ジョン・E・モリスのレビュー一覧

  • ブラックストーン

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    LBO(プライベートエクイティ)業界の変遷がとてもよくわかりました。
    面白いのは、時代の流れ(と業界が世の中にどんな風に見られているか)と共に、ビジネスモデルが変わってきている事で、ジャンク債による資金調達に始まり、シンジケートローンによる複数金融機関による資金調達、シンジケーションと証券化のハイブリッド(これが今だと一番主流)による資金調達と、夫々の時代に於けるエリート金融マンたちによって新たな金融商品が開発され、その調達規模感と共にプライベートエクイティの買収案件規模も大きくなってきていることがわかります。本自体が2010年頃に書かれているのでその後の業界の変遷については言及されてないです

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    2018年08月21日
  • ブラックストーン

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    プライベートエクイティの雄、ブラックストーンの設立から2010年までのノンフィクション。
    その当時の金融情勢も含めて丁寧に書いてありディールの詳細も分かりやすく、またこの会社やLBOのマーケットに大きく貢献した銀行員や投資家の存在が手に取るように分かるような書き方がしてあり、物凄く面白かった。
    この本を読めばPEのメインプレーヤーについては大抵のことが分かるので本当に良書。

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    2015年04月13日
  • ブラックストーン

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    PE業界の最大手の一角であるブラックストーンを通して、PE業界の歴史とその手法の変遷について知ることができる大著。シュワルツマンという強烈な人物を通してブラックストーンを知ると同時に、他のプレイヤーについても詳しく書かれている。
    アメリカの産業の歴史、景気の変動に対応して変革してきた自社の力が克明に描かれている。また失敗案件も包み隠さず書かれていてとても参考になる。
    最後の2章は若干業界寄りの書き方っぽくもあるが、PE業界が果たしてきた役割の大きさについては疑いようがないのとを改めて認識した。
    以前カーライルは読んだが、それよりも詳細で迫力があった。今年読んでよかった一冊。

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    2012年12月30日
  • ブラックストーン

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    プライベート・エクイティという存在をご存知でしょうか。
    プライベート・エクイティとは、大雑把に言うとLBOと言う、自身の資本に他から調達した資金を追加して企業を買収する手法を用いて企業買収を行い、買収した企業を転売して利益を得る金融グループの事です。
    もしかしたら、PHSキャリアのWillcomを買収した事があるカーライルが、その一つである事を知っている方も結構居られるかもしれません。

    本書は、この比較的新しい形態の金融グループであるプライベート・エクイティを、その最大手の一角を占めるブラックストーンの創業以来の歴史を通して解説しているノンフィクションです。

    尚、訳者の後書きによれば、原著

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    2012年04月19日
  • ブラックストーン

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    ブラックストーンウェイの方が読み応えがあったが、この本もオルタナティブアセットの変遷を知るには参考になった

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    2023年01月21日
  • ブラックストーン

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    緻密な取材によってプライベートエクイティ業界の変遷がよく分かる一冊。企業のオーナーの流動性がアメリカに比べ低いと想定される日本において今後どういった役割を担うのか。

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    2016年01月03日
  • ブラックストーン

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    アメリカ経済強いては世界経済をけん引してきたPE業界の雄、ブラックストーンの栄枯盛衰のノンフィクション。元リーマンブラザーズのピーターソンとスティーブシュワルツマンが1985年10月1日に設立した。ドイツ語で「黒」を意味するシュワルツとギリシャ語で「石」を意味するピーターをとって社名が作られた。プルデンシャルが創業から2年くらいで100億円を拠出、そこから資金集めの快進撃が始まる。今でこそファンド業界では当たり前になってきたが、この時初めてハードルレートという概念が考え出されたらしい。成るほど!

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    2013年05月22日
  • ブラックストーン

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    PEファームの雄「ブラックストーン」の設立から現在までを、
    プライベート・エクイティ業界およびLBOの歴史とともに、
    ブラックストーンと創業者のシュワルツマンを軸に描いている。

    バブル~リーマンショックまでの約30年間を、
    金融を絶対悪のように描くルポや小説も多い(ほぼ100%)中で、
    PEファームを軸とした本書は、非常に新鮮な感じを受けました。

    本書にも度々登場する「野蛮な来訪者-RJRナビスコの陥落」の
    プロローグでもあり、その後日談として読むこともできるかな…。
    金融の知識がある方であれば、非常に興味深く読めると思います。

    1つのディールに群がった様々な人々の泥臭い駆け引きが描かれ

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    2012年04月11日
  • ブラックストーン

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    世界最大の投資ファンド運用会社の設立から現在いたるまでの記録。
    投資ファンドというあまりいいイメージがないが、経済にダイナミズムを与えているさまが描かれていた。訳者のあとがきにもあったが、日本でこのようなプレーヤーが活躍できている土壌があったなら、失われた20年はちがっていたものとなっていたかもしれない。

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    2012年03月23日
  • ブラックストーン

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    恥ずかしながら、プライベートエクイティって何?というレベルで読んだけど、むしろ非常に興味深く読めました。

    どうもイメージで「乗っ取り屋」とか、「短期的利ざや稼ぎ」のように勝手に決めつけがちだけど、実際に投資先のうち2年以内に売却されるケースは全体の12%しかないことや、58%のケースでは保有は5年以上に及ぶというから驚きました。

    確かにIPOや売却によって利益を得ることが目的ですが、企業の抜本的改革に取り組んだり困難な戦略を実行し体質改善する等、PEが買収することによって企業価値を高めたケースが色々と紹介されていた点も非常に勉強になりました。

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    2012年02月12日
  • ブラックストーン

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    著名金融プレイヤーブラックストーンについて触れるべく読書

    さまざまなエピソードが盛り込まれており
    とても興味深い

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    2023年12月11日
  • ブラックストーン

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    世界最大のプライベート・エクイティ投資会社であるブラックストーンとCo-Founderであるスティーブ・シュワルツマンがウォール街で成り上がっていく過程を描いた一冊。ウォール街と言うとGSなど投資銀行くらいしかわかっていなかった自分にとって、少し世界観が広がった気分。

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    2012年05月25日