不確実な時代に勝ち残る、ものづくりの強化書――フォード、大野耐一、ゴールドラットからデジタルの時代へ、製造業100年史から読み解く未来への鍵

不確実な時代に勝ち残る、ものづくりの強化書――フォード、大野耐一、ゴールドラットからデジタルの時代へ、製造業100年史から読み解く未来への鍵

1,870円 (税込)

9pt

4.0

本書は、製造業の100年にわたるイノベーションの歴史をたどりつつ、「未知」や「不確実」を制御する方法「ダイナミック・フロー・マネジメント」を解説するのが主眼です。

▼不確実な時代に勝ち残る「特効薬」はあるのか

最近、メディアで「VUCA(ブーカ)」という言葉をよく見かけます。
これはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑さ)、Ambiguity(あいまいさ)の頭文字を取ったもの。
「環境が複雑さやあいまいさを増して、将来の予測が非常に難しい状態にあること」を指しています。

いま、日本の製造業を取り巻く環境は、これまでにないほど複雑化・個別化し、かつて「お家芸」だった多品種少量のものづくりのノウハウが通用しない、「業務そのもの」が不確実な時代に突入しています。
競争力は年々低下しているのに、現場は疲弊し切っており、優秀な人材がバーンアウトして(燃え尽きて)いるのです。
そんな状況で、「こうすればよい」という特効薬はあるのでしょうか。

▼ものづくりの100年史を振り返ると、未来が見える

ものづくりの世界でこの100年余りを振り返ると、まずヘンリー・フォードが20世紀初頭に「同期生産方式」を確立し、19年間で1500万台ものT型フォードを生産しました。
そのフォードに学びながら、大野耐一が中心となって「トヨタ生産方式」を打ち立て、それは「リーン生産」の名で欧米にも広がります。
そして、エリヤフ・ゴールドラット博士がトヨタを徹底的に研究して「TOC(制約理論)」を生み出し、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』で世に問うたのです。

本書では、この「3人のヒーロー」を中心に、ものづくりの100年史を振り返りながら、未来に向けて「未知」「不確実」をマネージする手法「ダイナミック・フロー・マネジメント」について解きほぐします。

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不確実な時代に勝ち残る、ものづくりの強化書――フォード、大野耐一、ゴールドラットからデジタルの時代へ、製造業100年史から読み解く未来への鍵 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年06月10日

    この手の本を読むのがはじめてということもあり、これまでのモノづくりの生産管理の歴史を意義と一緒に学べてよかった。

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    Posted by ブクログ 2021年07月04日

    TOCやトヨタ式生産方式を挙げながら今までの製造のあり方、目指されていたことの解説があり、今後どのような製造をすべきか述べられている。製造フローのマネジメントからバッファの管理の仕方、ノウハウの蓄積の重要性などはもっともだと思いつつも結びとしてはもう少しインパクトある提言を期待していた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年10月23日

    いやあ、今の仕事にドンピシャ。
    やろうとしてるマネジメント改革が、方向性とした間違っていないという確信も持てたし、進める上での要点もよくわかった気がする。

    面白かったのは、人間の本能はサバンナを生き抜くためのもので、

    ①深く考えずに早く反応する=条件反射
    ②エネルギー浪費を避けイベントのみ反応す...続きを読む

    0

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