あらすじ
インターネット上にある文章の多くは、「誰かに読まれることを前提に書かれた文章」です。
「どうすれば自分の文章が読者に認められるか?」を目的に書かれています。
しかし、文章が「伝わらない」「うまく書けない」という悩みの原因は、まさに「他人に見せるため」に書いているからです。
自分が何を考えているのかを自分で深く知った上で「ほんとうのこと」だけを書くのでない限り、いくら巧みに言語化しても、それは借り物の言葉です。
もしその文章がバズって、他人に認められて、フォロワーが増えたとしても、それは「偽の自分」が社会とつながることになってしまう。
それは、自分自身でも気づけない「生きにくさ」につながっていると著者は言います。
本書は、まず誰にも見せない文を書く場所を確保して、自分を深く知ることに重点を置きます。
その上で、「自分にしか書けない文章」の書き方を身につけて、他人に読まれるまでの道筋を示します。
「自己肯定感」と「文章力」が同時に上がる、新しい文章の書き方。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
流れてくる情報に触れ続けていると.
いつの間にか自分との距離感を見失います.
周りの声が近すぎて.
自分の声が聞こえなくなることもあります.
そんなとき.
立ち止まって文章を書くと.
少し離れた場所から自分を見つめ直せます.
ぼやけていた輪郭に.
ゆっくりとピントが合っていきます.
まるで眼鏡のような本でした.
世界を変えるのではなく.
自分の見え方を整えてくれるのです.
Posted by ブクログ
書くこと、というか表現全てが置き換えられる内容だなと思った。少なくとも楽器演奏はそう。
この方が「ほんとうのこと」と表現したものは、私の中で(言語化していなかったけれど強いて言うなら)「文章の核のようなもの」と思って読んだり書いたりしていたことだった。小説でも音楽でも変わらないと思うんですよね、何かがあるかどうかって。(受け取り側にその準備があるかどうかにもよるから、自分が惹かれないもの=ないもの、というわけではないのがまた面白いところではある)
本当に個人的な話だけど、文章の核のようなものについては自分の中で作られつつあって、そのままでいたいけど内容を書き残すとこの人の考えに置き換わってしまわないかが怖くて、興味深いと思ったところを書き出すかは悩ましいなと思っている。
上記の通りもうすでにそこそこ考えていた事柄だったので、同じようなことを考えている人がいたことに気がつけて嬉しいなと思う。私にとっては真新しい内容はそこまで多くはなかったけれど、自分の方向性もまた間違っていないのかもと思えてよかったな。
Posted by ブクログ
■見た目じゃないよ、中身だよ。
書くことは問うこと、すなわち自分自身と対話すること。生きて、考えて、生きて、考えて。
ついつい外見のカッコよさやキレイさに惹かれ、あこがれてしまう僕だけど、いちばん大切なことを見失わないようにしたい。
Posted by ブクログ
「書く自分」が書いている間は「読む自分」には退室してもらうという表現が、特にしっくりきました。
書いて初めて、自分はこんなことを考えてたということがわかる。だから、書くとは自分を知ることにもなる。
この本を読んでからたくさん文章が書けるようになったし、書くことが楽しくなりました。
Posted by ブクログ
とにかく何でも書くという「文筆家」の土門さんだからこそ、多くの人に開かれた「書く」を、こんなに魅力的な視点で捉えられるのだと思った。
彼女の文章に惹かれるのは、いつも「ほんとうのこと」が書かれているからなのか、と納得する1冊。
Posted by ブクログ
文章の書き方の本はいろいろ読んできたけど、そのなかでもかなり好きな部類だ〜!ページが赤線まみれのドッグイヤーまみれになってしまった!
「書いたものが誰かに読まれるということ」の章がものすごく気になって買ったんだけど、読んでよかったなあ。私は「書いた文章を人に読んでもらいたい」という気持ちと「書いた文章を人に読まれるのが怖い」という気持ちをどちらもみっちり抱えたまま生きているから、その感情との向き合い方のひとつの答えを知ることができた感じがする。委ねる、信頼する、対話する、っていうところはずっと覚えておいて、ずっと大事にしていきたい。
【読んだ目的・理由】読まれる恐怖と向き合いたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.5
【一番好きな表現】読まれ方については、読者に委ねる。つまりは、自分の文章と読者を信頼すること。そこで生じる対話に任せること。(本文から引用)
Posted by ブクログ
本屋さんで見た表紙が印象的で読みました。
昔から文章を書くのが好きで、mixiの日記からはじまりnoteやブログにも手を出していたけれど
ほんとうのことは書けていなかったかもしれません。
こういうふうに思われたいな、という自意識に塗れた文章ばかり書いていたかも。恥ずかしい。
これからはほんとうのことが書ける人になりたい。
何度もこの本を読み返したいと思うくらい刺さるところがたくさんあった。
とくに残ったところ
「孤独とは「ひとり」なのではなく、自分と自分の「ふたり」でいられることだというのだ。自分と一緒にいられるかから、孤独は寂しいものでもこわいものでもない。」
いっしょうけんめい生きて、考えて、書く!
