飯島愛のレビュー一覧
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父親との対立、家出、援助交際、整形、AV出演、そして中絶…。飯島愛さんが28歳の誕生日に出版した自叙伝はいろいろ考えさせられました。もしも自分が飯島さんと同じように、家庭の事情が原因でグレてしまったらと思うとゾッとします。家出して自ら死を選ぶか、たとえ死を選んだとしても、誰かに運よく助けられるか…。
私の場合、家庭の事情はそんなに問題はないのですが、学校の事情に問題がありました。いじめが原因で東京の女子校に逃げたのですが、受験が終わってスッキリしたため、未来の事なんてまったく考えずに学校生活を送っていました。まさに「今日が愉しければいい」といったところです。だから、飯島さんが「今日が愉しければ -
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飯島愛さんのことはよく知らない私だったが、とても面白く読んだ。
実体験に基づいて幼少期の非行時代から一人暮らし時代、芸能界時代に渡って余すところなく主観的に記述されている。
その夜の世界っぷりが生々しくて危うく、未体験の出来事の連続に興味が寄せられる。
何より良かったのは構成。最後には家族と仲直りしたことに安心感を覚えた……かと思いきや、母親が娘の非行時代に残していた日記が衝撃。
まだ私は22歳だから親の気持ちってなんとなく分かり始めた程度だったが、想像を遥かに超えていた。
まさに「人を傷つけるのならば自分が傷ついたほうがいい」に尽きる。
ノンフィクションに勝るドラマはないってのを体現し -
Posted by ブクログ
親が厳しくてグレてしまった話。
最終的にはav女優になる飯島愛だが彼女は昔よくタレントでも出ており、ハッキリモノをいう、派手な女性というイメージが強い。
グレてしまってavに出たが、最後には親と会って和解したもハッピーエンドでこの本は終わる。
この本で学ぶべき事は子供に対してあまりにも厳しい接しない。頑張った時は褒めてあげる。
どんなにグレても人の心を少しでも残っていれば親と和解し合えることができる。
最後に親の日記を読んで親の愛情を感じることができて親と和解するが、すべてが間違った育て方をしたわけではない事が分かる。
キャバやavなど当時のぎりバブル世代に生きた飯島愛なので派手な生活をら伺 -
Posted by ブクログ
この本は、古本屋で100円で買った。当然、だれかが売ったのだ。奥付けを見ると、2009年に増刷されたもの。つまり、売った主は、飯島愛が死んでから本書を手に入れたことになる。彼は、あるいは彼女は、なぜ売ったのだろう。
2008年の12月。飯島愛死去のニュースを見て、わたしは動揺した。すぐさま、好きな男にメールを打った。仕事も手につかなかった。別に、特別好きだったわけでもないのに。男は「引きずられるから、あまり考えるな」といった。わたしは自殺だと思って疑わなかったし、肺炎だと報じられても信じ込んでいた。いまでは、どちらでもいいと思っている。飯島愛がもうこの世にいない、という事実が転がるだけだ -
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ゴーストライター(そんなこと最初からみんなわかっている笑)も様々な世間の批判も、全部全部横に置いといてもっ、壮絶で面白い!
基本的に、善悪のバイアスがスリザリン笑
枠にはまらない生き方は好きだけど、賢明に考えて生きることの大切さをあらためて考えさせられたし、読んでいて普通に面白かった。
最後の一説で、
「愛されていることを実感できる人は、他人を愛することができる。私に大切なのは愛することだ。」
とあるように、 「飯島愛」と言う芸名の通り、すべてにおいて”愛”を大切に生きることが出来ていたのなら、よかったのにな。
あとがきの、
「私を助けてくれた全ての人に簡単な言葉だけど。ありがとう。私 -
Posted by ブクログ
AV女優でタレントの飯島愛が、自身の半生を語った自伝的エッセイです。
厳しい父と世間体を気にする母への反発から家出し、水商売から援助交際に手を染めるようになり、AV女優としてデビュー、さらにテレビの深夜番組に出演するまでの経緯が、赤裸々に綴られています。「愛」という名前の通り、愛する男たちとの出会いと別れに苦しむ姿も語られてはいますが、鬱陶しさや湿っぽさはあまりなく、テレビで見ていた、あけっぴろげでざっくばらんな著者の姿を思い出します。
自分の居場所を求めて彷徨を続ける少女が、家族と和解し、長く続ける気などまったくなかった芸能界に自分の居場所を見いだすという締めくくりは、少しとってつけたよ -
Posted by ブクログ
さすがにこの本のタイトルをブログタイトルにはできなかった。
先日出先で、手持ちを全部読み終わってしまったため、ふら~っと立ち寄った有楽町の駅の本屋に平積みされていた、飯島愛の半生記。
出版されたころは、かなり話題になったが、ハードカバーを買わない私は、多少気にしつつも素通りしてきた。それが文庫になって平積みされていた。
そういえば先週末に、昨年のクリスマスイブの日に悲しい姿で発見された飯島愛の追悼の会が催されていたっけ。
何気なく手にとって買ってしまった。
よく人気タレントがここまで書いたなというくらい、彼女の10代は正真正銘の不良少女だった。
そこに行き着くまでの苦しい胸の内は、 -
Posted by ブクログ
文庫化した際に買って読んでたのですが、クリスマスイブの訃報を機に再読。
7年も前に読んだので内容ほとんど覚えてませんでした。
今回読んだ感想…文字が大きい(って内容関係ないか)。1ページの文字数少ないのであっという間に読み終わりました。
“そうやって、生きてきた――。家出、援助交際、AV出演……。人気タレント・飯島愛が自らの過去を赤裸々に綴った自伝的エッセイ。100万部を超えるベストセラーを記録し、台湾語版、韓国版も発売。相次いでドラマ化、映画化も決定した話題作がついに文庫化した。”
まるでケータイ小説のような(ケータイ小説読んだことないけど)物語でした。
今さらですが、波