貴家悠のレビュー一覧
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自分がもつものに自信が持てず、信じきれなかった男の最後が描かれた5巻。
アドルフが得たもの。彼は4巻の襲撃直後のシーンで人間の弱さを説いています。弱い者は自分の大事な物を失うことを恐れる。だが弱いからこそ持てるものもある。弱さゆえの後悔も、家族を護りたいと思う心も、全ては弱さゆえに得たもの。他の班長とは違った、人間らしい悩みを彼は持っていました。人間が人間たらしめるものを描く上で今回の話は重要だったと思います。
ただ、そこまでやって人間の誇りをみせても蹂躙していくゴキブリ達。次に対するは、火星に後悔を残した男小町小吉率いる日米合同第一班。スズメバチ、アシダカグモ、ツバメとなかなか少年 -
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ネタバレ4巻の表紙はロシアの幹部乗組員「シルヴェスター・アシモフ」。高強度のトレーニングが趣味な元軍人さん。見た目に反して(?)娘思いの良きパパだったりします。
さて、 3巻の最後で現れたテラフォーマーとの戦いから 4巻は始まりますが、辛くも戦いに勝ち、バグズ型テラフォーマーの捕獲に成功。
その次は 3班の戦いが描かれますが、シルヴェスターの M.O.手術 が 甲殻型で、タスマニアン・キング・クラブっていうのが燃えます。
3巻で腕を切られた時に、腕が生えるような生物を M.O.手術で取り込んだと予想してましたが、やはり蟹でしたね。
ガンガンと 3班の隊員がテラフォーマーを倒していくシーンを見て -
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ネタバレ冒頭から劣勢的な状況のまま、大宇宙艦「アネックス 1号」が不時着する前に、 6つに分かれて脱出する隊員たち。
6名の幹部の強さはテラフォーマーを凌駕してるとは言え、薬の絶対数が足りない上に、敵であるテラフォーマーの一部は「バグズ 2号」のバグズ手術が施されてる。
勝ち目があるのか?!…と思いきや、人類側も新たな技術を開発。
それが「M.O.手術」(モザイク・オーガン・オペレーション)!
…といった感じで、今回もドキドキしながら読みましたが、また続きが気になる終わり方をしたので、 4巻も楽しみでなりません。
巻末の発売予告「多少イケメンでも無理!!!」も気になりますね。 (;´∀`) -
Posted by ブクログ
3巻をスルーしていきなり4巻へ。
幹部たちはさすがに強い!!
しかし、せせらぎたちはさらに知能レベルを上げ、そのマッチョボディをより強靭なものへと進化させていた…
あのせせらぎの素早さ、瞬発力、筋力、頑丈な甲皮…それがそのまま、いやそれ以上の威力でシュワちゃんのような肉体(二足歩行)を持ったなら…
しかも奴らにゃ痛覚がない。これはもうマイクタイソンでも勝ち目がない。せせらぎ、烏、黒いものは怖いよう。
くまモン以外愛せないかも。
もはや昆虫のみならず異種格闘になっています…ロシアのアシモフさんの特性がようやく分かります。
ていうかアドルフまだ27歳って嘘やろ…
オオミノガ、タスマニアン -
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アネックス1号って、フリーザの宇宙船に似てない?
物語のヒロインと思ってた女性があっさり死ぬ。1巻もそうだったし、3巻でもそう。
単純にキライだから殺す。その掟の中では、ヒロインなんて属性は、死亡フラグでしかないのでしょうか。
徐々に、ゴキブリ対策が明らかにされていきます。アシダカグモの件は納得。いつの間にか、あのクモは益虫として我が家にもいます。や、自分がそう思ってるだけかもしれない。
たまに予想外に成長してるやつがいて、びっくりするけど。ナランチャになった気分ですよ。
ゴキブリの腕に巻いてあるネジリハチマキ。あれって、何?階級章みたいなもの?
火星不時着で、なしくずしに始まった駆除 -
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ついに能力ゴキブリとの闘いを描く4巻。バグズ手術を受けた人間対能力を移植されたテラフォーマーの激闘の連続でした。
第二班の王道少年誌的な闘いとホッと息抜き感。ミッシェルと燈のスラッとした肉体にそぐわない力強さの活躍。メガネクールビューティが意志を貫き自分の誇り高き力をもって敵を一蹴していく…まさにこれこそ王道バトル漫画ですよ。そしてこんな殺伐としたマンガの一時の安らぎになりそうな八重子ちゃん。高速船からもスカイダイビングできないほどの彼女がゴキブリと戦いになったらどうなるのかハラハラです。
そしてロシア勢の暴虐とも言える力。まさかの蟹さんだとは思いもしませんでした。ゴキブリ共に恐怖を