本明秀文のレビュー一覧
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「明らかにスニーカーは競争相手がいない」と思った。
ここは僕が戦えるフィールドだと確信した。
お客さんが今欲しいものだけを集めていたから、反動で在庫過多になることもなかった。商売がうまくいった秘訣は、スニーカーを「好き」ではなく「売れる」という目線で見る冷静さがあったからかもしれない。
僕は「時間」について、昔から執着があった。大学時代には難解かつ大著で知られるドイツの哲学者、マルティン・ハイデガーの『存在と時間』に手を出して、およそ理解したとは言えないけど、苦労して読み通したこともある。
速さがサービスの向上になると信じていた。
お客さんの時間を無駄にしない。
より速い流通や提案の仕方 -
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本明秀文
「atmos」創設者。元「Foot Locker atmos Japan」最高経営責任者。1968年生まれ。90年代初頭より、米国フィラデルフィアの大学に通いながらスニーカー収集に情熱を注ぐ。商社勤務を経て、1996年に原宿で「CHAPTER」、2000年に「atmos」をオープン。独自のディレクションが国内外で名を轟かせ、ニューヨーク店をはじめ海外13店舗を含む45店舗に拡大。2021年、米国「Foot Locker」が約400億円で買収を発表。スニーカービジネスの表と裏を知り尽くす業界のキーパーソン。
スニーカー学 atmos創設者が振り返るシーンの栄枯盛衰
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ランニングシューズは私にとっては消耗品。おおよそ800KM走れば買い替える。
アディダス、ニューバランス、ナイキを購入。オールバーズもある。
この本ではそのあたりのメーカー名がごろごろ出てくるが、語られる世界は
私が知っているそれとは全然違う、経済、マネーの世界。
著者がたとえていたが、千利休の茶器の世界と同じなのだ。
利休が、「これは価値がある」といえば、信長や秀吉がその権力をつかってまでも
入手したくなる。それとそっくりのものが二束三文であっても。
スニーカーにもそういう世界があるという。
ジーンズについては昔からそういう話は聞いていた。
シューズでも、エアジョーダンが手に入らない、なんて -
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スニーカーショップアトモスの創業者の物語。
アトモスが老舗であることはなんとなく知っていたが、その前身であるチャプターは、エアジョーダンブームの最中、海外からの並行輸入で日本一エアジョーダンを売り捌き、その後もNIKEの別注、特にアトモスエレファントなど数々の名作を生み出したことは知らなかった。
NIKEに事業の命運を賭け、結果的に大勝ちしたアトモスは2021年にフットロッカー傘下になり、経営拡大を続けている。
社会人時代に身につけた貿易実務、並行輸入で得た目利き力、情報収集のための弛まぬ努力、当たり前のように書いているが、とんでもない努力家の物語であった。 -
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スニーカー学 atmos創設者が振り返るシーンの栄枯盛衰
著者:本明秀文
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**内容紹介:**
本書は、atmos創設者である本明秀文氏がスニーカーカルチャーの歴史を振り返りながら、その発展や変化、さらにはスニーカー市場と経済のつながりを語った一冊です。日本人がいかにスニーカーの価値を見出し、ファッションや投資としての存在に変化させてきたか、また転売ヤーの台頭やSNSの影響が市場にどのような変化をもたらしたかについても掘り下げています。スニーカーファンのみならず、ファッションや経済の視点からも楽しめる内容となっています。
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**感想:**
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