矢萩邦彦のレビュー一覧
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●探求的な学び」「個性」「多様性」を求めて私立を志望するのに、その過程で中受という「詰め込み型」(前者と真反対の考え方)プロセスを経なきゃいけないねじれ構造がある。
●しかし一方で、そこに問題意識を持ち、個々人の創造性を測るような入試(対策出来ない入試)も出てきており、少しずつ中受も多様化しはじめているとのことに希望も感じた。
●何でもそうだが、「なぜ中受をするのか」「なぜその学校を志望するのか」という自分軸を持つことが重要。
●学校は生物という考え方
→先生たちに裁量があることによって授業内容を初め少しずつ変化していき、それが全体で見ると学校としても変化している。改革と言われてかわるのは、先 -
Posted by ブクログ
子どもと教育について多くの取材をしているルポライターのおおた氏と、哲学をベースに探究やリベラルアーツの伝授を行う教場を主催している矢萩氏との、中学受験とそれにまつわる親・親子関係や社会についての対談集である。
端的に言えば、お二方は、資本主義的価値観・競争原理と密接に結びついた教育というものを敵視し、本来の教育は別のところにあるという信念が、活動の原動力となっておられる方々と見受けられる。
基本的には私は賛成の立場である。
「これからの先の読めない時代を生き抜くのに必要なスキルを修得させます」なんて教育方針に掲げちゃってる私立中高なんて見かけると本当に鼻白むし、受験を「一つでも偏差値の高い -
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ネタバレ
4年生は自分が体感してることと知識として与えられるものを結びつけていって、知識を取り入れることの意味とか、自分で気づいたことを整理して覚えることを学ぶ期間。「あれってそういうことだったのか」「見てたけどそんな名前知らなかった」とかそういう体験。
5年生はいわゆる解法が出てくるような基本的な算数や社会や理科の単元という形で、整理された一連の知識を網羅。後半は前半で新しく手に入れたり整理した知識を組み合わせて、一見知らないように見えるけど実は一緒だよねという問題演習をすることで、知識を使わなきゃいけないことに気づかせるカリキュラム、
6年生はさまざまな組み合わせを練習。自分の持っているものだ