本間洋平のレビュー一覧

  • 家族ゲーム

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    前に買ってあったが確か途中挫折してしまった気がする‥
    時代の流れか、今の時代ではあり得ない話しかな?
    弟くん、多分今の時代であれば施設か病院で相談を受けるのが先だと思う。

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    2019年08月21日
  • 家族ゲーム

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    この物語の主人公はいったい誰なのだろう?
    慎一でもあり、茂之でもあり、吉本でもある。
    進行役である慎一の目線から語られているシーンもある。
    だが、茂之や吉本の心情が語られることはない。

    ・長男 慎一
    地域で一番の進学校に合格。
    母や父に期待され、うっとうしく思いながらも優等生としてふるまい続けてきた。
    弟の成績があがるにつれ、両親の関心は自分から弟へと移っていき、彼は優等生を演じることをやめる。
    したいこともなく、何ひとつ自分で決めることもない。意固地。
    流されるままに時間だけは過ぎていく。
    ・次男 茂之
    他人に対して自分の感情を伝えることもぶつけることも出来ない。
    鬱屈した感情は、異様な行動となって現われる。
    しかし、そうした行動も人の目があるところではけっしておきない。
    ただ、面倒な今から逃げるため、それだけしか考えていない。その場しのぎさえ出来ればいい。
    常に面倒なことからは逃げ、自分からは何もしようとしない。
    ・母
    自分では教育熱心な口うるさい親ではないと思っている。
    だが、無言の圧力は慎一に優等生を演じさせ、茂之からは逃げ場を奪う。
    自覚がないだけに、もしかしたらもっとも手強く面倒な存在。
    ・父
    父親とは家庭ではこうあるべきという妙な思い込みがある。
    機嫌がいいときも、不利になったときも、とにかく乱暴な物言いをする。
    おまけに声でもでかい。

    破天荒なやり方で茂之にアプローチしていく吉本。
    最初は唖然とし批難したりした両親も、成績があがるにつれて吉本を信頼するようになる。
    吉本が茂之に一番教えたかったことは何か?
    それは成績があがる方法でも、勉強のしかたでもないと思う。
    自分で決め、自分で動く。
    ただそれだけのことを覚えてほしかったのだと思うのだが。
    人はその気になりさえすれば、何歳になっても変わることができると思う。
    逆に言えば、本人にその気がなければ周囲が何を言っても何をしても、変わることは絶対にない。
    挫折・・・吉本と慎一は、方向性は違っても共に感じたのではないだろうか。
    現実を見ようとしない親。
    現実を変えようとしない長男。
    現実から逃げることしかできない次男。
    家族というのは難しい。
    2013年放映のドラマ「家族ゲーム」の展開を期待して読んではいけない。
    原作からは基礎的な設定だけで、中身はまったく違う物語になっているからだ。
    小説「家族ゲーム」は結局何も変わらない、以前よりも悪化した状態で終わっている。
    しかし、ドラマ「家族ゲーム」では崩壊してからの再生までも描かれている。
    個々の設定も現代にあわせて変更されていた。
    原作というよりも原案程度に考えて読んだほうがいい。

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    2017年03月09日
  • 家族ゲーム

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    櫻井翔くんのドラマと(今となってはうる覚えですが)こちらの小説というか原作は全然話が違いました。

    私は、原作の方が好きだなぁって感じました。

    多分、原作では家庭教師でも弟でもなく兄が主人公なんだとは思いますが、主人公じゃないってぐらいちょっと影の薄めの主人公で本作での彼を表している気がしました。

    少し前の作品ですが、きっと今の家族にも相通ずるものがあるはずです。
    作品を読み終わった後に題名通りだなと思いました。まさに家族ゲーム。

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    2017年02月03日
  • 家族ゲーム

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    今の若者にひしひしとくるフレーズがあるのでは

    すばる文学賞受賞シリーズ。
    第五回の受賞は1981年12月掲載なので、もう35年前の話。

    ですが嵐の櫻井翔さん主演でドラマにしていたのはなんとなく記憶に新しい。

    優秀な僕にグズな弟、という設定が新しい・・・!と感じます。
    大体、兄弟に劣等感持っているじゃないですか。
    それが、弟が思ったよりグズ、というかちょっと知能に障害をお持ちなのでは、というぎりぎりの人でびっくり。不潔なんだよなー。

    でも、執着を持った部分には物凄い知識を持ってるんだろうというのは、随所に現れます。

    そんな弟のもとにやってきた家庭教師が凄い、時代だよなぁ。今はこんなんやったら訴訟沙汰。
    ガンガン行きます。

    でも、この家族のゆがみがあって、結局は変われない。
    35年前の作品でも今の若者にひしひしとくるフレーズがあるのではないのでしょうか。

    父親の無関心、母親の過干渉が子供をだめにする。それが弟だけでなく、兄も。

    やりたいことが見つからない、という闇を抱えたまま物語が終わってしまいます。
    困っていることは、自分で気づいて、それを乗り越えて行くしかないんですね。
    子供に過干渉になる人に、読んで、気づいて頂きたい作品。

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    2016年11月20日
  • 家族ゲーム

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    ネタバレ

    弟の家庭教師に雇われた風変りな大学生により変わり出す、ある兄弟の日常を描いた物語です。

    家庭教師の手腕を見せる物語だと思って読み始めましたが、作品の趣旨は想像していたものと違っていました。

    外側に出られない子供たちを始めとして、この作品で描かれる種々の問題は現代でもありふれたものです。

    それだけに兄弟の状況全てを家族の問題とするのはやや難しい気もしますが、問題の一面を簡潔に浮き彫りにしたという点では、成功しているかもしれません。

    兄の状況とともに観察したまま終幕を迎えますが、今なお問題の解決に動き出せていない、読者の時代をも批判的に捉えられていることが残念でなりません。

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    2016年06月12日
  • 家族ゲーム

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    ドラマから見たので正直オチにはがっかりしました。でも現代の家族では、こういう日常が当たり前なのだとしたら、仕方がないのかもしれません。

    後味の悪い終わり方でも、今後のこの家族の行方は気になりますね。

    解説者の最後の一言が1番重く感じました。

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    2016年06月07日
  • 家族ゲーム

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    家庭教師 z大学 アフロ 戯曲ぎきょく 北アフリカの砂漠 小説にだってリズムがある バイク 公園の風景 今月の目標 僕と弟選手交代 自閉症 どもり 映画的構成 村上龍 茂之 慎一 特権的な青春の時間 昭和57年 駒 零戦 コピー A大 薄ら笑い 少しくらい眼先を変えたいじゃない 吉本 他人を蹴落としてエリートになる 森田芳光

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    2014年09月08日
  • 家族ゲーム

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    ネタバレ

    家庭教師によってあらわにされた家庭の不協和音、兄慎一の感じる不安とこわれていく母親との関係。あるいは弟の得体のしれなさ。こういう父親はさすがに少なくはなったが、基本スタイルは変わらないとあらためて感じた。

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    2013年11月08日
  • 家族ゲーム

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    ドラマは見ていなかったが有名な本なので読んでみた。こうなる可能性というか、要素は自分にもあったのではないかとすら思う。気づきの多い話だった。

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    2013年08月16日
  • 家族ゲーム

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    ネタバレ

    長年にわたり,映画化・ドラマ化されている作品。

    今回の櫻井翔バージョンは,なかなかおもしろいが,
    私自身は長渕剛バージョンで育った世代。

    暴力による矯正という時代背景を感じさせるが,
    その根本にある思いは,今も変わらないんじゃないだろうかと思う。

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    2013年05月31日