ケイティ・ミルクマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
行動科学に基づいた具体的なテクニックが学べる一冊でした。特に「フレッシュスタート」や「誘惑バンドル」の考え方が参考になりました。
自分自身はある程度忍耐で乗り越えられることも、高校生の子どもにはまだ難しい。この本を読んで、忍耐だけに頼るのではなく、好きなことと学習を組み合わせて続けられる仕組みを作ることの重要性を理解できました。
また、「人は助言をされるよりも、誰かに助言することで自信がみなぎり成果を出す」という知見も印象的で、実践してみようと思いました。
新学期などの節目を利用する戦略など、今後の有効なヒントとなり得そうな内容が豊富でした。 -
Posted by ブクログ
北海道旅行(3/9-3/12)の時に読んでいた本を今感想書くという。
この本は題名は「自分を変える方法」と大々的に書いてあるが、
書いてあることは、
「面倒なことを、めんどくさくないと
自分自身に思わせるためにはどうしたらよいか。」
「新しいことを始めるとき、人間はみな腰が重い。
それをスッと始めるためにはどうしたらよいか。」
が書かれている、ハウツー本である。
私は春休み中かなり怠惰な生活を送っていた。
そして、これまでの大学生活の中でも、夜遅くまでインスタの
リールを見てしまい、翌日の授業が眠たい。
のような事例が多々あった。
このだめな生活習慣を断ち切り、何か目標に向かって努力をする -
Posted by ブクログ
ネタバレ良いことをする時は今すぐ喜びや満足感が得られない。→現在バイアス
追求そのものを楽しくする
意志力を過信するのをやめる→困難な目標にもっとうまく取り組める
人は楽しくなければやらない
大人は子供よりも後回しにする回路が発達してるが、基本は子供と変わらない
誘惑ハンドル(抱き合わせ)
→運動しながら楽しい本のオーディブルをきく
※差の数値微妙そうだけど
賞賛や評価が継続につながる
くだらないと感じた瞬間台無しになる
自分にとって有益な行動が、都合よく楽しいものであることはほとんどない
経済学の原則
→拘束よりも自由 制限よりも柔軟
だけど人はこれに反する選択をすることがある
→ -
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Posted by ブクログ
ネタバレフレッシュスタート効果=新たなスタート、のタイミングを利用する。「今変わらないと二度と変われない」
引っ越し後の行動変容は成功率が高い。
始める日は、初日感が出る名前をつける。
新年の誓い=誓わなけば始まらない。
未来の自分を信じない=現在バイアスに戦う方法。自分の失敗には目をつぶる。
意志力を過信しない。活動に楽しみを加える=どんな薬も砂糖で飲める。
誘惑抱き合わせ戦略=ジムでしかドラマを見られない。
ゲーム化=自発的に設定することが大事。義務的だと効果がない。欲求を味方につける。
鍵付き口座で制限を付けたほうが貯蓄が進む。
自分を縛り付けて先延ばしをさせない。
あらかじめ、行動の先回りを -
Posted by ブクログ
スタートは、日々の行き詰まりを「解決すべき具体的な問題」=敵として捉える。
最強の戦略家は、敵を正しく評価し、それに合わせて戦略を調整する。
始めるタイミングは「フレッシュスタート」
元旦でも月初、週頭でもいい
環境変化などもってこい
何度でもリセット&トライ
上手く回っている時は要注意→悪い方向に行く
可能性がある
自分の意志を過信しない。人は楽な方に流れる
誘惑バンドル(楽しい事とセットで行う)
ゲーム化(目標追求に目先の満足を加える)
目標達成の為に「自分に誓約をかける」事も必要
誘惑に先回りしてコミットメント装置を作る
金銭をかける「キツいコミットメン -
Posted by ブクログ
行動科学に基づくやり方で参考になりました。
自分の行動変容だけでなく、子どもの行動変容にも役立てそうです。(私自身が中学受験を控える子どもがおり、自信を持たせることとか、同レベルの集団で影響を与え合う環境におくことの重要性を認識しました。)
世間でのいろいろなサービスや行政の施策にもこれらの理論が使われていそうであることが認識できました。
そういった理論が使われていることを踏まえた上で、各種の施策に対して自分がどのような行動を取るのがよいかを判断していくことができるようになるので、今後の人生に大きく活かせそうです。
同調の章に悪用のことについて言及されていますので、実生活でも注意したいと思 -
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Posted by ブクログ
・自分を変えるには、キリがいいタイミングが有効(大晦日、新年、誕生日、何かの記念日)→成功率が高い
→なぜか?普通の平日ではきっかけが弱い→大きな背中を押してもらえるきっかけが必要
・成功率は上記方法をとって、2割。つまり、失敗がデフォルトである。
・3回習慣とめると、辞める可能性が格段に上がってしまう
・人間は今すぐ得られる快楽を優先する
・飴と鞭の飴を準備する- 誘惑を味方につける。(根性論でやらない) 快楽にリスクを設定する。(罰金を作る、など。鞭は自分が痛いと思う内容でなければ意味がない)
・忘れないために、目標を書いて紙を貼る -
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Posted by ブクログ
装丁が妙である。表紙にでかでかと「おきあがりこぼし」のようなシルエットがある。しかも金属調の光沢プリントだ。背の部分にもその金属調の光沢プリントが施されている。見た目が悪く、一般的にはないデザインだ。
行動科学の本なので、人間心理を利用した効果を狙ったものかとも思ったが、読み終わってみると何の狙いもないことがわかった。念のため原著の「How to Change: The Science of Getting from Where You Are to Where You Want to Be」の装丁を見てみたが、シンプルな普通のデザインだった。
本文は2色刷りで、小見出しや重要な部分の色が水