Posted by ブクログ
ほんとうのことを書くということは、自分を受け入れて愛するということ
生きて、考えて、書いて書いて書いて
とても分かりやすく優しく丁寧に「書くこと」について書いてくださっていて私も「書くこと」の虜になってしまった
いや、もう書いているのだからすでに虜になっていて、さらに書きたいと思わされた
読んでよかった
Posted by ブクログ
書いた後のないものは排泄>自分のために。深く呼吸ができるようになるか、落ち着いたり軽やかになったりするか、少しでも自由な気持ちになれるか。目の前で子供が熱心に書いた絵をへたくそだと罵ったりしない>する人はするんだよ。言葉にならなかった本当のことは水路を閉ざす。書くことは問うこと、興味を持つこと。インタビューの三日前に質問を送る。言葉にしたいという衝動。自分との信頼関係を築く作業。推敲は自分の話を聞く作業。どんな体なら自分のしたいことができるだろうか。感覚から入ってくるものを言葉に変える情報化。情報to情報は情報処理。主語は私。
Posted by ブクログ
これまで自分はメルカリで中古の本を買うことが多かったが、この本は珍しく定価で見つけた瞬間に買っていた。それはその時に毎日誰にも見せない日記を書くことをしていたからだ。その中で自分は自分の本当に思っていること、感じたことを書きたいと思っていたが、なかなか思うようにほんとうのことを書けず、取り繕った言葉を並べる日々だった。そんな中この本を見つけ、もっと自分の根底を知るチャンスだと思い、それは数日、数ヶ月後ではなく、思い立った今行動するべきだと思ったからだ。実際この本を読んでみてほんとうのことを書く意味、書き方などを知ることができた。書くことは問うことだ、書くことは生きることだそう知ることができた。これを読んだ現在でもまだほんとうのことをどう書いたらいいのか分かっていない自分がいるが、それでもまずは書いてみて、自分の中の読む私を登場させ、自分の本当の姿を認めることでもっと自分を愛することができると思う。自分は一回で全て理解することができないため、今後も何度か読んで理解を深め、ほんとうのことを書くことに繋げていきたい。
Posted by ブクログ
今年1番引き込まれた文章だった。筆者が書いてる「ほんとうのこと」がダイレクトに私に届いた。頭を殴られたような衝撃だった。そして、私自身の「ほんとうのこと」も書いてみたら誰かに届くのだろうか。書いてみたい。届くのか届かないのかわからないけど、書いてみたい。という衝動に駆られた。まだまだ私は自分の気持ちを表現できる語彙力が不足しているのでそこは学習しながら、生きて、考えていきたい。自分もまだわからない自分の「ほんとうのこと」に触れたくなった。
Posted by ブクログ
たくさん、いろいろ書きたくなった。
ほんとうのこと を
自分のこと、わかっているようでわからないし、ちゃんと愛するためにも書いていくことでもっと知りたい。
また読みたい
書き続けられるように。
Posted by ブクログ
私はイラストレーターですが、第一章を読んでいるうちに、もう影響を受けていました。
今までも、公的なブログやインスタで、いわゆる「見せるつもり」で描く絵と文は、ずーっと描き続けてきたのですが、そこに「誰にも見せないつもりで」「ほんとうの気持ちだけで描く」ことが加わって、以来、すきまの時間を見つけては、昼も夜もずーっと描き続けるようになってしまい、もう毎日が楽しくて楽しくてたまりません。
ノートに、日々、絵や文がいっぱいたまっていく…自分で見ても、楽しすぎる「落書きノート」。
そして、下書きみたいに自由に描く(しかも誰の目も気にせずに描ける)ものができたおかげで、自分にとっての優先順位が見えたり、心のおもむくままに何度も同じものを描いたり、深掘りしたりができるようになり、公的な絵と文のほうにも、良い影響が出てきています。
今まで本当に、「人目」(自分の目も含めて)を気にして何かを描いてきたんだなと、あらためてびっくりもしています。
たくさんの「自由になれる言葉」が詰まった本です。そして「自分の表現との対話」ができるようになる本。
うまいヘタ関係なく、表現することすらも超えて、今、どんどん自分の中心に向かっているのを実感しています。
このタイミングで読めて、本当によかった!
