あらすじ
夏休みが始まって10日目。
家を避け、市内の図書館に避難していたコタは、なまいきな小4の風馬に声をかけられる。
「もしひまだったら、ぼくの自由研究を手伝ってほしいんだ」
ほとんど話したこともない後輩からの頼みは、二人が住む広島-尾道から愛媛-今治を結ぶ「しまなみ海道」をチャリで渡りきること。
反発しながらも、風馬と一緒にしまなみ海道を渡り始めたコタ。
大きな橋、広がる海──。
さまざまな経験を共有し、互いのこともわかり始めたころ。不意に風馬が誰かを探しはじめ……。
孤独を癒す夏の日を爽やかに駆け抜ける、青春ロードノベル。
第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。
[選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
しまなみ海道を自転車で走る小学生たちの話
片方が方言なのが地方らしさが強まってよい
小学生らしい無謀さで起伏があって楽しい
ただいじめがどうたらのくだりは別にいらなかった気もするがきれいすぎるのを嫌ったか
Posted by ブクログ
2人の小学生が、尾道今治往復を、自転車で目指す話。
体が弱くて慎重な子と、考えるより先に体が動くタイプの行動派の子のコンビ。
自分が小学生だった時、「冒険」したことを思い出したり、しまなみ海道サイクリングしたいなーと思ったりした。
Posted by ブクログ
自由研究に付き合ってほしいと言われて、しまなみ海道を往復にチャレンジする小学生2人。
ママチャリでしまなみ海道往復140キロ走破なんて無謀すぎると思ったけど小学生の冒険なんて計画性なんて無いもんな〜。
夏の暑さ、サイクリングの大変さとトラブルがいきいきと描かれてていて、初めは仲良くなかった2人がサイクリングを通して仲を深める姿が爽やか。