玉川重機のレビュー一覧

  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2012年6月16日
    本好きの中学生、草子は、人付き合いが苦手で、本が大好き。
    草子ちゃんの視点で、いろんな本の紹介がされています。

    いろんな本が出てきたけど、「山月記」「名人伝」は印象に残った。
    草子ちゃんは、両親が離婚してて、お父さんと一緒に暮らしている。
    お父さんは売れない絵描き。
    お母さんは自分とお父さんを捨てて出て行ったけれど、活躍している版画家。
    その父と母を、主人公に重ねている。
    自分たちを捨てることによって、美しい作品を作った母。
    全然売れてなくて、自分をなぐることもあるけれど、まだお父さんでいてくれる父。

    0
    2021年10月09日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    本愛が溢れる作品で、本好きな人ならきっと読んで後悔ないと思います。
    個人的には漫画の読み方が下手くそで疲れるのであまり漫画を読みませんが、この作品で久しぶりに漫画にしかできない表現方法があるということを思い出しました。
    草子の気持ちがよくわかるし、大人の自分も未だに本の海を漂流しているんだと思っています。
    本は私の宇宙であり、今自分の部屋にいても物理的には行けない場所へも、経験のない境地へも連れていってくれる。

    0
    2020年06月23日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    一巻を読み終えて、ずいぶん日が経ってしまった。
    恥ずかしながら、名作文学作品って、意外と読んでいない。
    「山椒魚」、「月と六ペンス」、「老人と海」は読んだという記憶はあるけれど、内容なんて覚えちゃいない。
    だから、ああ、こうだったのかなあ、などと思いながらこの本を読んだ。
    草子のあまりにも「まっすぐな」ブックガイドに、やや鼻白むことがある私には、ひねくれ(?)文学少女、磯貝さんの今後の活躍に期待したい。

    0
    2015年03月20日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    じゃない世界からしか見えないもの

    其れを味わえること

    ハデさだけが見えて....この人が全く見ええてこない
    誰かに褒められたくてセノビしすぎて今にも転びそう
    こういう絵はー
     「ウマイ」とか「ヘタ」とか
      「ウツクシイ」とか「キタナイ」とか以前ー
    「くだらない」という

    0
    2015年03月03日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    ブックガイドというタイトルに惹かれて読んでみた。
    本を読むのが好きな主人公草子は内気な女の子。とある事件(?)がきっかけで近所の古書店の店主と店員と関わるようになる。
    草子の感想文には独特な言い回しも多いけれど、自分が感じた気持ちをここまで表現できるのって凄いことだと思う。
    そして、「生きてる本の中でならあたしはどこにでも行ける」
    この言葉にあっと思いました。
    私も学生時代、彼女の様に本の中の世界を心の拠り所にしていた時期があって、草子の気持ちがわかる気がします。

    本を愛する彼女が感想文を書いたり学校でブックトークをすることによって少しずつ周りの人に本の素晴らしさを伝えていく……そういうのっ

    0
    2015年01月21日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブッグガイド、いわゆる草子の「読書感想文」なのですが、
    その背景から読み解く重厚なでもかつ軽快な
    ブッグガイドに圧倒されます。でも、内容としては
    情報量が多すぎて、ちょっと漫画向きではない気がします。

    0
    2013年12月28日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    おもしろかったけど、星新一が少ししか出てこなくて残念だった。草子ちゃんのセリフに「…」が多いのが気になった。

    0
    2013年09月26日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    仕事柄、ブックトークをしなければならないので、参考にしたいと思うけれど…ここまで読み込んで熱く語れないな〜

    0
    2013年09月19日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    良い作品。本への愛情表現方法、読書文化そのものの黄昏感が画風と相まって、膝を打ちつつ、物悲しくもあり。
    「金魚屋古書店」も良いが、より活字中毒であるならこちらも。

    0
    2013年06月19日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    本を通じて人と繋がる職業としての古本屋さん、これまでいくつの古本屋を訪ねても、その店主とじっくり本の話をすることはなかったのが、本の話を出来る人が増えていけばいくほど、こういう古本屋さんに憧れてしまう。こういう憧れが読メオフ会の開催に少し繋がっている気がします。