もしまた迷ったら、またこの本に戻ろう。
ステキな本をありがとうございました。
追記
そして1ヶ月がたち、「ほんとうのことを書く」は、完全に毎日の習慣となりました。
Posted by ブクログ
タイトルから想像すると、これは文章を書きたい人向けの本だと限定されそうだけど、全くもって違う。
これは「生き方」について書かれた本だと思う。
私のなかで再読したいトップ3に入っている本のなかに、土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」が入っている。
当時、こんなにも自分自身の痛みを深掘り、他者に差し出し、そして最後にその痛みを大切に抱きしめながら生きていっている人がいるのか、と衝撃を受けたことを覚えている。
なんでこんなにも心を鷲掴みにされるのだろうと、当時の自分は疑問に思っていたけれど、今作を読んで腑に落ちた。
土門蘭さんは、「ほんとうのこと」を書いているからだ。
まだ未読の方は、ぜひ、2作合わせて読んでほしい。
今作の土門さんの文章のなかで以下のものがある。
「お互いの孤独の先で、いつか出会える日を楽しみにしている」
すごく素敵な言葉。
今作にも挙げられている、江國香織さんの「人はみんな天涯孤独だ」という言葉。
まさしくそうだよな、と思う。
本来、孤独は寂しいものではなく、安心できるものなのかも知れない。そして、孤独の先で、孤独のまんまで他者と繋がる。その関係性って、すごく素敵。
いやー、久々に良い本を読んだなと、幸福感満ち満ち状態です。
土門さんの本に影響されて、江國さんの本を読みたくなってきたなー
Posted by ブクログ
☑️ほんとうのことを、書くための練習は、
誰にも読ませない文章を、ひたすらにたくさん書くこと。毎日、言葉の水路を掃除するように、脳の思考を排水する。
☑️書くとは「生きて考える」ことだから、いろんな場所に出かけて挑戦をして体験をすること。生きるとは他者とかかわること。考えるとは自分自身と向き合うこと。これらをつなげて考えたことを、書く。
☑️苦手なのは書くこと?読まれること?不安を分解してみる。
☑️自分以外の人のことを記載するとき、その言葉は暴力になる。その人の認識が、事実が異なっている危険性があるから。許可を取り、読んでもらって確認を取ろう。
Posted by ブクログ
自分の気持ちに気がつくって案外できてないなって最近思う。そんな時に、先生の本を読んで「書くこと」に希望を感じました。
私も自分の気持ちが知りたい。
この本はお守りにします。
書いてくれてありがとう。
Posted by ブクログ
夜8時に、東海道線の下り電車でハンバートハンバートを聴きながら、同書を読んでいると、著者の感じている不安や物悲しさがふと乗り移ってきて、なんだか目に涙が滲んでしまった。本を読んで感動することはたまにあるが、こうやって電車というパブリックな場所で、我慢できずに感極まってしまうことはとても珍しい。彼女の文章には僕の心を動かすなんらかの力があるのだろう。
あらためて考えてみれば、やはり「ほんとうのこと」を書くというのはとても難しいことだ。一回立ち止まって、自分としっかりと向き合うこと、周りを冷静に見つめることが必要だし、その上で、自分が感じたことを、言語化して相手に伝わるように表現する力が必要だ。
私が電車の中で感動してしまったのは、それらが彼女には備わっており、彼女の本当のことに私の心が深くゆすらされ自分の何かと共振してしまったからだと思った。
Posted by ブクログ
土門さんの本は、私の今までの生活で感じてきた感情のリンクする表現が使われることが多くて、たびたび過去を回想した。今の私に書けることがあることを実感した。自身の点検用のような本。
Posted by ブクログ
題名に惹かれて書店で購入。普段とは違う帰り道、ふと見つけた初めての公園のベンチで人懐っこい野良猫に見守られながらページを開くとそのまま文章に引き込まれ、気づけば読み終わったのは日没間際でした。
本文を素直に受け取ればいままで文章を書こうとしたことがほとんどない、あるいは書こうとしたが諦めてしまった人向けの本かもしれない。けれども読めば読むほど、物書きであれば誰もが考えたことがあるか、少なくとも同じような感覚に陥ったことがある人は多いんじゃないかなあと思わせられるような内容でした。滅多に人に本を勧めることのない私がまだ読み終わってもないのに友人にDMで書名を送りつけてしまったほどには。
