土門蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルから想像すると、これは文章を書きたい人向けの本だと限定されそうだけど、全くもって違う。
これは「生き方」について書かれた本だと思う。
私のなかで再読したいトップ3に入っている本のなかに、土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」が入っている。
当時、こんなにも自分自身の痛みを深掘り、他者に差し出し、そして最後にその痛みを大切に抱きしめながら生きていっている人がいるのか、と衝撃を受けたことを覚えている。
なんでこんなにも心を鷲掴みにされるのだろうと、当時の自分は疑問に思っていたけれど、今作を読んで腑に落ちた。
土門蘭さんは、「ほんとうのこと」を書いているからだ。
まだ未読の方は、ぜひ、2作合わ -
Posted by ブクログ
☑️ほんとうのことを、書くための練習は、
誰にも読ませない文章を、ひたすらにたくさん書くこと。毎日、言葉の水路を掃除するように、脳の思考を排水する。
☑️書くとは「生きて考える」ことだから、いろんな場所に出かけて挑戦をして体験をすること。生きるとは他者とかかわること。考えるとは自分自身と向き合うこと。これらをつなげて考えたことを、書く。
☑️苦手なのは書くこと?読まれること?不安を分解してみる。
☑️自分以外の人のことを記載するとき、その言葉は暴力になる。その人の認識が、事実が異なっている危険性があるから。許可を取り、読んでもらって確認を取ろう。 -
Posted by ブクログ
文章術の本だと思って読み始めたら、変身術の本だった。僕も変われるという希望、あるいは、まだ観ぬ自分に変身する勇気をくれる一冊。
まず、不思議なサブタイトルに惹かれた。本当のことを書くことが、なぜ他者とつながることに通じているのか?むしろ、真逆では?そんな疑問に、静かで、だけど力強い筆が、グワリと応えてくれる。
ちょいちょい出てくる高校教師さん、新聞記者さんのエピソード。彼女自身が、いかに「他者から受け入れて変身し続け」てきたか。その歩みが滲んでくる。そこが信頼できる。きっと彼女は、仮面ライダーもびっくりの変身上手。ほんとうのことを書くという行為を通じて、「恐怖と期待が入り混じった変わるという -
Posted by ブクログ
夜8時に、東海道線の下り電車でハンバートハンバートを聴きながら、同書を読んでいると、著者の感じている不安や物悲しさがふと乗り移ってきて、なんだか目に涙が滲んでしまった。本を読んで感動することはたまにあるが、こうやって電車というパブリックな場所で、我慢できずに感極まってしまうことはとても珍しい。彼女の文章には僕の心を動かすなんらかの力があるのだろう。
あらためて考えてみれば、やはり「ほんとうのこと」を書くというのはとても難しいことだ。一回立ち止まって、自分としっかりと向き合うこと、周りを冷静に見つめることが必要だし、その上で、自分が感じたことを、言語化して相手に伝わるように表現する力が必要だ。 -
Posted by ブクログ
“ほんとうのこと”
を
綴れるのは
飾りっ気のない素の自分だけ。
✾ほんとうのことを書く練習
✾土門蘭
✾ダイヤモンド社
めいいっぱい考えて書く。
読む人がどう思うか、そんなことまで考える。
考えすぎて誰かに読んでもらうのに躊躇する。
読まれる怖さ、否定される怖さに不自由になる。
でも縛られて書けなくなるなんて、“とんでもなく不自由”だ。
じゃあ、どうやって自由になる?
“自分を受け入れる”こと。
“自分を愛する”こと。
“自分の心身を目一杯使って「生き」て「考え」る限り、私たちは無限に文章が書ける。”【引用】という。
そして個性を意識して出そうとせず、素の自分を見 -
Posted by ブクログ
『死ぬまで生きる日記』がロングセラーとなっている文筆家 土門蘭さんの『ほんとうのこと』を書く練習の本です。
ほんとうのこととは何なのかどのように書いていくのか、ひとつずつ丁寧に伝えてくれています。
土門さんのノウハウがこれでもかと詰まっています。本文は難しくなく大変読みやすいので、文章をこれから書こうと思っている人、書きあぐねている人、読む専門の人、どんな方にもおすすめです。
土門さんが序章で書いているこの文章が、この本の紹介としてはやっぱり1番分かりやすいので、以下に引用します。
『これは「ほんとうのこと」を書くための本だ。
どうすれば、自分の中にある「ほんとうのこと」を掴み、言葉にでき