柊有花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作家さんの作品は2作目。
「サクラダリセット」を読んだことがありますが、ファンタジー要素が強目で途中で読むのをやめたような記憶が。
この作品もファンタジー要素はありました。また、文調になかなか馴染めなかったのですが、物語の続きが気になって読み終えることが出来ました。
物語はプロローグとエピローグ、21の話で構成されています。話の視点というか語る人物は、登場人物が交代でなっています。
主な登場人物は、
シングルマザーの三好愛
10歳で愛の息子、冬明
愛の夫の連れ子で大学生の牧野楓
楓の同級生だった有住梓
楓と同じ大学でサークル仲間の千守遼
そして、怪物 ジャバウォック
色んな事が描かれて -
Posted by ブクログ
勉強?のために、小川未明をはじめて読むことになり、選んだ本がこれだった。
大判でムック本のような体裁。
表紙の色がとてもきれいで、ロマンチシズムとほのかな寂しさのある未明の世界を彩っている。
石井ゆかりさんの本で見た柊有花さんのイラストだ。
中にも挿絵がふんだんにあり、全てにルビが付き、オリジナルの文面の上段に注釈が邪魔にならぬ程度に入る。
有名なものや代表作、転換期にあたるらしい小話などの全12話という構成と、後半には小川未明の紹介、新潟県上越市での子供時代からの写真と各話の解説あり。
とにかく丁寧に作られた本。
原文そのまま、しかし100年前の日本語のままでは子供には読んでもらえない、とい