広野多珂子のレビュー一覧
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里帰りからまたコリコの街へ帰ってきたキキ。魔女の宅急便2年目です。
2年目ともなれば、街の人達に宅急便の仕事は浸透してきているようです。日々様々なお届け物の仕事が舞い込んできます。そんな中、あるお届け物をきっかけにキキは自分の仕事、魔女である自分について疑問を持ってしまいます…。
ジブリ映画の続きだ〜!とワクワクした気持ちで読みました。宅急便2年目になると、要領を得ているというか、怠慢というか、少し気を抜いてしまっている場面もありました。そして自分の存在意義すら見直すような出来事があり、と気持ちの揺れ動く様がとても丁寧に描かれていました
恋のお話も少しずつ動いていっているな〜と感じられて、楽 -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔女の宅急便は2年目を迎え、町の人達にもすっかりおなじみになった。しかし、突然大問題が発生し、キキは魔女を辞めようかどうか悩んでしまう…。
『魔女の宅急便』の続きが読めて嬉しいです。キキがコリコの町に戻った後のエピソードがどんなものなのか知りたくて…。あのアニメ映画でも大問題が発生するシーンがありましたが、あの時は魔女を辞めようかどうか悩むのではなく、突然魔法が弱くなるというものでした。それが原因で、宅急便の仕事を休まなければならなくなって…。
アニメ映画に続きがありませんが、原作に続きがあってよかったです。新しい魔法を使えるようになったキキが今後どんな活躍をするのか気になるところです。 -
Posted by ブクログ
二人の娘の父として彼女たちの未来の姿をイメージしながら楽しく読んだ。自分の世界を持ち始め親からだんだん離れ、自力でトライしたり、でもそれって結局他人に頼ることだって知ったり、他人に貢献できる喜びとか、あてが外れて結果的に貢献できない悔しさとかを知って、そんな経験を重ねながら自分の取り柄とか世の中のありようについて理解を深め成長していく。そして別に取り柄なんてなくてもいい、関わる人と持ちつ持たれつで前向きに生きていけばいいんだよということを教えてくれる物語り。
最近、二人の我が娘は同じ環境で育っているのに不思議と性格が違って、それぞれ強みも弱みもあるなというのがだんだん現れてきている。どっちもめ -
Posted by ブクログ
ヤアくんにちょっといらっとしてしまう私はそうとう子どもかも。
アイロンかけの上手なぴんぴん屋さんの話、ジジの気持ちに同感でした。おばあちゃんがせっかくぴんぴんにしてくれたのに悪いなあと。
でもきっとぴんぴん屋さんのおばあちゃんは気にしないんだろうけど。
ウイさんの話もいい子だけではないキキの複雑な感情が書かれていてよかったです。
黒い手紙も複雑な気持ちになりますね。個人的にはありそうな話で共感し好きな章です。そして、そんな傷ついた気持ちで出会うりんごのおばあさんの話。心が温かくなるいいおばあさんですね。
そして、再びモリさんとヤアくんに会い、友達になる。
ジジにも好きな猫ができますね