原田誠一のレビュー一覧

  • 精神療法の基礎と展開 「受容~共感~一致」を実践するために

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    さすがの原田先生。日常臨床で認知行動療法を無理なく活かすためのヒントが日常語とともに記載されており、改めて自身の臨床をブラッシュアップしようと考えることが出来ました。

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    2022年05月19日
  • 複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ

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    著明な精神科医4名による座談会。丁度1年前同じ内容がウェブ上で公開されていいたものの、ネット回線の調子が悪くて音声が聞き取り辛いところが多かった。そんなわけであまり内容が頭に入っていなかったので書籍化されて嬉しい限り。

    内容的にも素晴らしく、自分の臨床にも役立つことが多かった。

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    2022年04月25日
  • 精神療法の基礎と展開 「受容~共感~一致」を実践するために

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    あらゆる臨床家に進めることのできる精神療法の指南書。
    しかも引用や事例が豊富で飽きさせずきわめてリーダブル。

    僭越ながら、著者にはもともとは精神療法のセンスが乏しい。しかし、だからこそどのように精神療法的に患者に関わるか、粘り強く修練を重ね、自ら得たもの、気づいたことを丁寧に後進に伝えてくれている。
    それゆえこの本はすべての臨床家に役立つものとなっているのである。

    最後の高木俊介との誌上討論は、いろいろなことを考えさせられる。
    学びの材料にするにしても、他の医者の自死に終わった事例について、オレならこんなふうに治療をした、と論じる原田の神経は私には理解できない。
    とはいえ、原田の臨床眼とそ

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    2023年04月23日
  • 複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ

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    ICD11にてあらためて再評価された「複雑性PTSD」。精神医療を当たり前に出来るようにされている原田先生が座長?として、4人の精神科医の座談会とそれを補強する形で、エッセイを寄稿され、最後に原田先生の「複雑性PTSD」に対する考え方の変遷や現在の治療について述べられたものである。座談会はPTSD研究の第一人者である飛鳥井先生、稀代の先進療法家、神田橋先生、ACTから最近はODで有名な高木先生と多士済々のタレントをそろえての対談本でつまらないはずがない。まず飛鳥井先生から「型」の話があり、神田橋先生より「型」崩しの話、神田橋先生からコモンセンスサイキアトリーと言われる高木先生の意外?と基本的な

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    2022年08月31日
  • 複雑性PTSDの臨床 “心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めよう

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    オンライントークイベントの案内を見て気になり講読。
    複雑性PTSDについて、様々な角度から述べられており、とても興味深い内容でした。

    医療福祉の多職種連携による支援を行う際、本書の内容をひと通り知っておくと、少なくともクライエントを害する可能性を減らすことができるのではないか、と思いました。

    福祉職としては、代理受傷に関する内容に特に興味を引かれました。支援者も自らの傷に気付き、サポートを求めることが大切であるとのこと。
    チームでの支援、ネットワークでの支援の必要性を感じました。

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    2021年05月06日