土門蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人生で出会えてよかった本の一つ!!!
自分との対話の仕方、自分が生き延びるために、言葉でできることを伝えてくれる本だった。
息が詰まらない、心地よい量に行間と段落が設けられている。すごく読みやすかった。
自分にずん、と渡されてくる言葉、出会えて嬉しい言葉がたくさんあった!
きっと土門蘭さんが共感できる部分を散りばめてくれたからだと思う。
「死んでいる場合ではない」
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読む中で「ほんとうのこと」を出せる時間について自分なりに考えた。
私にとっては、書くことと描くことだった。
しかし読む中でほんとうのことを「話す」ことも、練習したいと感じた。
私は人と話す際、どうしてもほんとうのことを無視しがちだ。
この本を読んで、話す中でも「この人の前ではほんとうのことだけ話す」「ほんとうのことが出し切って話せなければ黙る」ことを練習したいと思わせてくれた。
死ぬまで生きる日記を先輩に教えてもらって知ったが、それ以外の土門蘭さんの著書を、また自分の手と目と心で読めて嬉しい!心からそう思いました。
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Posted by ブクログ
女性のドロドロした、荒んだ感情を描いた物語かと思い購入したが、もっともっと深い、底なし沼にときに光が差し込むようなイメージを持つ小説だった。
読者としては光をときに感じたが、登場人物はそうではなかったかもしれないとも思う。
とても面白くて、ページを捲る手が止まらなかった。
踠き、苦しみながら、人として、女性としての感情を強く抱き、登場人物五人がそれぞれの人生を生きていく。
生々しい言葉と感情に、「生きている」と感じた。
五人だけではなく、途中で出てくる人以外の動物や、不思議な情報など、どんどん交わって、深さを帯びていく物語の描き方にとても引き込まれた。
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Posted by ブクログ
久しぶりに面白い本を読んだ(もちろん知的好奇心の意味で)。「とてつもない数学」以来かな。ダイヤモンド社としてはビジネススキルの類いとしているようであるが、確かに文学関係の棚にあったら出会うのは相当先になっていただろう。日頃読まない分野であったし希死念慮を持つ(からというだけでは無いが)筆者独特の文体と、「ほんとうのこと」に拘る姿勢とそれを我々が如何に表現するべきかということについて様々な視点での考察があり大変興味深い。私がこのレビューをとりあえず書こうと思ったのもこれを読んだからに他ならない。ほんとうのことを書きまくって自分を理解することから始めたいし、そのことでどんな自分と会えるのかが楽しみではある。また時間をあけて読んでみたい本である。
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Posted by ブクログ
社会の中で生きていると、その社会の中で順応するために身に付けて内面化した小さな「社会くん」が自分の中に現れる。
「社会くん」は、生産性だったり価値だったり、目に見えるものや数値で測れるものを大事にしている。
仕事をする時や、自分が成長するためには「社会くん」は背中を押してくれる。
でもいつしか「社会くん」のまなざしは、意味があるかどうかは関係ないただ楽しいことにも向いたり、仕事を円滑にするためには必要のない「感情」を蔑ろにし始める。
「生活」は順調に進んでいるけれど「人生」は停滞し始める。それが行き過ぎると順調に進んでいたはずの「生活」にも侵食し始める。
そうなってしまうと自分にとっての「ほんとうのこと」が分からなくなっていく。
自分は「ほんとう」はなにがしたいのか。
自分は「ほんとう」はなにを感じているのか。
自分は「ほんとう」は何を伝えたいのか。
がどんどんぼやけていく。
そんな「ほんとう」を取り戻すために、ぼやけた霧の中を進むための助けになる懐中電灯のような本でした。 -
Posted by ブクログ
とてもいい本だった。
筆者の「死ぬまで生きる日記」もとてもよかったがこちらも秀逸。
私はこの人の文体が好き。スルスル言葉が体に入ってくる。書くことがいかに人を支えるかについてもとてもわかりやすく記されていたと思う。
特に後半の「目指すのは『共感』ではなく『理解』の章」は考えさせられた。
世の中、最近「寄り添う」とか「共感」を求めがちだと感じるのは私だけだろうか。
つまり、横並びの関係。確かに、それは必要かもしれないが、共感できないことも世の中にはたくさんある。
だからこそ「理解」が必要になるのではないか。理解するために、理解してもらうためにどう生きていくかを考えさせられた1さつだったw。 -
Posted by ブクログ
書きたい。
以前から、いつでも。
表現としてできるのは書くことだけだから。
そして、書くなら「ほんとうのこと」を書きたい。
でも、書くことそのもの以上に、書くことで人生をサバイブしている人の歩みを見た気がした。
最近書くためのまとまった時間が取れないと、半ば言い訳がましく呟いているけど、やっぱり書かなくちゃな。
田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい」とも通ずるものもある気がする。
どちらも今野良介さんが担当編集である。
今野さんは“ほんとう”が本当に好きなんだろう。
そこにもなんとなく共感できてしまう。
そして、そこに信頼を寄せているのだと思う。