

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    人口に膾炙した漫画が次から次へと連載出版されてゆき ペスタロッチの教育理念である「自ら体験するすることを重視する」姿勢を実践していった 紅葉チームではその後続け様に年齢詐称した選手の替え玉事件等が発覚した

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    2023年08月29日
  • 台湾の少年2 収容所島の十年

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    「ダニー・ボーイ」:歌詞には息子を戦場へ送る父親の心情が描かれていました タップダンス:1920年代のアメリカで生まれ、アイルランド移民とアフリカ黒人の民間舞踏が徐々に融合して生まれたダンススタイル。 りょくとう緑島(かしょうとう火焼島) 原始的なリズムとリズムは分かち難いもので 僕の自由と十年間の青春を奪った政府に感謝しないといけない?なんて馬鹿げてるんだ…。

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    2023年08月01日
  • 台湾の少年3 戒厳令下の編集者

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    緑島に収監されていた人は、開放後は前科がついて不自由していたと初めて知った。たとえ身に覚えのない罪だったとしてもだ。自分が収監されていた間、人より遅れていると無我夢中で真っ直ぐ生きる姿勢に頭が下がる。

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    2023年06月29日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    白色テロ時代の台湾について知りたくて。
    政治犯の疑いをかけられ、10年間を収容所で過ごし、出所後は出版人として生きた蔡焜霖氏。温かく楽しげな幼年時代と、重苦しい緑島収容所生活の隔絶が、描線の変化でも表現されていて、読んでいて胸にせまった。たくさんの国で、過去にも現在にも、こういう理不尽があることを思うと、人間の闇の深さに苦しくなる。
    現在の台湾に至るまでに、台湾の人たちがどんな犠牲をはらってきたのか、たくさんの苦しさのひとつを教えてもらった。

    グラフィックノベルなので、読みやすい。

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    2023年06月29日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    一夜にして自分の名前も言えない「文盲」へ変わってしまいました 言語は常にグラデーション状に広がっていて 寄る辺ない自らの感情を仮託して表現する一つの手段だったのです ホラー映画『言葉が消えた日』 香港で中国政府を批判する「焚書」を販売して拘束された 現在は白色はくしょくテロ時代の政治犯の名誉回復と

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    2023年06月29日
  • 台湾の少年2 収容所島の十年

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    罪を負わされ収容されていた10年間。
    希望を見出すことができない状況下で、生き続けることのできる人ってどんなひとだろう。わたしが同じ立場になったら、心も体もすぐに負けてしまいそう。

    台湾でほんの数年前に起こった出来事なのに、とても昔のことに感じる。収容されている方がご存命のうちにもっと声を聞いておきたいと思った。

    20230624

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    2023年06月24日
  • 台湾の少年1 統治時代生まれ

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    1930年台中に生まれた蔡焜霖の少年時代を描いた漫画(?)。
    淡々と日常が描かれていておりリアルに感じた。戦争がいつの間にかはじまって、終わって、新しい時代が始まって。
    市井の人々が、いつの間にか、でも確実に時代の流れに飲み込まれていく様が、悲しい。あっという間。サマーキャンプに参加して国民党に入党させられるとかすごいな。

    実際のところ、教科書に載っているような歴史的史実もこんな感じなのだろう思う。コロナもあらあらあらーと思っている間に大変なことになり、あれあれあれーとなっている間に終息したと言われる今に至る。

    台湾の歴史を勉強したいと思っているので、イラスト(漫画?)とともに、読めるのは

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    2023年06月14日