【感想・ネタバレ】複雑性PTSDの臨床 “心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めようのレビュー

あらすじ

複雑性PTSD(CPTSD)は,いよいよ国際疾病分類(ICD-11)における公式診断として登場することになり,わが国のトラウマ臨床において、そして一般の臨床においても広く使われることが予想される。
本書は,CPTSDに関する基礎知識から臨床応用までを網羅した,現在数少ない本格的な臨床書である。昨今,日常臨床において,親による心理的・身体的虐待や学校でのいじめ・体罰,各種ハラスメントなど,CPTSDと関連性の深い事態・病態が多く見受けられるが,本書は現場で対応の難しいケースについて治療への有効なヒントを提供することだろう。
さまざまな病態の背後にあるCPTSD,その適切な評価と治療的対応を詳述したわが国初の臨床書。

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Posted by ブクログ

オンライントークイベントの案内を見て気になり講読。
複雑性PTSDについて、様々な角度から述べられており、とても興味深い内容でした。

医療福祉の多職種連携による支援を行う際、本書の内容をひと通り知っておくと、少なくともクライエントを害する可能性を減らすことができるのではないか、と思いました。

祉職としては、代理受傷に関する内容に特に興味を引かれました。支援者も自らの傷に気付き、サポートを求めることが大切であるとのこと。
チームでの支援、ネットワークでの支援の必要性を感じました。

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2021年05月06日

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