十倉実佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は葬儀ディレクターであり、8歳の時に目の前で転落死を目撃した体験がある。
子供達が疑問に思っている「死」や「墓」についての、
親や普通の大人ではタジタジしてしまうような質問を、
ユーモアを交え、真摯に答えてくれる。
子供から大人まで、読んでタメになって楽しめる本。
飛行機の中で隣の人が突然死をしたら、満席の場合そのままにされることが?
宇宙飛行士が遊泳中、突然死んだら?
とか、様々なところで「死」は隣りあわせ。
ミイラがどう作られるか、興味深かった。
アメリカでのお墓事情も詳しく書いてある。
死後の体がどう変化するか、とか、エンバーミングの仕方などとても勉強になった。
脳死= -
Posted by ブクログ
著者は葬儀屋さん。作家(『煙が目にしみる 火葬場が教えてくれたこと』、『世界のすごいお葬式』がニューヨークタイムズ紙ベストセラーに)でもあり、YouTubeチャンネル(「教えて葬儀屋さん」Ask a Morticician)も持っています。
元々、葬儀屋を志したのは、8歳の時、人の死(少女の転落死)をはじめて目にしたからだそうで、それ自体もショッキングではあったでしょうが、その年になるまで人の死に触れたことがなかったこともショックだったようです。
つまり、人は誰しも死ぬものなのに、死が人から、特に子供たちから過剰に遠ざけられていないか。
その疑問が出発点にあるようです。
さて、本書はそんな彼