ジョン・フィッチのレビュー一覧
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仕事人間になるのではなく、適切に余暇の時間を取ることの重要性を学べた。仕事に限らず人生全てに言える重要な話だと感じた。
印象的5選
・自主的な時間制限がある方が、イノベーションも効率的な方法も生まれやすい。ずるずると作業をするのでなく、「どうやって」作業をすればいいのか考えるため。
・ペンとノートを持ち歩いてインスピレーションを書き留められるように。
・仕事だと思っているものは仕事の半分のプロセスでしかない(心と頭を休ませているときこそひらめきがあるから)
・良い休息の4要素=リラックス(心と体を落ち着かせる)、コントロール(どのように時間を過ごすか)、マスタリー(やりがいのあることをする) -
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ネタバレ◎やってみたい事リスト
「1日5時間で仕事を切り上げる」ルールにする
→隙間で無意識になる休憩時間を設ける
一人旅を企画する
→プランニングはほとんどしない
→音楽や読書、散歩でデトックスする
→ふと感じた事をノートにメモする
行き詰まった時は、時間をかけて散歩する
→インスピレーションをメモする
→全力疾走やワークアウトも効果的、事前に考えておきたいことを決めると「オートパイロット」になる
複数の夢を持つと、全てがつながる
→一つが前進すると他も前進する
小説家のように、一人きりの時間を作る
直感で良いと言えない誘いにはノーと言う
いつ、どこで、何をしたら子供のように夢中にな -
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読書をする目的の一つに共感を得ることが挙げられる。私の悩みは私だけのものと考えてしまいがちだが、自分と同じ気持ち、同じ悩みを持っている人がいれば、それはその人にとって大きな救いになり、人生の苦痛を減らし、前向きに生きるきっかけにもなりうる。
私以外の今生きている人間、および過去にも広げ生きていた人たちの中に、同じ悩みを持っている人だって必ずいるはずで、その中の何人かは本や文献に残してくれているはずである。しかしなかなかそのような「救いの本」に出逢う確率は低い。
この本は過去に生き悩み、その答えを出すのに苦心し、その過程を本や文献に残してくれた人々の考えを多角的に分析し紹介してくれる本であ -
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素晴らしかったし、ただただ反省の時間にもなった。
休息は倫理だ。人が嫌がることをしてはいけないように、休むことにも守るべき倫理がある。働きすぎてる自分を労わるように見えて、実は自分を厳しく律さないといけない。ていうか、厳しくしてきたところが今まで間違ってたと思った。
忙しくしてることが美徳という風潮は終わりにしたい。むしろ、ちゃんとしっかり休むために自分の時間をコントロールすることが美徳であるようにしたい。休んでいいんだよ。休日にぼーっとしていいんだよ。何もしない1日があっていいんだよ。周りにも伝えていきたい。私も、忙しさのあまり心と身体を崩したから身に染みてわかる。 -
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2023 12月読破
忙しくて辛くなる前に読んで欲しい本
この本の内容は受け取り方がとても難しい本だと思った。
学生の頃などに読んでいたらこの本の根拠を元にダラダラする事に言い訳ができてしまい、仕事に力は入れられなくなってしまう危険性があると思った。
この本を読んで「休む」という考え方が変わり、人生により前向きに行動するきっかけになったと感じた。
私は去年、多忙な時期があり自分なりに休暇を取る事を心掛けていましたが、それがタイムオフという概念で、それがいかに大切か、どのように向き合うべきなのかが具体的に書かれていました。
この本を元に、タイムオフとの付き合い方を深めていき、より良い人 -
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長いけど好きな一冊。わたしが赤ちゃん対応で疲れているのはありますが、「あー、こういうタイムオフとりたーーい」、「タイムオフの前に休みたーーい」と思いました。「充実した人生とは?」ということを考えさせられます。そして、途中で何度もページを見てしまうほど、全然進まない。というのも、すぐ読めそうなテーマに見えて、なんと500ページ以上ある一冊です。具体例が時代を超えて飽きるほど書かれているので見出し読みして、興味があるものだけ中身を読んでいくのでもいいかもしれません。
■長時間労働したからといって労働の質があがるわけではない。
これは、色んな本に書かれていますよね。本書では、すばらしいアイディアは -
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創造性を発揮するには、タイムオフ、余暇が必要。
特に日本はなんとなく忙しそうにしなければならない風潮があるし、自分もその流れに乗ってしまっている節がある。働く時はきっちり働いて、煮詰まってきたら一旦手を止めるってのも思考が整理されていいなと思った。
休む時はダラダラスマホをいじるんじゃなくて、本業以外の没頭できることに取り組んだり,散歩したり,何もしないをしたり、内省したり、、、
色んなタイムオフの方法があるが、一番大事なのはまず、自分がその時何を求めているか、何が必要か、それを内省などを通じて知ることだと思った。
人間がAIより優れているのは感情を理解すること、共感力。ただ兵隊のように働 -
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▼memo------------------------------------------------------------
▼余暇
・アリストテレス:余暇は不可欠なだけでなく、すべての人が望むべき高みなのだそうだ。仕事は必要で、余暇は高尚(ノーブル)なのだ。「全ての構想道の基本は余暇である」、「人生のすべては、仕事と余暇、戦争と平和に分けれらる」、「人は、必要なもの、有益なものを見据えて行動しなければならいない。そしてそれ以上に高尚なものはなにかということも常に考えなければならない」
・高尚な余暇は、ぼーっとすることでも、ただリラックスすることでもない。「足るを知る」時間だ。「余暇 -
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余暇としての学問(スコラ)
何かを求めるものではなく、学ぶプロセス自体に価値を認める。
●アリストテレス
彼(アリストテレス)の思考の大半は、純粋な思索、つまり「ただそうするためにしただけの活動であって、思索すること以外にはなにも得られない」ことであった。
それは「知りたい欲求にただ身を任せただけで、なにか有益なものを目指していたわけではない」のであり、「無益か有益か」などという価値判断を超越する営みであり、「それ」のみで善いことだと考えていた。
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●キルケゴール
彼(キルケゴール)が問題としているのは、退屈を感じること、そのものである。
つまり、活動への欲求、絶え間ない動 -
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ネタバレ当たり前の事について広く浅く書かれた本だなと言う印象だった。
ほぼ「最近流行り書籍の紹介」と「著名人の発言の引用」。
現代人は働き過ぎ。
→「タイムオフ(戦略的休息)」を取るべき
タイムオフとは
①睡眠
→良質で十分(8時間以上)な睡眠をとる
→睡眠によって脳が整理され、新たなアイデアが生まれる
②運動
→何もしないこと=休息ではない
→身体だけでなく精神(脳機能)にも良い
③ひとりになる
→スマホやSNSによる過干渉の問題
→意識的にひとりになる
④内省する
→自分と向き合う時間を作る
→これからの時代単純作業はAIやロボに置き換わる
→クリエイティブな仕事にシフトする
→そのために