池松辰男のレビュー一覧

  • 西洋倫理思想の考え方

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    ネタバレ

    ギリシア哲学の善とはよいもの、最高善とは幸福。

    キリスト教の倫理思想=アウグスティヌス、アクィナス

    カント倫理学
    定言命法=自分が守りたいと思うルールが普遍的に出回ったとしても守りたいと思うルールにのみ従うこと。=義務論
    幸福という利益を棚上げして義務を全うすべきと考える。自己愛は最大の障害。
    幸福とはあらゆる傾向性が満たされることである。幸福には定型がない。幸福論は経験的勧告、または平均的なお勧め(効果には個人差があります)
    この世では幸福になれないのではないか。

    定言命法=きみの人格およびあらゆる他者の人格のうちにある人間性を、つねに同時に目的としても扱い、けっしてただ手段として扱うことのないように、行為せよ。=自分や他者を自律的であり尊厳あるものとして取り扱え。
    地上では幸福にはなれないが幸福であるに値することを心がけ、幸福の成就は来世に委ねる。

    功利主義
    功利主義は帰結主義=結果としてどれだけの幸福が実現しているかが問題。動機がどうであろうと最大幸福が実現されればそれでよいのか。カントは多数派の利己主義と同じという批判がある。
    ロールズの批判=分配原理の欠如=公正としての正義、が欠けている。分配の原理がない。
    功利主義が利己主義を前提としている。自分の幸福を追求することと、全体の最大幸福を追求することは矛盾があるのではないか。
    他者への共感や反感はうつろいやすく刑罰の対象にはならない。しかし刑罰がなければ功利主義が利他的になる手段がない。

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    2022年06月17日
  • 接続された脳とヘーゲル シンギュラリティにおける主体性の行方

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    初ジジェク。論じられている内容が難しいというより、ジジェク本人の思考の流れが独特でついていくのが大変。
    ラカンを読解、解釈に多く紙面を使っているが、それと同じ程度に重要なのがヘーゲル。
    自分も精神現象学をある種の個体が流動的に延々と生成変化していくそのプロセスそのものの味わいと哲学的洞察に惹かれたが、ジジェクからも同じ匂いを感じる。
    ヘーゲルの精神現象学は有名な話だが、本人が試行錯誤を通してなんとか形にした、みたいな本で、その内容も個体が普遍にまで行き着く一つのプロセスを開示してるわけだが、その終着点含め、うまい具合に折り目をつけるための付属品、みたいに勝手におもってる。

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    2026年07月25日
  • 西洋倫理思想の考え方

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    倫理 ethics 他社との関係の中で、よく生きる上での筋道
    ソクラテス「知」 プラトン「知恵 勇気 節度 正義」 

    アリストテレスの幸福であること
    ロゴス「理」を伴う活動をアレテー「徳」によって全うすること
     オルネーシス「思慮」選択肢を見極める知
     欲求の習慣づけ エートス「性格」の形成
     過剰でも不足でもなく メソテース「中庸」であること

    ストア派ゼノン ピュシス「自然」 宇宙との結合

    キリスト教 三世紀からローマ帝国へ浸透
     アウグスティヌス「告白」  愛欲 自己の弱さ  
     四元徳 節度、正義、勇気、思慮 悪と戦うこと
     神への愛、隣人愛

    カント倫理学
    「自由」=自然の中でさえも、自然の法則とは独立に作用する揚力
     自分自身が制定した法=道徳 への服従
     幸福に値することを心掛けるべき

    ベンサム功利主義
     快楽と苦痛 快楽の数値化 最大多数の最大幸福  全ての人種、動物も含む
     問題:利己心 少数派が抑圧 →公正としての正義

     欲望とは
      他者が欲望するものをそれを欲望するがゆえに欲望すること(コジェーヴ)
      他者にとっての他者としての自分

     自分は何者であるかを認識するうえで重要なプロセス(ヘーゲル)
     良心=生や社会のあるべき姿を自ら考え、その知を多様な他者と補い合うこと
       

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    2022年08月03日