山本祥子のレビュー一覧

  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 満月の巻

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    この物語りの最終章です。
    あー残念 もったいない!
    最初の章 源太郎 母に会う
    養父のはからいで 源太郎は 母に会うことができました。
    源太郎は 又すぐ母親に会えると思っています。
    でも 本当は 元服するまでは 会えません。
    そうとは知らず なんせ思春期の男の子
    母親に優しくできません。
    それでも 母親は あの子に会えた!
    これからも 頑張って生きよう!
    と思います。でも源太郎は 後悔ばかり
    男の子が母親に優しくできる  っていくつになっても難しそうです。

    梅乃の母親が 本当は心中したんじゃないか?
    梅乃は調べ始めます。
    そうしたら お家騒動が出てきたり お化け退治が出てきたりします。
    心中

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    2025年07月01日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十三夜の巻

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    4編の話しです。
    読み終わっても ずっと心に残ったのは 
    酢いかの災いでした。
    11才の真部源太郎に 友だちができた。
    石塚守之介という。
    駄菓子屋で万引きがおこる。
    犯人は太一という子か?
    駄菓子屋のおばあさんは 万引きが続くと 店を閉めなきゃいけなくなる。
    そのうち 源太郎の様子がおかしくなる。
    城山晴吾と紅葉と梅乃がお見舞いにいく。
    顔色も悪く 痩せて 布団にはいっめいた。
    本当のことを 今 話せ!
    晴吾と紅葉がいう。
    今 いわないでどうするの!
    守之介は 自分が万引きをやり 源太郎の袖にお菓子を入れていた。
    おまえも万引きの片割れだ。
    俺の子分になれ!
    と言われた。
    守之助は 源太郎が

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    2025年06月29日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ

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    この前 このシリーズの終わりの方の話しを読んだので はじめの話しを読んでみました。

    火事で 姉とはぐれた梅乃
    お助け小屋を巡って 姉 お園の行方を捜す。
    行き場のなくなった梅乃に 如月庵の女将さんが声をかけてくれた。
    そこで部屋がかりとして働く

    花嫁御寮を泊める話し

    いいところに養子に行くので 泊まる話し

    小川堂の主人の娘が見つかったので お泊めする。

    それぞれの話しが みな訳ありで揉める
    揉めたあと ちゃんと収まるのでホッとする。

    最後に お姉ちゃんが出てくる。
    お姉ちゃんが働いていたお店に 火をつけて逃げたんじゃないかという話しを聞いていた。


    佐吉という色男がでてきます。

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    2025年06月26日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十日夜の巻

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    プロローグがあり4編の話しです。
    うまい料理に極上のもてなし
    なんていうのを読むと
    又 美味しいものと 人情の話しだな!
    と思いましたが 肩透かし!
    私には 猫がしでかした不始末
    が一番身近な話しでした。
    可愛いがっていた猫2匹が よりによってご近所のお茶やさんの 高級な壺を割ってしまう。
    そりゃ せめてその壺 金継ぎにでも出さなきゃいけない。
    梅乃と紅葉のふたりは 金継ぎのお金を稼ぐために
    お茶やさんに手伝いに行きます。
    まあ お客もはいらないわけだわ!
    掃除もされてない!
    変な匂いはする。
    いろんなものが 風呂敷につつんで置いてある。
    片っ端から掃除し 説得してゴミやに出していく。
    お伝さ

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    2025年06月23日
  • おしょりん

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    本当に真っ直ぐに良い。真っ当に良い。
    なんで藤岡さんがこのテーマを選ばれたのかとても気になる。
    一生懸命仕事しよって気持ちになります。

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    2024年11月19日
  • おしょりん

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    初めてのことに挑戦するのはなかなか踏み切れないものだが、この人たちはとても勇気のある人たちだ。こんな人たちがいたから今の日本があるんだと実感させられた。

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    2024年09月25日
  • おしょりん

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    題材がとても良いわけ〜最高やった。歴史の大人物とかじゃないし自分でも高校生から眼鏡なので気持ちが分かるって事。おしょりんの方言も目に留まるし、親方3人制度が生きてラストで五座右衛門と共に喜び合う。むめも日本の女性の鏡だと思う、芯があって旦那さんを立ててくれる、現代ではない世界だろうなあーあっ女性蔑視では決してないです、自分だって女性に生まれたら現代の方が生きていける。幸八の道を作るのと五座右衛門の堅実な経営が絶妙だから

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    2024年03月08日
  • おしょりん

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    何のことだろうと題名を見たときにはわかりませんでした。 おしょりんとは、福井地方の方言で積雪の表面が凍った状態 明治時代、福井で眼鏡を作ることを決断した増永五佐衛門、彼がいかに苦難の末に築き上げた眼鏡産業、この作品を読んで福井でなぜ眼鏡だったのかと理解しました。五佐衛門の妻むめが結婚相手の弟、幸八と間違えた時の場面は特に印象に残っています 心に残る印象深いセリフがたくさんあります。福井の眼鏡が人々に賞賛されるところまでを想像しながら読み終わりました。 すごくドラマ化してほしい作品だと思いました。

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    2023年06月26日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ

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    黒船来航間もない時代を舞台にしたお江戸人情譚は他人に優しい市井の人々の息づかいが聞こえてくるようで、日々の人間関係に疲れてやさぐれた気分をじんわりとほぐしてくれました。お宿の奉公人たちの連携の鮮やかさも胸のすく思いでした。

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    2020年04月05日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ

