作品一覧

  • 社会人のための文系大学院の学び方
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    近年、会社勤めなど、仕事経験がある社会人が大学院で学び直す動きが増えつつある。しかし、社会人が大学院に入学すると、社会での経験を生かせないことに戸惑ったり、我流の落とし穴に陥ってしまったりすることがある。 本書は、社会人院生特有の大学院生活の困り事に焦点を当てながら、学問世界の「常識」から助け合いのネットワーク作り、ゼミでの作法、調査の仕方、論文の書き方(アカデミック・ライティング)までを幅広く取り上げる。 学業と仕事の折り合いの付け方や大学院修了後のキャリアへの生かし方、大学院で学んだ意義など、社会人院生の経験談もコラムとして多数所収。イラストやチャート図など、ビジュアル資料も充実。 社会人が大学院での学びを充実させるための知恵や知識、視点などを盛り込んだ、総合的な大学院生活ガイド。
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    育児休業制度が整備されているにもかかわらず、育休を取得する男性はほかの社員から冗談やからかい、あるいは仕事を盾に「休むこと」を批判される。なぜ仕事を優先することが正当化され、男性育休は職場の「逸脱」と見なされるのか。 本書に登場するのは、育児休業を取得した男性社員だけでなく、長時間労働の経験をもつ男性社員や女性社員たちである。 男性が育休取得の際に感じる「モヤッとする思い」やなんとなく取得を言い出せない「職場の雰囲気」、育児と仕事を両立することがなぜ困難なのかなど、職場でのリアルな様子を、インタビューの語りをふんだんに用いて描く。 仕事と私生活をめぐる時間意識の観点から「職場の雰囲気」を可視化し、男性の育休取得を困難にしている職場のあり方を照射する本書は、育児と仕事の両立だけにとどまらず、働くすべての人にいまの働き方を問い直すものである。

ユーザーレビュー

  • 社会人のための文系大学院の学び方

    Posted by ブクログ

    もっと早く、自分が大学院に入学する前にこの本を読んでいれば、遠回りせずにすんだのに、と思います。もっとも発刊が2022年7月なので無理だったんですけど。

    ここに書かれている知識がダイレクトに役に立つとは言えないのですが、どんな心構えで臨めば良いのかを知ることが出来るでしょう。

    先行研究にそう向き合うのか、研究をするための前提となる知識はなにか、その知識のためには何を学んでおけば良いか、などがわかります。

    僕も、いまさらと言ってないで、きちんと学び直そうと思います、社会調査や統計学。

    第3章は論文のライティングについてなので、他にも様々な書籍が出ていますが、第1・第2章はできるだけ早く、

    0
    2023年01月02日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

    Posted by ブクログ

    なるほどな。最後の20ページくらいで、鮮やかにこれからはこうしていく方が良いという提議がなされている。
    周りの雰囲気、そして周りがそうだからというが実は自分の中にある意識、そういうものが、性別に関わりなくあるから、なかなか取得が困難なんだ。
    むしろ育休を特別視せず、普通の休暇なんだという意識の醸成が必要と説く。
    でも育休はやはり普通の休暇ではない。この辺りの意識の醸成をどのように発酵させていくか、なかなか壮大な提議なんで、今後も引き続き追いかけていきたいと思った。

    0
    2021年01月17日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

    Posted by ブクログ

    育児が楽しくない感覚はどこからくるのか?

    心底楽しいと思って育児する人って、存在するのかな?「いいな」と思う瞬間はたくさんあるけど、それは楽しいとイコールだろうか?そもそも育児は常に家事とセット販売。育児が楽しくても、家事の部分が楽しく感じられない人の育休は、苦痛以外の何ものでもない気がする。
    自分を取りまく全てのスペクトラム、切れ目のない繋がりが、結局自分をがんじがらめにしてしまい、NOと言いにくくする。だとしたら、私たちはせーの!で変わらなければ。それこそが、みんなで生きやすくなるということかもしれない。

    0
    2020年11月01日
  • 男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本で育休が取得しにくい理由として、よく性別役割分担意識や、職場の雰囲気が挙げられる。だが、仕事を優先する時間意識が無意識下にあることが一番の原因だと述べられる。そして、だからこそ親たちは仕事か育児か、二者択一を迫られる。現在日本では男性は仕事、女性は育児を選ぶ方が生きていきやすいために半ば強制的にその両立を難しくしている。

    その解決策として、最後に筆者はこのように述べた。(概要)
    育休を取得せざるを得ない男性を増やす事。育児に限らず私生活の時間の拡大を保障すること。

    育児に限らず自分の時間を日々しっかり確保しておくこと、まずは個々人が育休取得する大切さを学んだ。

    0
    2021年09月01日

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