サボテンというと、簡単なイメージしか思い浮かばないが、多種多様で世界に広く分布していることを知ることができた。昨今では乾燥に強く、手間暇かからないことから観賞用としてギムノカリキウム属など小さなものが家庭でも楽しめるのであるが、サボテンの本場メキシコなどでは食用もあるとのことで興味深い。
それにしても著者はよくよくサボテンを研究していることが分かるとともに、自身が腹痛をしながらも、現地の方々が薦められた食べ物を食べており、海外での旅をする上でも参考になることが記載されているため、説得力がある一冊ではある。