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    大火事で唯一の肉親である姉が行方不明になってしまった梅乃。
    15歳だけど、江戸時代の15歳ってもう立派な大人なんだなぁ、と感心しきり。でも親が亡くなって、15歳で、いくら姉がしっかりものとはいえ、自分が奉公に出ていなかったのはなぜかな、とか無粋なことを考えてはいけません。
    なにしろポプラピュアフル文庫なのですから。
    多少の甘さは見ないふりをいたしましょう。

    そこを差し引いても、なかなか面白かったです。
    だからこそ、といえなくもないのですが、ひとまずめでたしのエンディング。

    そも如月庵とはなんぞや、隠された秘密はまったくもって解明されていません。続刊のつもり満々ですね。

    でもいいのです。

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    2019年07月06日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻

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    中島久枝 著「湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻」、2018.12発行、新米部屋係、梅乃16歳の眼を通したお客の物語、いい話4編です。読後感がとてもいいです。おからはきらずというけれど、母の味は小茄子の漬物、犬好きに悪人はいない、女の幸せは男次第?の4話。4番目の話は、藩内のゴタゴタの話とお銀、お浜の友情の話が別々に進行しやや複雑、藩内の話(切ないだけ)はないほうがいいと、私は思いました。

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    2019年05月12日
  • おしょりん

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    明治時代の福井、眼鏡作りで産業化をめざす。努力と商才で着実に事業を発展させていく前向きな物語。藤岡さんの作品は、何かを失ったり辛い時間をカットしたり、通常は引き算の美が多いのですが、本作は足し算。

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    2025年08月17日
  • おしょりん

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    面白かった。めがね作りの話はもちろん面白く感動的なんですが、兄弟の話、夫婦の話、師弟関係や教育についても触れられていて、本当に素晴らしかったです。
    「おしょりん」最後にタイトルの意味が分かりました。そこもまた感動でした!
    今の自分と通ずるところもあり、また頑張ろう、踏ん張ろうと思えました。やっぱり藤岡陽子さんの作品は大好きです。

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    2025年03月28日
  • おしょりん

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    藤岡作品としては今回作風の色合いが他と違っている感がしましたし、描かれた時代が明治なので文化や価値観に戸惑いながら読み始めました。
    が、やはり稀代のストーリーテーラー。
    いつの間にか物語に引き摺り込まれてしまいました。
    どの作品も共通して言えますが、藤岡作品はこの引き込まれる感覚がとても心地良いのです。

    随所に伏線が散りばめられていてどれを深掘りしても一つ一つのエピソードが面白くワクワクさせてくれますが、物語が果てしなく長くなってしまうのでページ数の関係で収束させた感も否めません。
    そういう意味でも2時間程度の映画ではなくて朝ドラの原作になり得た作品だったとおもいます。

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    2024年07月23日
  • おしょりん

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    映画を見逃したので、原作を読んだ。
    すごく面白かった。藤岡さんの本は、リラの花咲く獣道で初めて読み、すごく読みやすかったので、こちらも読みました。地に根差したモノとして、リラと共通します。
    メガネなんて見たことない、視力という概念すら知らなかった時代の話。麻生津は現在でも超がつく田舎。そこで、こんな変なもの顔につけるか!と誰もが眉を顰める中、メガネ産業を興そうと奔走する兄弟の話。甘酸っぱい恋バナも含む!

    実は、ワタクシ、福井在住。関東出身の私にとって福井は位置すら曖昧でしたが、「都会から来た」私(福井の人は訛りがないだけで都会の人扱いしてくれます)に福井の人は優しく、当時は何言ってるか7割ほ

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    2024年02月18日
  • おしょりん

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    鯖江のメガネを作ったのは、ふるさとを思う熱い気持ちだった。
    明治の人達の 真面目さ 熱い思いに頭が下がる。

    最後の終わり方も とてもいい

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    2023年10月25日
  • おしょりん

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    東京の外苑、キラー通り沿いにある、お洒落な眼鏡屋さん。まだまだ眼鏡が地方では珍しい時代に、眼鏡で福井県の小さな村の産業を活気づけようと、懸命に時代に立ち向かい、人々のためをひたすら願い、真摯に人生を駆け抜けた兄弟の話に胸が熱くなりました。
    まさか、この兄弟が、あのお洒落な眼鏡屋さんに繋がるとは…。新鮮な驚きと発見をさせてもらいました。
    そして、ほんのひと昔前には、視力という概念がなかったため、視力が悪い人達は、頭が悪いということにされてしまっていた事実にあらためて衝撃を受けました。

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    2023年08月29日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ

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    初めて読んだ時代小説だが、堅苦しくなくて気軽にスラスラと読めて良かった。
    宿泊客の事情に梅乃が首を突っ込んでしまう気持ちも分かるし、応援したくなってしまう。
    出てくるお料理も美味しそうで良いお宿。
    今後の梅乃の成長や、秘密を隠し持った宿が気になる。続編も読んでみたい。

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    2023年01月16日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 満月の巻

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    プロローグ/源太郎、母に会う/朝顔の種とねずみ講/
    豪傑現る/お殿様のかすていら/えぴろーぐ

    梅乃の母の亡くなったわけが……
    源太郎の母の思いは……
    過去を知りつつ明日を想えるのがいいですね

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    2022年12月19日
  • 湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十三夜の巻

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    p.27 七歳の六歳の息子
    p.101 お稲さんと二人で→お定さんの間違い

    お蕗の秘密にまつわる巻。
    時々胸の痛いところをつかれる良い人情物。

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    2022年03月28日