はっきりいえば、この本がものを書く初心者にとって有効なインセンティブになり得るのかについてはわからない。しかしながら「ものを書くという行為を通じて自分自身と関わること」について、あなたの考えを深める助けになるであろう一冊です。
Posted by ブクログ
文章の書き方指南の本は多分初めて読んだ。なんとなく今まで避けていた。
読んでるうちに、物心ついた時、ノートに文や物語をひたすら書いていたことを思い出して泣いてしまった。
私は著者みたいに書かないと生きていけなかったというわけではない。書くって私にとって何だろう。ネガティブな感情を整理したり昇華させるための手段として使う事はあったが。書くことが楽しいかと言われればそれも疑問だ。ただ、多分自分が取れる表現手段として最もしっくり来るのが書くということなのだと思う。
これまで近づいたり離れたりしていた書くということと、最近また向き合い始めた。この本はこれからの私の書く生活にとって羅針盤となると思う。
Posted by ブクログ
「ほんとうのこと」を書く。
実際、日記を書いたりしたりするけど自分の中の言葉、何を書きたいのかわからずなんとなくないて違和感感じ続かない。
自分のほんとうがわからなくなっている。
この本に書かれていることがぴたっはまった。
Posted by ブクログ
確かに大切なことが端的に書かれていますし、読んでいて背筋が伸びる感じがしました。
書くこと=生き方である著者の内面世界の独白と、書くことに関わる比較的一般的な考えやノウハウの伝達が、適度に混じっていて独特の印象を持ちました。
どんなジャンルでも、何かを生み出すクリエイトをしている人にとっては、刺激にもなるのでお勧めします。
Posted by ブクログ
『死ぬまで生きる日記』を読んでこの人の文体好きだなと思っていたので、今回文体の話に触れられたところで、私の中のそれは土門さんですよと嬉しくなった。読み終えて、三日坊主だった日記をまた書き始めることにした。
Posted by ブクログ
『死ぬまで生きる日記』がロングセラーとなっている文筆家 土門蘭さんの『ほんとうのこと』を書く練習の本です。
ほんとうのこととは何なのかどのように書いていくのか、ひとつずつ丁寧に伝えてくれています。
土門さんのノウハウがこれでもかと詰まっています。本文は難しくなく大変読みやすいので、文章をこれから書こうと思っている人、書きあぐねている人、読む専門の人、どんな方にもおすすめです。
土門さんが序章で書いているこの文章が、この本の紹介としてはやっぱり1番分かりやすいので、以下に引用します。
『これは「ほんとうのこと」を書くための本だ。
どうすれば、自分の中にある「ほんとうのこと」を掴み、言葉にできるか。
そして、どうすればそれを他者に伝えることができるか。
つまり、どうすれば自分のままで社会とつながれるか。
一つひとつ考えながら、文章にした。
この本を読んだあと、「自分も何か書いてみようかな」と感じてもらえたら嬉しい。
本来、書くことは、とても自由でおもしろいことのはずだから。必ず、あなたにしか書けないことがあるはずだから。
いつか私は、それを読みたい。』p13〜14
Posted by ブクログ
地に足のついた「ほんとうのこと」を書こうと思ったし、村上春樹や養老孟司などの引用の文章も印象的だった。読み終わったあと、小説を執筆しようとしている友人にプレゼントした。
Posted by ブクログ
生きて、考えて、書く。書くだけでは枯渇する。自分一人のことは大したことない。
日記で感情や心の水路をきれいにしておく。インフラである。
別に飾る必要なんてない。主語でかい系の言葉だって、わざわざ言わんでいいよね、ホントウは。
Posted by ブクログ
本の題名から自分の思い、考えをいかにして言語化するか、という本を想定していたが、想定と異なる内容であった。
筆者の死にたいという心の奥深くの感情は理解できなかったが、書くことに対して真摯に向き合い続けている姿勢は感じ取ることができた。特に書くためには書かない時間が大切であり、生きること(身体を使って感じること)、考えること(感じたことを言語化すること)が必要という考えはなるほど、と思えた。
ほんとうのことを書くということがどういうことなのか、きちんと理解できたわけではないが、まずは誰にも読ませない文章(日記)を日々書くことで、自分に対する理解を深めていきたいと思う。