by 本明 秀文
最初期のチーマーたちは明治大学付属中野中学・高等学校や青山学院高等部など、名門私立大学の附属高校に通う富裕層の高校生が主要なメンバーで、自分たちのチーム名を刺繍したスタジャンを作ったりと、サークル活動のようなノリではじまった牧歌的なものでした。しかし、次第に人数が増えるに従ってチーム同士の対立も増え、徐々に不良グループ化していきました。彼らの溜まり場が渋谷のセンター街近辺であったことから、そのファッションスタイルはやがて渋カジと呼ばれるようになり、あっという間に全国へと波及していきました。