志賀貢のレビュー一覧

  • 遅すぎた診断~医者のないしょ話~

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    下町の診療所を舞台に現役医者である著者が温かな視線で描くハートフルストーリー。

    主人公は内科医である。開業医なので、経営者の視点が垣間見れるのが面白い。別にスーパードクターという訳ではなく、患者に何も出来ない事を悔やんでいる。

    現代社会において、死は身近になく遠いものである。医者にかかれば治らない事など無いとさえ思ってしまう。しかし、それは錯覚なのであろう。常に不確実な世の中を生きているに過ぎないのである。

    十話の短編は、どれも暗い影を帯びていて、救いの無い話が多い。しかし、それでも毎日は過ぎて行く。そんな著者の視線は温かい。

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    2011年08月07日
  • ダブル・ストーカー~女医・朝比奈遙子~

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    現実味に欠け、あまり、ストーリー性もなし。ある女性の捜索を依頼された2人の男が、その人物うりふたつの女性を見つけ、ストーカーへと変わるあたりからして、ありえない。そして、いくら、似ているからといっても、実際に間違えるだろうか?泣けるはずの結末も、無理やりつじつまを合わされたようで、ちょっと消化不良気味である。

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    2009年10月07日
  • 覚醒麻酔

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     医師で弁護士をしている朝比奈博士に今度相談してきた相手は、高校時代の旧友・片桐二郎。妻の藍子がある手術をした後、体調がおもわしくなく、医療ミスを疑っているというのだ。よく調べて、必要ならば訴えたいという片桐に対し、藍子は煮え切らない態度。それは一体なぜなのか。

     舞台の大学が朝比奈博士の母校でもあるがゆえ、事件を追う姿勢がなんというか、ゆるい。大学の名誉も汚したくは無いけれど、親友が抱える悩みもほってはおけない・・・そんな狭間で動く朝比奈。珍しい書き方といえば書き方かも。大学病院の裏側をガンガン追求する・・・ってのはよくあるけど。クリニックただ一人の従業員・奈美との恋愛(?)も気になるところだし、このシリーズは探して他も読もう。

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    2011年09月06日