岡田真理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東日本大震災で予備自衛官の存在を知り、激しく憧れていました。
飲み会前の時間調整にフラリと立ち寄った本屋で本書を発見、即購入。
酔った勢いで「予備自衛官になろう!」と思い立った27歳女子の、予備自補受験から予備陸士長になるまでの体験記。
とは言え単行本自体は2010年刊なので、メインは50日間(5日×10課程)の教育訓練中のアレコレです。文庫版は勤続6年目を迎えた著者によるスペシャル2章付き。
語り口がとにかく軽快。
戦闘訓練にしても射撃訓練にしても、「うわ、スゲー!」「よっしゃー頑張るぞー!」って常にハイテンションと云うか士気が高いと云うか。自衛隊の事を何もしらなかった著者がどんどんハマ -
Posted by ブクログ
知名度の低い予備自衛官補について実際に入隊した体験、50日間の過酷な訓練を描く。自衛隊に対する暖かな視点が何よりの魅力。
27歳、酔った勢いで応募した予備自衛官補の試験。まさかの合格から過酷な訓練。普段体験できない自衛隊の過酷な訓練について面白おかしく描く。あまり顧みられることのない自衛隊員の日々の努力について、実際の体験から肯定的に語る。マニアでない一般人の視点が良い。
発砲から25キロ行進など、厳しい40日の訓練を通じて筆者の心も成長していく過程は感動的。
災害派遣など自衛隊の話題を見た多くの人に自衛隊の姿を本書を通じてもっと知ってもらいたい。 -
Posted by ブクログ
酔った勢いで資料請求し、30手前にして予備自衛官補になってしまった著者。そこから50日間の訓練を受け、予備自衛官になるまでの体験と、自衛隊への熱い想いが詰まっている。文章が軽妙でわかりやすいし、押し付けがましくないのが良い。一冊一気に読んでしまった。
宿舎での生活から実弾射撃まで、実際にどのような訓練が行われているのか知ることができる。自衛官や予備自衛官の心構えには頭が下がる思いがする。そして戦争に絶対反対だからこそ、過酷な訓練が必要だし、それが全く無駄になることを心から願っているという気持ちが伝わってくる。
文庫版では東日本大震災で初めて現実になった、予備自衛官招集についても触れられてい