早川タダノリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日本の優れたものを世界に売り出そうとするクールジャパン構想はまあよいとして、
自己満足のニッポン凄いのテレビ番組が増えたのは2012年。
第二次安倍政権が始まる手前か。正直そんな番組は見たことない。
まあ、まだこれもかわいいうち。
ただ、これらが扇動?して、
変なナショナリズム、国を愛する、そして反日、
という意識が広がったことは看過できない。
自分の住む国を愛していないものなどいない。
過去、日本が犯してきた歴史に向き合うことは大切なこと。
人は過去からしか学べないからだ。
それを、自称愛国者は、日本人がそんなことをするはずがない、
そういう負の歴史を言うやつらは非国民だ、半日だ、
と叫ぶ -
Posted by ブクログ
いま流行の「日本スゴイ」系テレビ番組のルーツを探り、満州事変から太平洋戦争にいたる期間にブームとなった愛国本を50冊以上紹介している。たとえば「日本人は西洋人に比べ毛が薄い=より進化している」説やら「日本人は粘り強い米を食べているから世界一腰が強い」と強弁するやらの疑似科学で「日本スゴイ」の裏付けとするものもあれば、「天皇も臣民も歴史を遡ればともに天照大神に到達する」「我が日本人はみな神の子孫」だからスゴイとする神がかりなものまで、品揃えはさまざま。いわば一種の「トンデモ本」コレクションではあるのだが、読み進めるうちに正直そんなにバリエーションはないなぁと感じてしまう。結局、日本礼賛本は、いま
-
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 しぶとく生き延びる「日本スゴイ」
第2章 「日本スゴイ」テレビ番組のしくみ
第3章 「クールジャパン」で再定義される「日本人」
第4章 道徳教科書に入り込む「日本スゴイ」
第5章 「日本人」のつくりかた
第6章 「日本というお母さん」伝説
<内容>
右翼系の文化系発言をぶった切る本。ちょっと斬りすぎていて気持ち悪くなったが…。まあ、彼らの発言の根拠がないに等しいことを丁寧にコンテンツを探して、指摘しています。これがあちらには響かないんだよね、なぜか…。根拠はいらないだろうね。だからこうした本もすれ違いに終るわけだ。まあ「日本好き」と「日本スゴイ」はちょっと違うん