後藤大亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経営戦略については知っている内容が多かったが、各ロケットの技術的な背景、戦術について新たな知見を得られた。
エンジン
・性能を上げる3要素は燃焼圧力を高めること、燃焼温度を高めること、ノズルの開口比を大きくすること
・クラスター化のメリットは、拡張性、経験の蓄積スピードが早いこと、開発期間が短く済むこと、推力を絞れる(スロットリングしやすい)、デメリットは同程度の出力に比べて高コストで重くなること、性能を揃えることが難しいこと、不具合発生数が上がること
ファルコン9
・輸送は、専用の設備や輸送手段は使わず、法規内で通行できるトレーラーとした。それに合わせ、第一段の直径が3.7mとなった。目的はコスト削減
・組立は横置きで。縦置きは高天井工場やその拡張が必要(横向きの拡張のほうが楽)になる、作業性が悪いなどが理由。ロシア流
・打ち上げ時、直前で横置き。強風や雷避け。そのために高速充填(30分)
・再使用すると打ち上げ能力は頑張っても3割ダウンする。帰還用の推進剤がいることが主な理由(脚による重量増の影響は軽微)
・第2段を長めにすることで第1段の能力低下を少なくする。第1段は慣性で帰還させると推進剤を節約できる。そのための着陸船を自前で準備し、過冷却液体酸素を使用し充填密度を高める(すぐに打ち上げ必要だが)
・IT活用方法。1.打ち上げ能力をソフトウェアで調整 2.シミュレーションによる開発 3.実験のコストを顧客に払ってもらう(アジャイル開発の考え方)
3補足:ミッションへの影響が小さい第1段で色々試せる -
Posted by ブクログ
2026年の今となっては少し古い情報もありますが、各分野の話がわかる一冊。
経済系の本や投資系の本で「次は宇宙だ」というワードを見かけることも多いかと思います。で、宇宙が開発されるとどうなの?どういうプレーヤーがいるの?歴史は?みたいなことがわかる一冊です。あとがきにもありましたが、平易な言葉で書かれているので踏み込んだ技術の話はありません。入門書です。
■イーロン・マスクの戦略
ロケットに衛星コンステレーションとスペースXの活躍は目覚ましいものがあります。その活躍の前の、イーロン・マスク氏の行動について語られています。すご腕の経営者としてのイーロン・マスク氏ですが、訴訟してまで食い込む胆力みたいなものを感じました。
■宇宙ビジネスの動きは早い
ベンチャーも多く、各国で技術開発にしのぎを削っています。日本も同様です。なので、本書では日本では上場企業はないことになっていますが現在はアイスペースなど上場企業が続々と出てきていますのでご注意ください
■宇宙はロケットを飛ばすだけでない
これは、入門書を読むような、最近宇宙ビジネスに興味をもってくださった方に著者(他の本の著者もだと思いますが)が一番伝えたいことかなと思います。 宇宙といえば宇宙空間にロケットの絵が浮かぶのでしょうがないのですが笑 月や火星旅行のように大金持ちの世界だけ
ではなく、衛星からの映像や通信、宇宙で発電、最近は宇宙にデータセンターみたいなアイデアもあり、わたしたちの生活をよりよく(してほしい)するためのアイデアが少しずつ形になってきています。 -
Posted by ブクログ
文系ビジネスパーソンにおすすめ。
読み進めていく中で、ワクワクしてきました。
米国や日本の多様な宇宙ベンチャーに多額の投資が集まっているということは、投資家の厳しい目利きの結果としても、宇宙開発に関する前向きな未来観が示唆されている、と受け止めました。
「我が国は、ロケットの打ち上げにとって大変有利な立地です。・・・欧州の内陸国では、打ち上げ技術を持っていても立地に恵まれずに射場を確保できない国があるため、我が国がロケット・ビジネスを産業の柱に育てない手はないでしょう。」という解説にも、強く納得しました。この強みを生かせるように頑張りましょう! -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事関連で宇宙ビジネスについてキャッチアップすべく読書。
メモ
・月の権利売買
・宇宙ホテル。ラスベガスのビゲロウ氏が創業
・アクシオムスペース 2022年にnasaと契約。issが退役前に国際宇宙ステーション支援。
・nasaの宇宙開発の軸足は国際宇宙ステーション建造および地球低軌道へ移行
・アルテミス計画
新型ロケット開発
月面輸送サービス
月周回ステーション
有人月着陸と探査
・空中発射方式のヴァージンギャラクシーと
ロケット発射方式のブルーオリジン
・米国では高度80km、一般には高度100km以上が宇宙
・ジェットエンジンとロケットエンジン
・宇宙では熱設計が重要
・ニュースペースを勢い付かせた革新
ロケットのコスト破壊
衛星コンステレーション革命
分業進展による宇宙に行かない宇宙ビジネスの躍進
・地表に近い低軌道衛星ほど速い速度でまわる。ISSは高度400kmで秒速7.8km