堀部貴紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
去年、観賞用の柱サボテンを買った。ダグトリオみたいなやつ。無骨な見た目だけど、それぞれ寄り添って仲良くぬくぬくしているようで可愛い。
そんなサボテン事情もあり、うちのダグトリオを知るためにも本書を手に取った。
本書では著者の波瀾万丈なフィールドワーク、サボテンへの愛情、思い立ったら即行動のジャーナリズム精神、そして最新のサボテン研究が綴られている。
世界を飛び回る著者を想像しつつどうやったらこんな行動的になれるのかなぁ、と不思議に読み進めたら最後の最後に著者のバックグラウンドが記されていた。そこでなるほどと合点がいくとともに、ミステリ小説『謎の香りはパン屋から』をふと思い出した。
サボ -
Posted by ブクログ
サボテンを研究領域にしている研究者による「サボテン啓発書」かつ「研究者生活紹介」の書。
著者の執筆のモチベーションは恐らく、温暖化局面において多様な可能性を秘めたサボテンの驚くべき能力を普及したいという気持ちと、「研究者」の道へ後進たちを誘いたいという気持ちに支えられているのであろう。
まずサボテンを研究領域に選ぶまでの経緯を紹介した上で、波瀾万丈な海外でのフィールドワークを紀行文のように語ることで読者の興味を惹きつける。
その上でサボテンのこの時代における有用性を語りつつ、その特性をいかに発見し、発表し、そして社会実装を目指しているかと言う研究生活の紹介にまた戻る。そして最後にまたサボテン