【感想・ネタバレ】覚醒麻酔のレビュー

あらすじ

医師で弁護士の朝比奈博士(ひろし)。彼は親友の新聞記者・片桐から妙な話を聞いた。大学病院院長選の不正問題を取材中、入院した片桐は、手術の麻酔状態のなかで不正の証拠となる言葉とともに自分の妻の名前を耳にしたというのだ。夢か現実か? 事件と親友の妻を結ぶ糸は? 博士が真実を知ったころ、片桐が事故死した! 大学の内部事情に精通した著者が描く問題作!

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Posted by ブクログ

 医師で弁護士をしている朝比奈博士に今度相談してきた相手は、高校時代の旧友・片桐二郎。妻の藍子がある手術をした後、体調がおもわしくなく、医療ミスを疑っているというのだ。よく調べて、必要ならば訴えたいという片桐に対し、藍子は煮え切らない態度。それは一体なぜなのか。

 舞台の大学が朝比奈博士の母校でもあるがゆえ、事件を追う姿勢がなんというか、ゆるい。大学の名誉も汚したくは無いけれど、親友が抱える悩みもほってはおけない・・・そんな狭間で動く朝比奈。珍しい書き方といえば書き方かも。大学病院の裏側をガンガン追求する・・・ってのはよくあるけど。クリニックただ一人の従業員・奈美との恋愛(?)も気になるところだし、このシリーズは探して他も読もう。

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2011年09月06日

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