    0
    2013年06月18日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    二巻目から「その後」がついて。うーん、ちょっと蛇足かな。と、思ったりもしたが、それはさておき。

    橋本紡の『九つの、物語』にも山椒魚は取り上げられていて。そういや読んだことがないなと。気になるな。夏文庫フェアあたりでピックアップしてたら読んでみよう。

    今回のブックガイドは人当りがいいラインナップで読んだことがある本もあって何気に嬉しく思った。夏への扉は新訳版読んでみようかな。

    0
    2013年05月29日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    本棚に置かれてある本の素晴らしさ、そんな素晴らしい本棚に出会ったことがないのか気付いていないのかどっちだろう。そして、ブックガイドという訳でないけど、自分が紹介した本を他の人が読んでくれると嬉しい気持ちはホントよくわかる。そして、自分が紹介した本に興味を持ってもらえない時の哀しい気持ちもわかる。

    0
    2013年05月20日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    本を読むのが好きだというと、すごいとか偉いとか、勉強家だとか、言われることがたまにある。
    ひどい誤解だなといつも思う。
    勉強のために本を読むこともないとは言わないけど、大半はただ好きだから、幸せだから読んでいるんです。
    難しい本も読めません。

    この本の主人公、草子はもっと切実に本を必要としていると思った。
    大切にしていた本を勝手に売ってしまうお父さん。
    思い出だけを残して出て行ってしまったお母さん。
    家でも学校でも本を読んでいる草子は、周りから見たら暗い子なのかもしれない。
    でも彼女はただ本の中に逃げ込んでいるわけじゃない。
    本の世界で大冒険をして、ちゃんと現実に帰ってくる。
    キラキラ輝く宝

    0
    2013年05月19日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    草子自身やその父に密接につながるブックガイドが増えてきて、重さを感じるこの2巻。人間が文学を自身に引きつけてみれば、厳かなものになって然るべきか。でもそれは、より良い生への段階の一つなのだろうとも思う。
    それにしても、装丁もそうだが、漫画の中に描かれている本の数々も紙の重さがあって良い。

    0
    2013年04月23日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    中学生・草子が、読んだ本を自分の言葉で感想文にしていく話。トーンを使わない繊細なタッチの絵が、いい感じに古い文学全集を開いたような雰囲気を作り出している。久々にじっくり何度も味わいたくなるマンガ。

    0
    2013年03月22日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    中学生が出口の見えないもやもやの闇の中を手探りで進んだり戻ったりしてく感じ。こっちの心までえぐられる気がするのは、主人公に感情移入してるのか、自分が中学生のときと重ねているのか(かつ、自分はこんなふうに前を見ず、立ち止まっていたという自覚があるから比べて落ち込んでいるのか)そんな感受性などとうに磨り減ってなくなったと思ってたのに。

    0
    2013年03月13日
  • 草子ブックガイド(2)

    Posted by ブクログ

    2巻が出ていると知り、慌てて買いに行きました。
    ブックガイドはもちろんのこと、今回は草子をはじめとする登場人物それぞれが、己の人生と向き合う姿が良かったです。私も本を逃げ場にしがちなので身につまされます。

    0
    2013年03月03日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    本に対する深い愛情を感じる漫画だなぁ。トーンを使わない絵柄とお話がとてもよくマッチしている。本は好きでいつも読んでいるけど、この主人公の草子ちゃんのようにアウトプットする能力も、店長のように棚作りに活かす力もないな。改めて本と向き合うという事をしていかないといかんかな?

    0
    2013年01月11日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    モーニングでチラ読みしてたが。改めて。「本」漫画が充実していて嬉しい流れ。金魚屋古書店しかり、草子ブックガイドしかり。

    敬遠していた名作たちをざっくりと噛み砕き、なおかつ草子の感想をプラスすることで、新しい読み方の視点に気づく。

    この世の中には埋もれるほど書籍があり、なおかつ娯楽があふれているけど。草子のように本を食べて、小さな幸せをつんできたい。

    0
    2012年11月11日
  • 草子ブックガイド(1)

    Posted by ブクログ

    こんな深い読み方ができるなんて羨ましい…
    絵も、細かく書き込んであるしすごく丁寧な話だなと感じました

    0
    2012年09月27日