齋藤早苗のレビュー一覧

  • 社会人のための文系大学院の学び方

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    もっと早く、自分が大学院に入学する前にこの本を読んでいれば、遠回りせずにすんだのに、と思います。もっとも発刊が2022年7月なので無理だったんですけど。

    ここに書かれている知識がダイレクトに役に立つとは言えないのですが、どんな心構えで臨めば良いのかを知ることが出来るでしょう。

    先行研究にそう向き合うのか、研究をするための前提となる知識はなにか、その知識のためには何を学んでおけば良いか、などがわかります。

    僕も、いまさらと言ってないで、きちんと学び直そうと思います、社会調査や統計学。

    第3章は論文のライティングについてなので、他にも様々な書籍が出ていますが、第1・第2章はできるだけ早く、

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    2023年01月02日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

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    なるほどな。最後の20ページくらいで、鮮やかにこれからはこうしていく方が良いという提議がなされている。
    周りの雰囲気、そして周りがそうだからというが実は自分の中にある意識、そういうものが、性別に関わりなくあるから、なかなか取得が困難なんだ。
    むしろ育休を特別視せず、普通の休暇なんだという意識の醸成が必要と説く。
    でも育休はやはり普通の休暇ではない。この辺りの意識の醸成をどのように発酵させていくか、なかなか壮大な提議なんで、今後も引き続き追いかけていきたいと思った。

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    2021年01月17日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

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    育児が楽しくない感覚はどこからくるのか?

    心底楽しいと思って育児する人って、存在するのかな?「いいな」と思う瞬間はたくさんあるけど、それは楽しいとイコールだろうか?そもそも育児は常に家事とセット販売。育児が楽しくても、家事の部分が楽しく感じられない人の育休は、苦痛以外の何ものでもない気がする。
    自分を取りまく全てのスペクトラム、切れ目のない繋がりが、結局自分をがんじがらめにしてしまい、NOと言いにくくする。だとしたら、私たちはせーの!で変わらなければ。それこそが、みんなで生きやすくなるということかもしれない。

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    2020年11月01日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

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    ネタバレ

    日本で育休が取得しにくい理由として、よく性別役割分担意識や、職場の雰囲気が挙げられる。だが、仕事を優先する時間意識が無意識下にあることが一番の原因だと述べられる。そして、だからこそ親たちは仕事か育児か、二者択一を迫られる。現在日本では男性は仕事、女性は育児を選ぶ方が生きていきやすいために半ば強制的にその両立を難しくしている。

    その解決策として、最後に筆者はこのように述べた。(概要)
    育休を取得せざるを得ない男性を増やす事。育児に限らず私生活の時間の拡大を保障すること。

    育児に限らず自分の時間を日々しっかり確保しておくこと、まずは個々人が育休取得する大切さを学んだ。

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    2021年09月01日