アーサー・C・ブルックスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレわたしの仕事は一生続けられるタイプのものではなく、それが根源的な恐怖になっていたので、なにか良い考え方を得られないかと手に取った本。
わたしは成功者ではないけれども、少なくとも、懸命に努力を重ねて今の職を得たし、なんとかこの仕事で食べ続けたいと思っているのは確か。もともと別の職種から異業種転職しており、ここからさらに異業種転職するなんて、もう考えられない、という発想が私を追い詰めていた。だからこの本を読んでみて、そこはもう少し柔軟に考えてもいいんだなと、肩の荷が降りるような思いだった。らせん型のキャリアというのも納得だ。
結晶型の知能を活かして何ができるんだろう、というのはもっと考えなければならない。
自分の能力のピークは必ずやってくる。今の仕事が大好きだから、苦しいだろうけれど、その時が来た時、どうすれば幸せに生きることができるのか、今から考えておきたい。 -
Posted by ブクログ
若い頃は体力や努力で結果を出せるが、人生後半はそれでは結果が伴わず苦しくなる。そうならないために価値観の転換が必要。
・境遇の変化は、どんなものであれ、学び、成長し、価値を生み出すチャンス
・人生の後半は、知恵で他者に奉仕。
・西洋では芸術は無から生み出される(真っ白なキャンバス)と考え、東洋では芸術は既にあるものから不要なものを取り除く(翡翠彫刻)。
・プロスペクト理論=人は利益を得る喜びよりも損失を出す痛みの方を強く感じる。
・履歴書向きの美徳より、追悼文向きの美徳を重ねる。
・1人を喜ぶことが孤高、1人で寂しいことが孤独
・人生では願うものが手に入る。願い事は慎重に決めよう。 -
Posted by ブクログ
読んでみて、うんちくが大半を占め、一体、戦略はどこに書いてんだろう?と言うのが第一の感想。原題を見ると戦略の言葉はなく、タイトルの日本語訳がまずかったんだろうなと思った。
ただ、人生後半にどっぷりハマって、日々、職場でモヤモヤと言うか虚無感なのか、言い知れぬ気持ちが大きくなる自分なのは確かなことからこの本を手にしたのだが、同じように陥る人々が多くいるから、こんな作品も世にでるんだということを確認出来ただけでも、この作品を読んだ意義はあるのかと納得することとした。望ましくは、この本には、華麗な成功を収めて心安らかにフェードアウトすることが可能な生活力の人について書かれているが、私のように大して成功もなく、生活のために引き続きマンブリしなければならない人の後半のあり方も書いてくれれば良かったと思う。(成功しなかった奴は、悩むほどの後半でもないだろうで締められると思うが) -
Posted by ブクログ
40代以降に流動性知能が衰えて、逆に結晶性知能が開花する。だから50代で新たなキャリアに移行する勇気を持つべし。
概念としては、まぁ理解できなくもない。ただ何の能力がどこまで落ちていて、飛び移るべき結晶性知能を活かすキャリアが何なのか、具体的な所が全然見えない。日本の多くのビジネスマンでずっとスペシャリストとして過ごす人は少ないから、出世するしないにかかわらず、年齢とともに結晶性知能を活かすような業務にいい感じにシフトしていく。この本を読んでも今ひとつピンと来ないのは、こう言う日本的な雇用慣行が理由かも知れない。そう思うと終身雇用を前提とし、ゼネラリスト育成を重視する(古臭い)日本企業の人の使い方は合理的と言える。