星薫子のレビュー一覧

  • HOME-A Memoir of My Early Years(日本語版)

    sun

    購入済み

    素敵な思い出

    子供の頃、ジュリー・アンドリュースからファンレターの返事をもらったことがあります。素敵な思い出です。
    本書『HOME-A Memoir of My Early Years』は、彼女の1935年から1963年までの幼少期からブロードウェイでの成功、『メリー・ポピンズ』のオファーまでを綴った自伝です。
    戦時中のロンドン、両親の離婚、10歳で家計を支えた過酷な下積み時代を率直に描き、ミュージカルファンには『マイ・フェア・レディ』の裏話やレックス・ハリソンとのエピソードが魅力的。
    文章は繊細でユーモラス、ノスタルジックな味わいがあります。
    日本のファンには、映画スター以前の彼女の苦労と成長が新鮮で、グ

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    2025年08月04日
  • 白い拷問 自由のために闘うイラン女性の記録

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    なんでこんなに評価が低いんだろうか。踏み躙られている訴えがどれも似ているから?訳者が日本と重ねたから?彼女たちのように不屈の精神で戦い続けられなくても、考えることで少しでも良い方向にいけたらと思った。作者がノーベル委員会への手紙に書いてあった、最高の権威である市井の人々として。

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    2025年08月02日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    ネタバレ

    毒殺未遂後、なぜ命の危険があるのにロシアに戻ってきたのか知りたくて、本人の手記を読みました

    その答えはとてもシンプルで、

    まず、ロシアという国を人を文化を心底愛していたこと
    『ロシアの人たちはすばらしい。ロシアの人たちは複雑で、思索にふけるのが好きで、私も同じだ。それに、何でもかんでも生きるか死ぬかの問題に置き換えて、この国の未来について議論を交わし始める。私もそうだ。』
    『ロシアの文学や映画も好きだ。どれも必ず、苦悶や沈思、苦悩、憂鬱、自省に触れている。』

    そして、そんなロシアに自由をもたらしたかったこと

    それには命の危険を伴うことを覚悟していたこと
    『ある日、もう気にしないことにし

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    2025年07月06日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    ナワリヌイ氏が亡くなった後にドキュメンタリー映画を観、その勢いでこの本を読み始めた。
    ナワリヌイ氏存命の間にその活動をリアルタイムで体感したかった、とこの本を読んですごく後悔した。まず、衝撃を受けたのがロシアの実態で、社会主義国とは国民を等しく貧困にして、権力者が搾取するという構図になっており、それが今のロシアであるということ。(それ以外の国でも起こっているが)そして、リアルな話として、あらゆることが賄賂で免れられるということを聞いたことがあったが、それは冗談ではなかったと気付かされた。さらに、情報は統制され、政府に都合よく国民は欺かれている。国による国民に対する詐欺が常態化し、反逆するものは

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    2025年03月30日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    今年のベスト本。もしかしたらオールタイムベストに入るかもしれない。
    冒頭の写真。
    毒物を顔にかけられた直後。両手と顔が緑色になり片目がふさがっている。これには衝撃を受けた。
    そして、純粋に読み物として面白い。
    文章は読みやすく、とんでもない状況なのにユーモアにあふれているところがいい。
    情報が少なく(プロパガンダばかりだし)よく分からないロシアという国を、中の人がソ連時代から解説してくれているような面白さもある。
    読んでしまったからにはもう戻れない。
    ニュースの見方や世界観がガラッと変わった。

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    2024年12月22日
  • 白い拷問 自由のために闘うイラン女性の記録

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    イランで実際にあった、というか現在進行形である、白い拷問のお話。
    独房に入れられた女性たちの生きる気力や正気、そして健康を奪い、精神的に恐怖と権力で抑圧し支配していく恐ろしい拷問。直接的な暴力ではなく間接的な暴力。人権やプライバシーなど無い。人として扱われない。屈辱的な日々のインタビュー集。
    読むと暗い気持ちになることは確かですが、このような非人道的なことが今も行われている現実を私たちは知る必要がある。
    筆者も問題提起している通り、男尊女卑がいまだに根強く残る日本にとっては、決して他人事だとは言い難いのかもしれない。

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    2025年11月11日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    残念ながら亡くなってしまったナワリヌイ氏なので、とても、読み進めるのが辛い本となった。

    プーチンによる暗殺(未遂)やウクライナ侵略などなど、本当に許せない話ばかりだが、結局トランプは許してしまいそうな情勢(2025年2月時点)

    ロシア国民に向けてではなく、プーチンに報いを受けさせたいが、、、叶うのだろうか。。。

    新聞記者に記事を書かせたり、討論会を開いて人を集めたり、株主になって株主総会で発言したり、YouTube、Instagramを有効活用したり、、、

    プーチンにとっては早く殺したくて仕方なかったのだろうけど、西側諸国や国連、各種人権団体が、彼を救うことはできなかったのだろうか、、

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    2025年02月28日
  • PATRIOT プーチンを追い詰めた男 最後の手記

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    ネタバレ

    現代の、現実の人間のお話なのですね。

    アレクセイ・ナワリヌイさんについて、映画なども出されていたそうですが、正直私は名前ぐらいしか知らなかったので、すべて無知から読んだために、消化に少し時間がかかるというか、でも結末を知っているとなると、どう読んだらいいのか、どう受け止めたらいいのか、という具合でした。

    学生の頃の単位取得のお話など、社会の隅々にまで浸透している汚職のしきたりが、自身の体験を持って共有されていて、

    それがフィクションの伏線だったらいいのですが、

    本当に皮肉だなーというか。

    そして、何度も逮捕され、プーチンという恐怖政治家を敵に回してまで本当にここまでよく活動し続けられ

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    2024年12月30日
  • 白い拷問 自由のために闘うイラン女性の記録

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    2023年にノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディさんの手記と、ナルゲスさんと同じく独房に閉じ込められ拷問を受けた13人の女性受刑者へのインタビュー集。
    中東・イランで女性として生きる。ただそれだけのことがここまで辛く苦しいとは……と絶句した。もちろん、男性だから楽に生きられるというわけではないのだが、それでもである。
    セミダブルベッドくらいしかない独房の狭さ(120×200)にも驚愕。閉所恐怖症にもなるなあ。
    愉しみを見出す読書でないことは承知しているが、語られる内容がほぼ同じなので、少々飽きてしまった。申し訳ない。

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    2024年07月27日