村上悟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、今の仕事にドンピシャ。
やろうとしてるマネジメント改革が、方向性とした間違っていないという確信も持てたし、進める上での要点もよくわかった気がする。
面白かったのは、人間の本能はサバンナを生き抜くためのもので、
①深く考えずに早く反応する=条件反射
②エネルギー浪費を避けイベントのみ反応する=行き当たりばったり
③安全を優先して決められた手順を逸脱しない=変化を嫌う
というくだり。これが人間の本能なんだと思えれば、色んな課題が見えてくるし、意識的であること、それを担保するしかけ、が重要だってこともストンと腹に落ちた。
DTO(オーダーメイド型の製造業)に携わる方には、必見だと思い -
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Posted by ブクログ
これまたはやりの「見える化」の本。
先日の研修で、某課長が話しに挙げていたので興味本位でついつい。。
「見える化」とは企業活動の漠然とした部分を
数字などの客観的に判断できる指標で把握する取り組みのことです。
この本は「見える化」を
組織の目的達成を阻む制約に着目することによって
最小の労力で最大の効果を得るための思考プロセス(TOC思考プロセス)
を用いて行う手法について解説しています。
特に組織は人で成り立っており、
個別の問題の因果関係に人間心理が大きくかかわる問題が多く、
通常の理論的な思考(ロジカルシンキング)だけでは解決に限界があります。
そういった問題を「人間的問題」とし -
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Posted by ブクログ
ゴール・システム・コンサルティング株式会社の代表取締役である村上 悟 氏の著書です。
「ザ・ゴール」でお馴染みのTOC入門書になります。
前半の1/3が小説でTOC導入の効果を物語でイメージしやすくしています。
残りは、TOCに関しての解説、具体例の説明となっています。
ボトルネックに注目し、そこを活用することで全体の効率を上げるTOCの理解を深めるには良い本だと思います。
DBR、S-DBR、CCPMの説明や各種ツリーの説明などは、有用だと感じました。
「ザ・ゴール」をはじめとする関連書籍を読んでいると、より内容がわかりやすくなると思います。
ゴールドラット博士の本を読み、本書で補 -
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Posted by ブクログ
博士が嫌っているコスト会計なんて、古い概念で、今は使われていない・・・と言うのが思い込みであることを思い知らされました。本の中で、簡単なテスト(事例)がでてくるのですが、思いっきりコスト会計の考え方で回答しまちがっていると指摘されました。
本によると100人中99人までが間違えるそうで、根が深そうです。
そして、あとがきでもう一度衝撃を受けました。原著は1990年発行。つまり、現時点で20年前。20年前にもう古いから新しい考え方に変更しよう!と提案するために出版された本に、古い考え方してます。と指摘されたと思うと、、驚くやら情けないやら。 -
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Posted by ブクログ
「ザ・ゴール」シリーズで説明されていたTOC理論を改めて解説している。
本を読み始めていきなり「インフォメーションシステム」の構築についての話になっていて、この本の目的は何なのか、最初からつまずいた。何を書いている本なのかの説明がないため、分かりづらい。
また上記のシリーズを読んでいたこともあり、理論のエッセンスは理解できたが、その根拠を理解するのに頭がついていかなかった。最低でも「ザ・ゴール」を読んでおかないと何を言ってんだかわからない本だと思う。頭のいい人にとっては評価はもう少し上がるんだろうけど、個人的にはかなり不親切に感じた。
ザ・ゴールシリーズを読んで、TOC理論については分か -