林けんじろうのレビュー一覧

  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    主人公のイルキがいとこの零した願いを叶えるべく、
    中学校の同級生のハジメと、尾道から京都へと目指すお話です。難病で一日を家で生活するいとこが以前つくった映画を見つけるために、イルキとハジメがお互いを尊重し助け合う姿が本当に素晴らしかったです。
    岡山弁と関西弁で最初は戸惑いましたが、段々愛着が湧いてきて会話のテンポも心地よくなりました。また、方言がキャラにしっかりと馴染んでて個性を作っていたと思います。いつの間にかに夢中になって読み進めていました。イルキとハジメ、この2人が大好きな登場人物で、また読み返したいと思う作品です。

    0
    2025年03月21日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    2021年講談社児童文学新人賞佳作。会話文が広島弁とこてこての大阪弁なのは、作者が広島生まれで、大学が大阪だったからだろう。私にとって馴染みのある言い回しはすっと入ってきて、読みやすかったし共感性が増した感じがする。
    多発生硬化症を発症した映画好きの従兄弟がポツンともらした「観たいな」の一言から、映画を探し出し、尾道から京都まで強行突破の日帰り旅行を敢行するイルキ。同行は大阪から引っ越してきたハジメ。彼らを取り巻く日常はさらりと表現されているためか、2人の感情面がより浮かび上がっているように思った。
    大切な友と出会えて、冒険してしまえるのも10代。大人とは違う見方、彼らからではの視点、、、昔を

    0
    2025年09月27日
  • 不完全宣言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    香保の誕生日は5月5日。毎年お父さんの妹ネリちゃんの住む鎌倉で誕生日会をしている。
    12歳の誕生日。鈍臭くて頼りないお父さんとなんとなく一緒にいたくない、そう思った香保は当日、鎌倉の友達、椎菜の探し物に付き合ってほぼ無断で東京まで出ていった。



    親からのエスケープ。これくらいの年齢の子にありそうだなあと思いながら読みました。
    東京や鎌倉の地名や施設が出てくるので、関東に住んでいる人にとっては馴染みがありそうです。馴染みはなくとも、色々なところを散策するような描写は楽しかったです。
    サクサク読みやすく、程よい長さで内容も面白かったのですが、最後は少し不完全燃焼だと思ってしまいました。
    娘から

    0
    2025年09月28日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    男たちの友情にフォーカスされている気持のよい話
    途中まで主人公の性別がわからなかった(挿絵からだいたいわかるが)
    難病あり小さな旅ありどつきあいありと要素を並べてみるとコテコテだが、方言と映画がアクセントになっている
    ハジメがいやに大人びているのが若干ご都合主義感はある
    ラストは唐突に感じたが、やさしい気持ちが受け継がれるという描写と考えれば必要といえる

    0
    2025年08月06日
  • ブルーラインから、はるか

    Posted by ブクログ

    しまなみ海道を自転車で走る小学生たちの話
    片方が方言なのが地方らしさが強まってよい
    小学生らしい無謀さで起伏があって楽しい
    ただいじめがどうたらのくだりは別にいらなかった気もするがきれいすぎるのを嫌ったか

    0
    2025年06月23日
  • ブルーラインから、はるか

    Posted by ブクログ

    2人の小学生が、尾道今治往復を、自転車で目指す話。
    体が弱くて慎重な子と、考えるより先に体が動くタイプの行動派の子のコンビ。
    自分が小学生だった時、「冒険」したことを思い出したり、しまなみ海道サイクリングしたいなーと思ったりした。

    0
    2025年02月11日
  • ブルーラインから、はるか

    Posted by ブクログ

    しまなみ海道を自転車で走ったことがある人、走りたい人は子どもだけでなく、大人も楽しめる。ピンチを次々と乗り越えていく様は爽快!

    0
    2024年10月04日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    難病のいとこが小さく呟いた願いを
    拾って、握りしめたイルキくん
    関西出身のハジメくんと、青春18切符の旅に出る!

    めっちゃ岡山弁満載!!!+関西弁
    馴染みのない人は、脳内でどうやって再生されるんだろう?こてこてのイントネーションで、ぜひ!!

    0
    2023年05月12日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    児童書。
    多発性硬化症になった従兄弟のせいちゃんのために、観たがっている映画を探し当てて届けたイルキ。
    方言がうまく使われていて、温かい気持ちになった。
    「ヒッツキモッツキ」って、可愛すぎて日常使いしたいくらい。

    0
    2022年11月01日
  • 不完全宣言

    Posted by ブクログ

    誕生日に親友の大切なものを探しに行く。完全じゃなくてもいい、大事なものは人それぞれ。不完全な人間でも誰かの大切な宝物。児童文学だけど、テンポよく話が進んでさくさく読めた。

    0
    2025年08月25日
  • ブルーラインから、はるか

    Posted by ブクログ


    自由研究に付き合ってほしいと言われて、しまなみ海道を往復にチャレンジする小学生2人。
    ママチャリでしまなみ海道往復140キロ走破なんて無謀すぎると思ったけど小学生の冒険なんて計画性なんて無いもんな〜。
    夏の暑さ、サイクリングの大変さとトラブルがいきいきと描かれてていて、初めは仲良くなかった2人がサイクリングを通して仲を深める姿が爽やか。

    0
    2025年08月21日
  • ブルーラインから、はるか

    Posted by ブクログ

    小学生6年生のコタと2コ下の風馬の2人が、しまなみ街道を尾道から今治まで自転車でゆく。普通に一日で往復できるの?行ってみたい!

    0
    2024年10月19日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を、大切なものを、見つけに行こう。

    イルキのいとこ「せいちゃん」は難病を患っている。ある日、せいちゃんが映画が見たいと言った。配信でもやっていないその映画のDVDを手に入れるために、イルキはハジメと一緒に京都を目指す。

    父が心を患って、母の故郷である尾道に移ってきた、大阪弁を忘れないハジメ。2人で青春18きっぷを使って尾道から京都を目指す。イルキの父のわかったような態度が印象的。たどり着いた京都と、出会えた監督。みんな何かを抱えて戦っている。だから相手がしんどいときには、寄り添うのだ。それだけでいい。

    0
    2024年09月16日
  • 星屑すぴりっと

    Posted by ブクログ

    ASLを患っているいとこのおにいちゃんが見たいといった映画を、同級生とともに探し出す青春ロードノベル。高学年~

    0
    2022年11月14日