柊有花のレビュー一覧

  • 君の名前の横顔

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    面白かった。久しぶりに夢中になって読んでしまった。
    序盤に小さな違和感が仕込まれていて、徐々に実際の脅威として具現化していてく。その緊張感に満ちた過程がたまらなく面白い。家族の在り方や、現実世界の悪意に満ちた正義とか、いろいろと考えさせられる小説でもある。
    ジャンルとしてミステリーと言っていいのか、ファンタジーやSFと言っていいのかわからないけど、そんなことは関係なく傑作だと思う。河野裕の作品はいくつも読んでるけど、これが一番好きです。

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    2025年03月11日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    乙女の本棚で知った小川未明氏、月夜とメガネを最初読んだ時にすごくいい作品と思っていてやっと童話集を読む。全てにおいて教訓となる話、そして優しさに包まれた感覚に小学生の子たちにたくさん読んでほしいと思う作品ばかりだった。最後に書かれてある解説も自分と同じように思ったんだとうれしくなる解説。宮沢賢治氏を追いかけていたが小川未明氏も読んでみたい作家となる。

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    2025年02月21日
  • 君の名前の横顔

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    大人になったからこそ読みたいファンタジー作品。
    正義や常識が正しいとは限らないこと、負の感情も大事な気持ちであることに気付かされた。

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    2025年01月21日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    繊細で綺麗な童話。もっと有名になっても良い。
    私の祖先が上越市の春日山近くに住んでいたので初めて知った時は運命を感じたり。
    人魚やお菓子の箱の天使、風や月、蝶や鳥など多彩な命あるものたちが暮らしている。人間は愚か的な教訓だと思っていたら、解説で「支え合って生きれば強い力を持つ」とあり目から鱗でした。
    新潟県民として誇れる素晴らしい童話でした。

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    2024年08月16日
  • 君の名前の横顔

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    ファンタジーだけどそんな気がしない素敵なお話だった。
    私の世界にもジャバウォックはいるんだろうな。
    冬明くんも楓も愛さんもスーパー愛おしい。
    家族っていいなって思えた、この先のみんなにも幸あれ!

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    2025年01月19日
  • 君の名前の横顔

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    この作家さんの作品は2作目。
    「サクラダリセット」を読んだことがありますが、ファンタジー要素が強目で途中で読むのをやめたような記憶が。
    この作品もファンタジー要素はありました。また、文調になかなか馴染めなかったのですが、物語の続きが気になって読み終えることが出来ました。
    物語はプロローグとエピローグ、21の話で構成されています。話の視点というか語る人物は、登場人物が交代でなっています。

    主な登場人物は、
    シングルマザーの三好愛
    10歳で愛の息子、冬明
    愛の夫の連れ子で大学生の牧野楓
    楓の同級生だった有住梓
    楓と同じ大学でサークル仲間の千守遼
    そして、怪物 ジャバウォック

    色んな事が描かれて

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    2025年01月19日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    12作品収録。小学校低学年でも読めるように、漢字にかながふられ挿絵も多い。
    『赤いろうそくと人魚』だけ子供の頃に読んだことがあった。やはり印象に残る作品だった。
    どの話も自然界全ての物に心が宿っている。そう思うと慈しみの心が芽生える。
    『ガラスまどのコウホネ』『野ばら』も好みの作品だった。

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    2023年03月10日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    勉強?のために、小川未明をはじめて読むことになり、選んだ本がこれだった。
    大判でムック本のような体裁。
    表紙の色がとてもきれいで、ロマンチシズムとほのかな寂しさのある未明の世界を彩っている。
    石井ゆかりさんの本で見た柊有花さんのイラストだ。
    中にも挿絵がふんだんにあり、全てにルビが付き、オリジナルの文面の上段に注釈が邪魔にならぬ程度に入る。
    有名なものや代表作、転換期にあたるらしい小話などの全12話という構成と、後半には小川未明の紹介、新潟県上越市での子供時代からの写真と各話の解説あり。
    とにかく丁寧に作られた本。
    原文そのまま、しかし100年前の日本語のままでは子供には読んでもらえない、とい

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    2023年10月01日