西義之のレビュー一覧
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もしも冒険ファンタジーに生命保険会社があったら?(ドリフ大爆笑風)
セーブポイントからやり直しのRPGは、つまりこういう裏方さんチがいるからなのね、という話です。これなら、死んだ仲間を捜索しに、もう一度ダンジョン潜ったりしなくてもいいわけですな。ただ、かなりの激務だとは思うけど。ブラック認定な。
冒険者自体がブラック稼業ではあるけれどさ。
大きな流れを匂わせつつ1巻終了。シャチョサン・ブチョサンの日常を描くだけでも楽しいのだけど、冒険である以上、大きな敵の存在は避けれないか。社長が保険会社始めるきっかけに絡んでいそうだしな。
あと、部長がなにかとエロい。 -
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ネタバレ完結巻。
アポロン編の完結が最終話。
エピローグとして、次の話になるはずだったと思われる文京宮のアルテミス編が、駆け足だけど描かれている。
このエピローグが嬉しかった!
打ち切りで、全部の敵が出てくることなくバッサリ終わってしまったのが残念。
ぎっしり詰め込まれた設定が面白かったんだけど、それがかえって内容をわかりにくくしてたのかも。主役のハチもちょっと影が薄かったかな。
同時収録は「秘蜜のヤミー」やっぱりファンタジーで、空も海も土も汚染され食料も乏しい世界で、『機関術(からくりじゅつ)』という『物体の秘めたる可能性を目覚めさせる力』を使う少年を主人公にしたアクション漫画。
『機関術』が良 -
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ネタバレ敵を応援して、真の敵を倒す!
ヨイチの何手も先を読む力が、存分に発揮された14巻でした。限られた時間と、追い詰められた環境の中で、あらゆる可能性を散りばめて戦う姿が格好良かったです!
コルトロウ3兄弟と、ブープ……。ティキとリオ先生の時のように、心の隙間につけこまれたような……優しい気持ちを食いつぶして、踏みにじる敵は本当に嫌だ!
終盤はキッドを応援して、彼の優しさと覚悟を目の当たりにしました。どうしてこんな奴が生きているんだろう、どうしてこの人が死ななければならないんだろう……。そんな矛盾を感じながら、コルトロウ3兄弟の長い長い復讐は、ようやく終わりましたね……。
ゴリョ -
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ネタバレ書き下ろされた「海の底」
ムヒョは飄々としているけれど、人の本質はきちんと見抜いていて、愚かな過去を減点するんじゃなくて、「今、この瞬間」の心意気にきちんと応えてくれる。
ムヒョが、ボビーを魔法律家として接する姿に、決してその場しのぎでおだててるワケではない、敬意のようなものを感じました。
努力の限界、才能の底……ボビーとギンジそれぞれが語る「現実」は、一般人なら誰もがぶつかる壁。
「そういうのきりがねぇんだよ」という台詞が、とても印象に残りました。諦めか、悟りか、でもできることはする! という前向きなギンジが素敵でした。
……そして、ゴリョーとエビス、再び! コルトロウ -
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ネタバレロージーの言葉は、いつも真っ直ぐだ。
リオ先生のために、ロージーがティキに立ち向かっていった時の台詞が、胸にグッときました。
「返せ リオ先生から 奪ったもの全部 返せ!! 全部元通りにして 返せ!!!」
……と、ロージーが涙を流しながら、真っ直ぐ睨みつけて言い放つこの台詞が大好きです。思い出すだけで、私も涙ぐんでしまいます……っ。
「全部元通りにして返せ」というのが、行動も、感情も、何もかもひっくるめて……。奪われ、失われたリオ先生の過去のために立ち向かう姿は、本当に格好良かったです。
そして、ギンジ初登場! あと、百厄輪の車輪跡がちょっとかっこいいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ騙し合い! 化かし合い! そして寝袋は青がいい!
終わったか? と見せかけて、ムヒョたちとミックの駆け引きから目が離せませんでした。毒島さん初登場や、ペイジとヨイチの奮闘も加わって、1話1話が「どうなるんだ!?」の連続でした。
新キャラや新展開でお腹いっぱいの10巻ですが、好奇心が勝ってどんどん読み進められます。
信じること、諦めないこと……シンプルな言葉だけど、そこに込められたペイジさんの想いの強さも伝わってきました。
そして、巻末には読切も掲載されています。一時的に中学生活を送るムヒョとロージー対学校の怪談!
本編が、「うわー、この先どうなるんだ!?」というところに